844電話番号はどこの国?詐欺の見分け方と出てしまった時の対処法

844から始まる電話番号はどこから?詐欺か正規か即判断できるフローチャート付き。電話番号の正体、詐欺手口、状況別対処法を解説。心当たりのない844番号への対応方法が分かります。

スマホに「+1 (844)」から始まる見知らぬ着信があって、不安に感じていませんか?「どこからの電話なんだろう」「出てしまったけど大丈夫かな」と心配になりますよね。

結論からお伝えすると、844は北米(アメリカ・カナダ)のフリーダイヤルに使われる番号なんですが、日本にかかってくる場合は詐欺電話の可能性がとても高いです。特に2024年から2025年にかけて、NTTファイナンスやインターネットホットラインセンターを騙る詐欺電話が急増しているんですよ。

でも、もし電話に出てしまっても、すぐに切れば金銭的な被害はほとんどありません。大切なのは正しい対処法を知っておくことです。この記事では、844番号の正体から具体的な対処法、予防策まで分かりやすく解説していきますね。

📋 この記事でわかること

  • 844から始まる電話番号の正体と日本にかかってくる理由
  • 詐欺電話と正規の連絡を見分ける具体的な方法
  • NTTファイナンス詐欺をはじめとする最新の詐欺手口
  • 電話に出てしまった時の状況別対処法
  • 絶対にやってはいけないNG行動3つ
  • 今日から実践できる予防対策5つ
  • 被害に遭った場合の相談窓口と連絡方法

844電話番号の正体とは?基礎知識を解説

まずは844番号について、基本的なことから理解していきましょう。「+1 (844)」という表記を見たことがあると思いますが、これにはちゃんと意味があるんです。

+1(844)の「+1」と「844」それぞれの意味

電話番号の最初に付いている「+1」は国番号といって、アメリカとカナダを表す記号なんです。国際電話をかける時に必ず必要になる番号で、日本の国番号は「+81」になります。

そして「844」の部分は、北米で使われているフリーダイヤルを示す特殊な番号なんですよ。日本でいうところの「0120」と同じような役割を果たしています。

📞 電話番号の構造

+1(国番号:北米)+ 844(フリーダイヤル識別番号)+ XXX-XXXX(加入者番号)

844番号は北米のフリーダイヤル(トールフリー番号)

844という番号は、2013年に北米で導入されたトールフリー番号(着信課金番号)なんです。これは発信者側の通話料が無料になる仕組みで、企業のカスタマーサポートなどで広く使われています。

北米では、800、888、877、866、855、844、833といった番号がすべてフリーダイヤルとして機能しているんですよ。企業にとっては、お客様が気軽に電話できるようにするためのサービス番号というわけです。

日本の市外局番と違って、844番号は特定の地域に紐付いていません。つまり、この番号だけでは発信元がアメリカのどこなのか、カナダなのか、まったく分からないんです。北米在住者なら誰でも比較的簡単に契約できるため、残念ながら詐欺に悪用されやすいという特徴があります。

なぜ日本にかかってくるのか?

「でも、なんで北米のフリーダイヤルが日本にかかってくるの?」と疑問に思いますよね。実は、いくつかの理由があるんです。

まず、正規の理由としては、海外のサービスを利用している場合があります。たとえば、Amazonの海外サイトで買い物をしたり、海外の航空会社やホテルを予約したりすると、カスタマーサポートから844番号で連絡が来ることがあるんです。

一方で、詐欺グループが844番号を使う理由もはっきりしています。2023年に日本で「050」から始まるIP電話の契約時に本人確認が義務化されたため、詐欺に使いにくくなったんですね。そこで代わりに国際電話番号を使う手口が急増しているんです。

⚠️ 詐欺グループが国際電話を選ぶ理由

  • 本人確認が不要海外のVoIPサービスを使えば、簡単に番号を取得できる
  • 発信元の特定が困難どこから電話をかけているのか追跡しにくい
  • フリーダイヤルの信頼感「企業からの正式な連絡」と誤解させやすい

無料通話アプリが普及している現代、わざわざ国際電話料金がかかる844番号から個人に連絡してくる正当な理由は、ほとんどないと考えていいでしょう。

【フローチャート】あなたの着信は詐欺?正規?即座に判断する方法

844番号から着信があった時、「これは詐欺なのか、それとも正規の連絡なのか」を判断する方法をお伝えしますね。以下の質問に順番に答えていってください。

🔍 5つの質問で即判断!

1
海外のサービスや通販サイトを最近利用しましたか?
NOの場合ほぼ確実に詐欺です。無視してください。
YESの場合次の質問へ
2
その企業の公式サイトに、この844番号が記載されていますか?
NO / 確認できない詐欺の可能性が高いです。
YES次の質問へ
3
自動音声で「未納料金」「法的措置」などの緊急性を煽る内容でしたか?
YES100%詐欺です。すぐに切ってください。
NO次の質問へ
4
個人情報(住所、口座番号、クレジットカード情報など)を求められましたか?
YES詐欺です。絶対に情報を伝えないでください。
NO次の質問へ
5
公式サイトやアプリに同じ内容の通知がありますか?
NO詐欺の可能性が高いです。電話には出ないでください。
YES正規の連絡の可能性がありますが、念のため公式の連絡先に確認を。

💡 判断のポイント

心当たりのない844番号からの着信は、ほぼ100%詐欺と考えて間違いありません。特に自動音声で緊急性を煽る内容や、個人情報を求める内容は確実に詐欺です。

心当たりのある取引・サービスがあるか

正規の連絡の場合、必ずあなた自身が利用したサービスや商品に関する連絡のはずです。たとえば、海外のECサイトで買い物をした、海外の航空券を予約した、海外のサブスクリプションサービスに登録しているなど、明確な理由があるはずなんですね。

逆に言えば、まったく心当たりがない844番号からの連絡は、その時点で詐欺だと判断していいんです。

公式サイトに掲載されている番号か

もし心当たりがある場合でも、必ずその企業の公式ウェブサイトで電話番号を確認してください。正規の企業なら、カスタマーサポートの電話番号を公式サイトに明記しているはずです。

かかってきた番号と公式サイトの番号が一致しない場合は、たとえ企業名を名乗っていても詐欺の可能性が高いです。かかってきた番号には折り返さず、公式サイトに記載されている番号に自分からかけ直すようにしましょう。

自動音声で緊急性を煽っているか

これは非常に重要な判断基準です。正規の企業が、いきなり自動音声で「未納料金があります」「今日中に連絡しないと法的措置を取ります」なんて連絡をすることは、まずありません。

特にNTTファイナンスやNTT東日本、NTTドコモは、公式に「自動音声ガイダンスで未納料金の連絡や回線停止の通知をすることはない」と明言しているんですよ。

個人情報や金銭を要求されたか

電話で個人情報や金銭を直接要求してくるのは、確実に詐欺の手口です。正規の企業は、電話で口座番号やクレジットカード情報を聞くことはありません。

特に「コンビニで電子マネーを買って番号を教えてください」という指示は、詐欺の典型的な手口なんです。正規の企業が電子マネーでの支払いを要求することは絶対にありません。

844を使った詐欺電話の最新手口【2025年版】

2024年から2025年にかけて報告されている、844番号を使った詐欺の具体的な手口を詳しく見ていきましょう。手口を知っておけば、冷静に対処できますよ。

NTTファイナンスを装う未納料金詐欺

これが現在最も多く報告されている詐欺手口です。+1 (844)から始まる番号から着信があり、自動音声で次のようなメッセージが流れます。

🎙️ 実際の自動音声の例

「こちらはNTTファイナンスです。お客様の電話料金が未納となっており、本日中に連絡がない場合は法的措置に移行いたします。オペレーターとお話になりたい方は1を押してください」

「NTTファイナンスより重要なお知らせです。現在ご利用中の電話回線にて未納料金が発生しているため、法的措置へ移行いたします。オペレーターへおつなぎする場合は1を押してください」

この手口の特徴は、実在する大手企業の名前を使って信用させることにあります。NTTファイナンスは実在する会社で、NTT関連の料金を請求する正規の企業なんですね。だからこそ、多くの人が「本当かもしれない」と不安になってしまうんです。

自動音声の指示に従ってボタンを押すと、オペレーターに繋がります。そこで「有料サイトやアプリの未納料金がある」「このまま支払わないと裁判になる」などと脅され、コンビニでプリペイド型電子マネーを購入して番号を伝えるよう指示されるんです。

実際、NTTファイナンス公式サイトでは、国際電話で連絡することは一切ないと明記されています。2024年から2025年にかけて、同社のカスタマーセンターに寄せられた相談件数は数千件以上にのぼっています。

ソフトバンク・携帯キャリアを装う回線停止詐欺

NTTファイナンスと同様に、ソフトバンクやドコモ、auなどの携帯キャリアを騙る手口も報告されています。

「携帯料金の未納により、本日中に回線を停止します」といった自動音声が流れ、不安を煽ってきます。実際には、携帯キャリアが国際電話で料金未納を知らせることはありませんし、ましてや自動音声で連絡することもないんです。

正規の携帯キャリアからの連絡は、登録しているメールアドレスやSMS、公式アプリの通知で届きます。電話で連絡が来る場合も、日本国内の番号からかかってくるはずです。

中国語による大使館詐欺

日本在住の中国人をターゲットにした手口も確認されています。844番号から着信があり、中国語の自動音声で「中国大使館からの重要な連絡」「パスポートや身分証明書の問題」などと告げられます。

中国大使館を装って個人情報を聞き出したり、金銭を要求したりする詐欺なんですが、日本語が母国語でない方は特に不安になりやすく、被害に遭うケースがあります。

もちろん、中国大使館が国際電話で個人に連絡することはありませんし、電話で個人情報を求めることもありません。

クレジットカード会社・金融機関を装う詐欺

「あなたのクレジットカードで不正利用が検知されました」「口座が凍結される可能性があります」といった内容で、不安を煽ってカード番号や暗証番号を聞き出そうとする手口です。

正規のクレジットカード会社は、不正利用の疑いがある場合、カード番号や暗証番号を電話で確認することはありません。必ず、カード裏面に記載されている正規の連絡先に自分から電話をかけて確認するようにしましょう。

インターネットホットラインセンターを装う詐欺

2024年11月頃から報告され、2025年5月以降急増しているのが、インターネットホットラインセンターを名乗る詐欺です。

🎙️ 実際の自動音声の例

「こちらインターネットホットラインセンターです。第三者の通報により、お客様の電話番号がご利用停止になります。詳細について担当者に確認する場合は1番を押してください」

「こちらは、インターネットホットラインセンターからの最終通知です。こちらの通信サービスに異常が見られるため、今ご利用中のすべての通信サービスを2時間以内に停止いたします。詳細を確認するには『1』を押してください」

インターネットホットラインセンターは、警察庁から業務委託を受けた実在する公的機関で、インターネット上の違法情報の通報窓口として運営されています。しかし、同センターが個人に電話をすることは一切ありません

公式サイトでも「インターネット・ホットラインセンターから個人に対して電話をすることは一切ありません」と注意喚起されています。このような電話は100%詐欺ですので、すぐに切ってください。

医療保険の払い戻し詐欺

「医療費の払い戻しがあります」「保険金の受け取り手続きをしてください」といった内容で連絡してくる手口もあります。

実際の医療保険の払い戻しは、保険組合や自治体から書面で通知が届くのが一般的です。いきなり国際電話で連絡が来ることはまずありません。

844番号が詐欺に悪用される3つの理由

なぜ詐欺グループは844番号を好んで使うのでしょうか?主な理由は3つあります。

詐欺に悪用される理由

  1. フリーダイヤルという信頼感
    多くの人が「フリーダイヤル=企業の正規番号」というイメージを持っています。この心理を利用して、詐欺グループは信用を得ようとするんです。
  2. 国際電話規制の抜け穴
    日本で規制が強化されたIP電話の代わりに、海外のVoIPサービスを使えば簡単に番号を取得できます。本人確認も緩いため、詐欺に使いやすいんですね。
  3. 発信元の特定が困難
    844番号は特定の地域に紐付いていないため、実際にどこから電話をかけているのか分かりません。警察による追跡も難しく、詐欺グループにとって都合がいいんです。

844番号を正規利用している企業・サービス

ここまで詐欺の話ばかりしてきましたが、実際に844番号を正規に使っている企業もあるんですよ。知っておくと、判断の助けになるかもしれません。

Amazonのカスタマーサポート

Amazonの海外サイト(Amazon.comなど)でお買い物をすると、カスタマーサポートから844番号で連絡が来ることがあります。ただし、Amazon.co.jp(日本のサイト)を利用している場合は、844番号から連絡が来ることはありません

もしAmazonからだと思われる844番号から着信があった場合は、電話には出ずに、Amazon公式サイトの「注文履歴」や「メッセージセンター」を確認してください。重要な連絡なら、必ずサイト内にも通知が届いているはずです。

航空会社・ホテルチェーン

海外の航空会社やホテルチェーンの予約確認、変更手続きなどで、844番号が使われることがあります。たとえば、デルタ航空、ユナイテッド航空、マリオット・ホテルなどの北米の企業は、カスタマーサービスに844番号を使っていることがあるんです。

ただし、これも自分で予約した記憶がある場合のみです。心当たりがないのに航空会社やホテルを名乗る電話がかかってきたら、詐欺を疑ってください。

米国政府機関(例844-USA-GOV1)

アメリカ政府の公式コンタクトセンターとして「844-USA-GOV1(844-872-4681)」という番号が実在します。これはアメリカの政府サービスに関する問い合わせ窓口なんですね。

ただ、日本に住んでいる一般の方に、この番号から連絡が来ることはまずありません。

正規企業の844番号を確認する方法

もし844番号から着信があって、「もしかして正規の連絡かも?」と思った場合は、以下の手順で確認してください。

✅ 正規番号の確認手順

  1. かかってきた電話には出ない・折り返さない
  2. その企業の公式ウェブサイトを自分で検索する(検索結果ではなく、公式サイトのURLを確認)
  3. 公式サイトの「お問い合わせ」ページで電話番号を確認する
  4. かかってきた番号と一致するか比較する
  5. 不一致または確認できない場合は、公式サイトに記載されている番号に自分からかける

この手順を踏めば、詐欺に引っかかることはありません。「急がなきゃ」という焦りは禁物です。本当に重要な連絡なら、企業側から複数の方法で連絡してくるはずですから。

844から着信があった時の正しい対処法【状況別】

実際に844番号から着信があった時、どう対応すればいいのか、状況別に具体的な対処法をお伝えしますね。

【ケース1】着信に気づいたが出ていない場合

これが最も安全な状況です。着信履歴に844番号が残っているだけなら、何の心配もいりません。

すぐにやること

  • 折り返し電話をしない(これが一番大切!)
  • 着信拒否設定をする(設定方法は後述)
  • その番号をネットで検索して情報を集める

「気になるから確認したい」という気持ちは分かりますが、心当たりがない番号には絶対に折り返さないことが鉄則です。折り返すと、高額な国際通話料が発生する可能性がありますし、詐欺グループに「この番号は使われている」という情報を与えてしまいます。

本当に重要な連絡なら、相手は留守番電話にメッセージを残すか、別の方法で連絡してくるはずです。

【ケース2】出てしまったがすぐに切った場合

電話に出てしまって、自動音声が流れたり怪しいと感じてすぐに切った場合も、大きな心配は不要です。

今すぐやること

  • 通話を切った後、すぐに着信拒否設定をする
  • 何も操作していない(ボタンを押していない)ことを確認
  • 個人情報を一切話していないことを確認

通話しただけで料金が発生することはありませんし、個人情報が盗まれることもありません。ただ、詐欺グループは「この番号は反応がある」と判断して、再度かけてくる可能性があります。

そのため、できるだけ早く着信拒否設定をしておきましょう。

【ケース3】自動音声でボタンを押してしまった場合

自動音声の指示に従って「1」などのボタンを押してしまった場合は、少し注意が必要です。

ボタンを押してしまった場合の対処

  1. オペレーターに繋がる前に、すぐに電話を切る
  2. 今後、同じ番号や似た番号(+1で始まる番号)から着信が増える可能性がある
  3. 着信拒否設定を徹底する(国際電話全体をブロックするのも効果的)
  4. 不安な場合は、消費者ホットライン(188)に相談する

ボタンを押すと、詐欺グループに「この番号の持ち主は操作に応じた=騙しやすいかもしれない」という情報が伝わってしまいます。あなたの電話番号が「反応のあった番号リスト」として共有され、今後さらに多くの迷惑電話がかかってくる原因になる可能性があるんです。

ただ、ボタンを押しただけで金銭的な被害が出ることはありません。落ち着いて対処してくださいね。

【ケース4】個人情報を伝えてしまった場合

名前、住所、生年月日、電話番号などの個人情報を伝えてしまった場合は、速やかな対応が必要です。

個人情報を伝えてしまった時の緊急対応

今すぐ(24時間以内)

  • 警察に相談最寄りの警察署または#9110(警察相談専用電話)に連絡
  • 消費者ホットライン(188)に相談
  • 伝えた情報に関連するサービスに連絡(クレジットカード会社、銀行など)

その後の対応

  • クレジットカードを止める(カード番号を伝えた場合)
  • 口座の取引履歴を確認(不正な引き落としがないかチェック)
  • パスワードを変更(メールアドレスやSNSのアカウント情報を伝えた場合)
  • 今後の不審な連絡に警戒(二次被害の防止)

特に、銀行口座番号やクレジットカード情報、マイナンバーなどの重要な個人情報を伝えてしまった場合は、必ず警察と関係機関に連絡してください。早期対応が被害を最小限に抑える鍵になります。

【ケース5】折り返してしまった場合

着信履歴を見て、844番号に折り返し電話をかけてしまった場合は、国際通話料が発生している可能性があります。

折り返してしまった場合の対処

  • すぐに電話を切る(通話時間が長いほど料金が高くなる)
  • 通話料金を確認(次の携帯料金明細をチェック)
  • 国際電話の利用を停止(キャリアに連絡して今後の国際電話を規制)
  • 高額請求があった場合は、キャリアと消費者センターに相談

国際電話の通話料は、1分あたり数十円から数百円と高額です。長時間通話してしまうと、数千円から数万円の請求になることもあるんですよ。さらに、繋がった先で巧妙な話術により個人情報を聞き出されるリスクもあります。

もし折り返してしまったら、とにかくすぐに切ることが大切です。そして今後の予防のために、国際電話の利用休止手続きを検討しましょう。

絶対にやってはいけないNG行動3つ

844番号から着信があった時、これだけは絶対にやってはいけない行動を3つお伝えします。これを守れば、被害を防げますよ。

NG行動1自動音声の指示に従ってボタンを押す

自動音声で「オペレーターに繋ぐ場合は1を押してください」「確認する場合は1、確認しない場合は2を押してください」などと言われても、絶対にボタンを押してはいけません

なぜNGなのか

ボタンを押すと、詐欺グループに「この番号は使われている」「反応する人だ」という情報が伝わります。すると、あなたの電話番号が「騙しやすい人リスト」として他の詐欺グループにも共有されてしまうんです。

その結果、今後さらに多くの迷惑電話や詐欺電話がかかってくる原因になります。一度ボタンを押してしまうと、着信が止まらなくなることもあるんですよ。

自動音声が流れたら、何も押さずにすぐに電話を切る。これが正解です。

NG行動2折り返し電話をかける(高額国際通話料のリスク)

着信履歴を見て「気になるから確認しよう」と思って折り返すのは、最もやってはいけない行動の一つです。

なぜNGなのか

844番号に折り返すと、高額な国際通話料が発生します。1分で数百円、場合によっては1,000円以上かかることもあるんです。

さらに、繋がった先で言葉巧みに誘導され、長時間通話させられて数万円の通話料を請求されたケースも報告されているんですよ。

心当たりのない番号には絶対に折り返さない。これを徹底してください。本当に重要な連絡なら、相手は留守番電話にメッセージを残すか、別の方法で連絡してきます。

NG行動3焦って個人情報・金融情報を伝える

「未納料金がある」「法的措置を取る」などと脅されても、絶対に個人情報や金融情報を伝えてはいけません

なぜNGなのか

詐欺グループの目的は、あなたの個人情報を手に入れることです。一度情報を渡してしまうと、取り返しがつきません。

特に以下の情報は、絶対に電話で伝えてはいけません

  • 銀行口座番号・暗証番号
  • クレジットカード番号・セキュリティコード
  • マイナンバー
  • パスポート番号
  • 各種サービスのパスワード
  • 電子マネーの番号

正規の企業や公的機関は、電話で個人情報や金融情報を求めることはありません。もし求められたら、その時点で詐欺だと判断してください。

「今すぐ」「本日中に」という言葉で焦らせるのは、詐欺の常套手段です。冷静さを失わないことが、何よりも大切なんですよ。

844詐欺電話を予防する5つの対策

ここからは、844番号からの詐欺電話を未然に防ぐための具体的な対策をご紹介しますね。今日から実践できるものばかりですよ。

対策1スマホの着信拒否設定(iPhone/Android別)

一番手軽にできる対策が、スマホの着信拒否機能を使うことです。機種別に設定方法をお伝えしますね。

📱 iPhoneの設定方法

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「電話」をタップ
  3. 「不明な発信者を消音」をオンにする
  4. 「連絡先」に登録されていない番号からの着信が自動的に消音され、留守番電話に転送される

iOS 17以降の便利機能
「ライブ留守番電話」機能を使えば、留守番電話の内容をリアルタイムで文字起こししてくれます。不審な着信かどうか、録音内容を確認してから折り返すか判断できるので、とても便利ですよ。

📱 Androidの設定方法

  1. 「電話」アプリを開く
  2. 右上のメニュー(三点リーダー)をタップ
  3. 「設定」→「ブロック中の電話番号」を選択
  4. 「不明」をブロックする設定をオンにする

注意点
機種やOSバージョンによって設定項目の名称が異なる場合があります。「迷惑電話ブロック」「着信拒否」などの項目を探してみてください。

対策2キャリアの国際電話着信規制サービス

携帯電話会社(キャリア)が提供している国際電話の着信規制サービスを利用するのも、とても効果的な方法です。

キャリア サービス名 料金 特徴
NTTドコモ 国際電話不取扱 無料 国際電話の発着信を制限できる
au 国際電話不取扱 無料 国際電話の発着信を制限できる
ソフトバンク 国際電話不取扱 無料 国際電話の発着信を制限できる

このサービスを申し込むと、国際電話からの着信を一切受けなくなります。海外との電話連絡が必要ない方には、最も確実な予防策と言えるでしょう。

申し込み方法は、各キャリアのカスタマーサポートに電話するか、店舗で手続きができます。手数料は無料ですので、気軽に申し込めますよ。

対策3迷惑電話対策アプリの活用(Whoscall/Truecaller)

迷惑電話を自動で識別してくれる専用アプリを使うのも、効果的な対策です。代表的なアプリを2つご紹介しますね。

📲 Whoscall(フーズコール)

  • 世界中のユーザーが報告した迷惑電話番号のデータベースを持つ
  • 着信時に「詐欺の疑い」「迷惑電話」などの警告を表示
  • 自動で着信をブロックする機能もある
  • 基本機能は無料で使える

📲 Truecaller(トゥルーコーラー)

  • グローバルで3億人以上が利用する人気アプリ
  • AIが詐欺電話を自動検知
  • SMS(ショートメッセージ)の詐欺も識別できる
  • 一部機能は有料だが、基本的な迷惑電話ブロックは無料

注意点として、これらのアプリは電話帳の情報をクラウドにアップロードする仕組みなので、プライバシーが気になる方は慎重に判断してください。ただ、信頼できる大手アプリを選べば、セキュリティ面でも安心ですよ。

対策4ナンバーディスプレイサービスの導入

固定電話をお使いの方には、ナンバーディスプレイサービスがおすすめです。

これは、かかってきた相手の電話番号を電話機のディスプレイに表示してくれるサービスなんです。番号を見てから電話に出るかどうか判断できるので、不審な番号からの着信を避けられます。

NTT東日本・西日本では、70歳以上の方や70歳以上の方と同居している世帯には無料で提供しているんですよ。該当する方は、ぜひ利用を検討してみてください。

対策5不明な番号は検索してから折り返す習慣

どんな番号でも、心当たりがない場合はまず検索する習慣をつけましょう。

✅ 検索のポイント

  • 「電話番号 + 詐欺」「電話番号 + 口コミ」などで検索
  • 電話番号検索サイト(jpnumber.comなど)を活用
  • SNSで同じ番号からの着信報告がないか確認
  • 企業を名乗っている場合は、公式サイトで番号を確認

最近は、多くの人が不審な電話番号をネット上で共有しているので、検索すればすぐに情報が見つかることが多いんです。「面倒だから」と思わず、たった1分の検索が大きな被害を防ぐことができますよ。

被害に遭ってしまった場合の相談窓口

もし詐欺の被害に遭ってしまった場合や、不安なことがある場合は、一人で抱え込まずに専門機関に相談してください。相談は無料ですし、秘密も守られますよ。

主な相談窓口

🚓 警察相談専用電話 #9110

対応時間平日 8:30〜17:15(地域により異なる)
内容犯罪の被害に遭うおそれがある場合の相談、生活の安全に関する不安や悩み
こんな時に個人情報を伝えてしまった、金銭を騙し取られた

📞 消費者ホットライン 188(いやや!)

対応時間地域の消費生活センターの受付時間に準ずる
内容消費生活全般に関する苦情や問い合わせ
こんな時に詐欺かどうか判断できない、対処法を相談したい

🏢 国民生活センター

平日バックアップ相談03-3446-1623(平日 10:00〜12:00、13:00〜16:00)
休日相談03-3446-0999(土日祝 10:00〜16:00)
内容消費生活相談、製品事故や契約トラブルなど
こんな時に詳しい相談をしたい、被害の回復方法を知りたい

📱 各通信キャリアのサポート窓口

NTTドコモ151(ドコモ携帯から)/ 0120-800-000(一般電話から)
au157(au携帯から)/ 0077-7-111(一般電話から)
ソフトバンク157(ソフトバンク携帯から)/ 0800-919-0157(一般電話から)
こんな時に国際電話の着信規制を申し込みたい、通話料について相談したい

💡 相談する時に準備しておくと良い情報

  • 電話番号の着信履歴(スクリーンショットがあると良い)
  • 自動音声の内容(覚えている範囲で)
  • やり取りの日時と内容
  • 伝えてしまった個人情報の種類
  • 金銭を支払った場合は、その金額と方法

よくある質問(FAQ)

844の電話に出ただけで料金は発生しますか?

いいえ、電話に出ただけで料金が発生することはありません。着信を受けるだけなら、通話料はかかりませんので安心してください。ただし、自分から折り返し電話をかけた場合は、国際通話料が発生します。心当たりのない番号には、絶対に折り返さないようにしましょう。

留守番電話を聞くだけなら安全ですか?

はい、留守番電話のメッセージを聞くだけなら安全です。留守番電話を確認したからといって、料金が発生したり個人情報が盗まれたりすることはありません。むしろ、メッセージの内容を確認することで、詐欺かどうかの判断材料になります。ただし、留守番電話に残された電話番号には折り返さないようにしてくださいね。

正規のAmazonから844番号で連絡が来ることはありますか?

Amazon.com(海外のAmazon)を利用している場合は、カスタマーサポートから844番号で連絡が来る可能性があります。ただし、Amazon.co.jp(日本のAmazon)を利用している場合は、844番号から連絡が来ることはありません。もしAmazonからだと思われる着信があった場合は、電話に出ずに公式サイトやアプリの「メッセージセンター」を確認してください。本当に重要な連絡なら、必ずサイト内にも通知が届いています。

着信履歴を削除すべきですか?

着信履歴は削除しても削除しなくても、どちらでも構いません。履歴が残っているからといって、再度電話がかかってくる原因になるわけではありません。ただし、もし被害に遭った場合や警察に相談する場合は、証拠として着信履歴が役立つことがあります。念のため、スクリーンショットを撮っておくと安心ですよ。そして、同じ番号から再度着信があることを防ぐために、着信拒否設定をすることをおすすめします。

844以外に注意すべき番号はありますか?

はい、「+1」から始まる他の番号にも注意が必要です。具体的には、+1(855)、+1(833)、+1(877)、+1(866)、+1(888)、+1(800)なども、すべて北米のフリーダイヤルで、詐欺に使われることがあります。また、+1(183)、+1(185)、+1(187)なども詐欺報告が増えています。さらに、+53(キューバ)、+7(カザフスタン)、+83(ベトナム)などの国番号からの詐欺電話も報告されていますので、心当たりのない国際電話には一切出ないことを徹底しましょう。

家族が高齢で心配です。どんな対策がありますか?

高齢のご家族のために、以下の対策をおすすめします。
1. ナンバーディスプレイの導入70歳以上の方は無料で利用できます
2. 国際電話の着信規制海外と連絡する必要がない場合は、キャリアで規制を申し込む
3. 固定電話に録音機能付き迷惑電話対策機器を設置「この通話は録音されます」というアナウンスが流れるだけで、詐欺電話が減ります
4. 家族で情報共有定期的に「こんな詐欺が流行っている」という情報を共有しましょう
何より大切なのは、「困った時は家族に相談する」という雰囲気を作ることです。「怒られるかも」と思って相談できないことが、被害を拡大させてしまうんです。

インターネットホットラインセンターを名乗る電話は本物ですか?

インターネットホットラインセンターが個人に電話をかけることは絶対にありません。これは100%詐欺です。インターネットホットラインセンターは、警察庁から委託を受けてインターネット上の違法情報を受け付ける窓口ですが、個人に対して電話番号の利用停止を通知することはありません。公式サイトでも「インターネット・ホットラインセンターから個人に対して電話をすることは一切ありません」と明記されています。このような電話がかかってきたら、何も押さずにすぐ切ってください。

まとめ844電話番号への対応で覚えておくべき3つのポイント

🎯 これだけは覚えておいてください

  • 【ポイント1】心当たりのない844番号はほぼ詐欺
    +1(844)から始まる電話は北米のフリーダイヤルですが、日本にかかってくる場合は詐欺の可能性が極めて高いです。特にNTTファイナンスやインターネットホットラインセンターを騙る自動音声による未納料金詐欺が急増しています。海外のサービスを利用していない限り、これらの着信は無視して構いません。
  • 【ポイント2】絶対にやってはいけない3つのNG行動
    ①自動音声の指示に従ってボタンを押さない、②折り返し電話をかけない、③個人情報や金融情報を伝えない。この3つを守れば、被害を防げます。特に「今すぐ」「本日中に」という言葉で焦らせるのは詐欺の常套手段です。冷静に対処しましょう。
  • 【ポイント3】今すぐできる予防対策を実践
    スマホの着信拒否設定、キャリアの国際電話着信規制サービス、迷惑電話対策アプリの導入など、今日からできる対策を実践しましょう。特に国際電話を使う予定がない方は、キャリアで国際電話の着信規制を申し込むのが最も確実です。無料でできますので、ぜひ検討してください。

844番号からの着信は不安になりますが、正しい知識と対処法を持っていれば、被害を防ぐことができます。この記事でお伝えした内容を参考に、冷静に対応してくださいね。

もし不安なことがあれば、一人で悩まずに消費者ホットライン(188)や警察(#9110)に相談してください。相談は無料ですし、専門の相談員が丁寧に対応してくれますよ。

詐欺の手口は日々進化していますが、基本的な対処法は変わりません。心当たりのない電話には出ない、折り返さない、個人情報を伝えない。この3つを徹底するだけで、ほとんどの詐欺から身を守ることができます。

大切な人にも情報を共有して、みんなで詐欺被害を防いでいきましょう。