「K-POPの歌詞を理解したい」「韓国ドラマを字幕なしで楽しみたい」「韓国旅行でもっと会話を楽しみたい」
そんな思いから韓国語の勉強を始めてみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。でも、いざ始めようと思っても「何から手をつければいいの?」「独学でも大丈夫?」と不安になりますよね。
安心してください。韓国語は日本人にとって実は学びやすい言語の一つなんです。文法の語順が日本語とほぼ同じで、漢字由来の単語も多いため、英語よりもずっと取り組みやすいと言われています。
この記事でわかること
- 韓国語を独学で習得するための5つのステップと具体的な学習法
- ハングル文字を1〜2週間で読めるようになる効率的な覚え方
- レベル別の学習ロードマップと到達目標
- 挫折しないためのモチベーション維持テクニック
- 目的別(ドラマ理解・旅行会話・TOPIK対策)の最適な勉強法
- おすすめの教材・アプリ・オンラインツールの比較
- よくある失敗パターンとその回避方法
この記事では、韓国語学習の全体像から具体的な勉強法まで、初心者の方でも今日から実践できる内容をお伝えしています。あなたの韓国語学習の第一歩を、一緒に踏み出していきましょう!
韓国語は本当に独学できる?日本人にとっての難易度
「韓国語って独学でも本当にマスターできるの?」という疑問をお持ちの方も多いと思います。結論から言うと、韓国語は日本人にとって独学しやすい言語です。その理由を詳しく見ていきましょう。
日本語話者が韓国語を学びやすい3つの理由
1文法構造が日本語とほぼ同じ
韓国語の語順は日本語と同じ「主語+目的語+動詞」の順番です。例えば「私はご飯を食べます」という文章は、韓国語でも「나는(私は) 밥을(ご飯を) 먹어요(食べます)」と、そのままの順序で表現できます。英語のように語順を入れ替える必要がないので、日本人にとってはとても理解しやすいんですね。
2漢字由来の単語が約60%
韓国語の単語の半分以上は「漢字語」と呼ばれる、漢字に由来する言葉です。例えば「家族(カジョク/가족)」「会社(フェサ/회사)」「時間(シガン/시간)」など、日本語と発音が似ている単語がたくさんあります。この共通点のおかげで、新しい単語を覚えるスピードが他の言語より格段に速いんです。
3助詞の概念が存在する
日本語の「は」「が」「を」「に」のように、韓国語にも助詞があります。「는/은(は)」「이/가(が)」「을/를(を)」「에(に)」など、使い方も日本語とほぼ同じです。英語にはない概念なので、日本人は感覚的に理解できる大きなアドバンテージがあります。
習得までに必要な時間の目安【レベル別】
韓国語能力試験(TOPIK)のレベルを基準に、一般的な学習時間の目安を紹介します。ただし、これはあくまで目安で、学習方法や個人の努力次第で大きく変わってきます。
| レベル | 到達目安 | できること | 必要学習時間 |
|---|---|---|---|
| TOPIK 1級 | 初級前半 | 自己紹介、買い物、簡単な日常会話 | 約80〜100時間 |
| TOPIK 2級 | 初級後半 | 電話、お願い、身近なトピックでの会話 | 約200時間 |
| TOPIK 3級 | 中級前半 | 日常生活に問題なし、簡単な業務遂行 | 約300〜400時間 |
| TOPIK 4級 | 中級後半 | ニュース理解、公共施設の利用に不自由なし | 約500〜600時間 |
| TOPIK 5級 | 上級前半 | 専門分野の研究、業務遂行が可能 | 約800時間 |
| TOPIK 6級 | 上級後半 | 流暢にほぼネイティブレベルで使用可能 | 約1,000時間以上 |
独学のメリット・デメリット比較表
韓国語を独学で学ぶか、スクールに通うか迷っている方も多いと思います。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
| 項目 | 独学 | スクール・オンラインレッスン |
|---|---|---|
| 費用 | ◎ 教材費のみ(月1,000〜3,000円程度) | △ 月10,000〜30,000円程度 |
| 時間の自由度 | ◎ 自分のペースで好きな時に学習 | △ レッスン時間に合わせる必要がある |
| 学習計画 | △ 自分で立てる必要がある | ◎ カリキュラムが用意されている |
| 会話練習 | △ 工夫が必要(アプリ、言語交換など) | ◎ ネイティブと直接話せる |
| モチベーション | △ 自己管理が重要 | ◎ 講師やクラスメイトがいる |
| 質問対応 | △ 自分で調べる必要がある | ◎ すぐに講師に質問できる |
おすすめの学習スタイル
初級レベル(ハングル〜基礎文法)は独学で十分です。この段階は体系的な知識のインプットが中心なので、良質な教材があれば一人でも学べます。
中級以降(会話力強化)はオンラインレッスンの併用をおすすめします。週1〜2回のレッスンで会話練習をし、それ以外は独学で語彙や文法を強化するハイブリッド型が効果的です。
【ステップ0】勉強を始める前の準備|目標設定と学習計画
韓国語の勉強を始める前に、まず「なぜ韓国語を学びたいのか」を明確にすることが大切です。目標がはっきりしていると、挫折しそうなときでもモチベーションを保ちやすくなります。
「なぜ韓国語を学ぶのか」を明確にする
あなたが韓国語を学びたい理由は何でしょうか? 以下のような目的があるかもしれませんね。
- K-POPの歌詞を理解したい、推しのVライブを字幕なしで見たい
- 韓国ドラマを字幕なしで楽しみたい、セリフのニュアンスを感じたい
- 韓国旅行でもっと現地の人と会話を楽しみたい
- 韓国の友達を作りたい、言語交換がしたい
- 韓国で働きたい、ビジネスで使いたい
- TOPIK(韓国語能力試験)で高得点を取りたい
- 韓国文化や歴史についてもっと深く知りたい
今すぐできるアクション
紙やスマホのメモ帳に「私が韓国語を学ぶ理由」を書き出してみましょう。できるだけ具体的に書くのがポイントです。例えば「BTSのジョングクが話している内容を字幕なしで理解したい」「次の韓国旅行で市場のおばちゃんと値段交渉したい」など、イメージできるレベルまで落とし込んでください。
3ヶ月・6ヶ月・1年後のゴール設定
最終的な目標だけでなく、短期・中期の目標も設定することで、達成感を得ながら学習を続けられます。以下は目安となるゴール例です。
■ 3ヶ月後の目標例
- ハングルをスラスラ読めるようになる
- 基本的な挨拶と自己紹介ができる
- 簡単な日常会話のフレーズを50個覚える
- ドラマで聞き取れる単語が増える
■ 6ヶ月後の目標例
- 基礎文法(初級30項目)を理解する
- 基本単語を800〜1,000語習得する
- カフェでの注文、買い物ができる
- 簡単な韓国語の文章を読める
■ 1年後の目標例
- TOPIK2級に合格する
- 日常的なトピックについて会話できる
- 韓国ドラマのセリフの半分以上を理解できる
- 3行日記を韓国語で書ける
自分に合った学習スタイルの見極め方
人によって合う学習方法は違います。自分のライフスタイルや性格に合った方法を選ぶことが、継続の鍵になります。
【タイプ別おすすめ学習スタイル】
📚 コツコツ型: テキスト学習が苦にならない、計画的に進めたい
→ 「できる韓国語」シリーズなど体系的な教材で、1日1課ずつ進める方法がおすすめ
🎵 楽しみながら型: 堅苦しい勉強は続かない、娯楽として楽しみたい
→ 好きなK-POPやドラマを教材に、歌詞や台詞から学ぶ方法がおすすめ
⏱️ 忙しい社会人型: まとまった時間が取れない、スキマ時間を活用したい
→ アプリ学習(Duolingo、できる韓国語アプリ)やPodcastでの学習がおすすめ
💬 会話重視型: 文法より会話力を優先したい、実践的に学びたい
→ 早めにオンラインレッスンや言語交換を始める方法がおすすめ
【ステップ1】ハングル文字の習得(1-2週間)
韓国語学習の最初のステップは、ハングル文字を読めるようになることです。「文字を覚えるなんて難しそう…」と思うかもしれませんが、ハングルは実はとても論理的で覚えやすい文字なんです。集中して取り組めば、1〜2週間で読めるようになりますよ。
ハングルの仕組みを理解する
ハングルは15世紀に朝鮮王朝の世宗大王が作った文字で、世界で最も科学的な文字と言われています。なぜなら、音と形が対応していて、組み合わせのルールさえ理解すれば、どんな単語でも読めるようになるからです。
ハングルの基本構造
- 母音: 基本母音10個 + 複合母音11個 = 計21個
- 子音: 基本子音14個 + 濃音5個 = 計19個
- パッチム: 文字の下に来る子音(終声)
これらを組み合わせて、1つの「音節」を作ります。例えば「한(ハン)」という文字は、
- 「ㅎ(h)」+ 「ㅏ(a)」+ 「ㄴ(n)」 = 「한(han)」
このように、パズルのように組み合わせて一つの文字を作るイメージです。
ハングルの配置パターン
ハングルは必ず「子音+母音」または「子音+母音+パッチム」の形になります。
• 左右配置: 가(ka)、나(na)、다(da) など
• 上下配置: 오(o)、우(u)、요(yo) など
• 上下左右配置: 한(han)、국(kuk)、강(kang) など
効率的な覚え方|反切表活用法
ハングルを効率的に覚えるには、「反切表(はんせつひょう)」という一覧表を使うのがおすすめです。これは五十音表のようなもので、子音と母音の組み合わせが一目でわかります。
【ハングル習得3ステップ】
1まず基本母音10個を覚える(1〜2日)
母音は形と音が関連しているので、比較的覚えやすいです。
- ㅏ(a) ㅓ(eo) ㅗ(o) ㅜ(u) → 棒の位置で音が変わる
- ㅣ(i) → 縦棒一本
- ㅐ(ae) ㅔ(e) → 「ア」と「エ」の中間音
- ㅑ(ya) ㅕ(yeo) ㅛ(yo) ㅠ(yu) → 棒が二本で「y」がつく
2次に基本子音14個を覚える(2〜3日)
子音も形が発音する口の形を表しているものが多く、覚えやすい工夫がされています。
- ㄱ(k/g) ㄴ(n) ㄷ(t/d) ㄹ(r/l) ㅁ(m) ㅂ(p/b) ㅅ(s) ㅇ(無音/ng)
- ㅈ(ch/j) ㅊ(ch) ㅋ(k) ㅌ(t) ㅍ(p) ㅎ(h)
3反切表で組み合わせ練習(3〜4日)
母音と子音を覚えたら、反切表を使って組み合わせの練習をします。「가(ka)、거(keo)、고(ko)、구(ku)…」と横に読んだり、「가(ka)、나(na)、다(da)、라(ra)…」と縦に読んだりして、口と耳で慣れていきましょう。
おすすめ教材とアプリ3選
📖 書籍教材
1. 「1時間でハングルが読めるようになる本」(学研プラス)
タイトル通り、短時間でハングルの読み方を習得できる入門書です。イラストや語呂合わせが豊富で、楽しく覚えられます。価格も1,000円程度とお手頃です。
2. 「できる韓国語 初級I」(DEKIRU出版)
韓国語学習の定番テキストで、ハングルの説明も丁寧です。ハングル習得後も使い続けられるので、最初から体系的に学びたい方におすすめです。
📱 アプリ
3. Duolingo(無料)
ゲーム感覚でハングルを学べるアプリです。発音練習もできるので、読み書きだけでなく聞き取りも同時に鍛えられます。毎日5〜10分のスキマ時間で学習できるのが魅力です。
今週のチャレンジ
身の回りの韓国語表記を探してみましょう。カフェのメニュー、韓国コスメのパッケージ、K-POPのアルバムタイトルなど、ハングルで書かれているものを見つけて読んでみてください。読めた時の達成感が、モチベーションアップにつながりますよ!
よくあるつまずきポイントと解決法
【つまずき1】濃音(ㄲ、ㄸ、ㅃ、ㅆ、ㅉ)の発音が難しい
濃音は日本語にない音なので、最初は戸惑うかもしれません。でも大丈夫、完璧な発音は後回しでOKです。まずは「普通の音より強く発音する」という感覚を掴めば十分です。Youtubeで「韓国語 濃音」と検索すると、ネイティブの発音動画がたくさん出てくるので、繰り返し聞いて真似してみましょう。
【つまずき2】似ている文字の区別がつかない
「ㅂ」と「ㅃ」、「ㅅ」と「ㅆ」など、似た形の文字を間違えやすいですよね。これは何度も書いて手に覚えさせるのが一番の解決法です。ハングル練習帳を使って、毎日10分でもいいので書く練習を続けてみてください。
【つまずき3】パッチムが覚えられない
パッチムは27種類ありますが、実際の発音は7種類だけです。この7つの代表音を先に覚えて、あとは「この文字はこの音に変わる」と関連付けて覚えると効率的ですよ。
【ステップ2】基礎文法の学習(1-3ヶ月)
ハングルが読めるようになったら、次は基礎文法を身につける段階です。文法と聞くと「難しそう…」と感じるかもしれませんが、韓国語の文法は日本語と似ているので、思ったよりスムーズに理解できますよ。
初級で押さえるべき30の文法項目
初級レベルで習得すべき文法は、大きく分けて以下の30項目です。全部覚える必要はないので、一つずつ着実に理解していくことを意識しましょう。
■ 基本文型(10項目)
- です・ます体(해요体): 입니다/이에요/예요
- 丁寧な命令・勧誘: ~세요、~(으)십시오
- 否定形: 안~、~지 않다
- 過去形: ~았/었/였어요
- 未来・推量: ~(으)ㄹ 거예요、~겠어요
- 疑問形: ~어요? ~습니까?
- 希望: ~고 싶다
- 可能・不可能: ~(으)ㄹ 수 있다/없다
- 義務・必要: ~야 하다/되다
- 禁止: ~면 안 되다
■ 助詞(10項目)
- 主題の助詞: 는/은
- 主格の助詞: 이/가
- 目的格の助詞: 을/를
- 場所: 에、에서
- 手段: (으)로
- 一緒: 와/과、하고
- 所有: 의
- 限定: 만、도
- 起点: 부터、에서
- 到達点: 까지
■ 接続表現(10項目)
- 並列: ~고
- 理由: ~아서/어서、~(으)니까
- 逆接: ~지만、~는데
- 条件: ~(으)면
- 目的: ~(으)러
- 時間の前後: ~고 나서、~기 전에、~(으)ㄴ 후에
- 同時進行: ~(으)면서
- 列挙: ~거나
- 経験: ~(으)ㄴ 적이 있다
- 推測: ~(으)ㄹ 것 같다
文法学習の効果的な進め方|4ステップ勉強法
文法を効率的に身につけるには、「理解→例文→作文→実践」の4ステップを繰り返すのがおすすめです。
1文法の意味と使い方を理解する
まず、その文法がどんな意味で、どんな場面で使うのかを理解します。テキストの説明を読むだけでなく、日本語との違いや共通点に注目すると頭に入りやすいですよ。
2例文を音読して覚える
教科書に載っている例文を、最低5回は声に出して読みましょう。音読することで、目・耳・口の3つの感覚で記憶できます。可能なら例文を暗記するまで繰り返すのが理想的です。
3自分で例文を作ってみる
習った文法を使って、自分の生活に関する文章を3〜5個作ってみましょう。例えば「~고 싶다(〜したい)」を学んだら、「韓国に行きたい」「美味しいものを食べたい」など、自分の願望を韓国語で書いてみるんです。自分のことを書くと記憶に残りやすくなります。
4実際の会話や文章で使ってみる
言語交換アプリやオンラインレッスンで、実際に習った文法を使って会話してみましょう。または、3行日記を書くのもおすすめです。実践で使うことで、知識が定着していきます。
今すぐできる文法ノート作り
文法ノートを作る時は、見開き1ページで1つの文法をまとめましょう。
左ページ: 文法の説明、接続ルール、注意点
右ページ: 例文5個、自作例文3個
このフォーマットで続けると、復習しやすく、自分だけの参考書ができあがりますよ。
おすすめテキスト比較
初級文法を学ぶためのテキストはたくさんありますが、特におすすめの3冊を比較して紹介します。
| 教材名 | 特徴 | こんな人におすすめ | 価格 |
|---|---|---|---|
| できる韓国語 初級I・II | 韓国語教室でも使われる定番。体系的で説明が丁寧。音声CDつき。 | しっかり基礎から学びたい人、独学でも体系的に進めたい人 | 各2,200円 |
| 新装版 できる韓国語 初級 単語集 | 「できる韓国語」シリーズの単語集。例文と音声で覚えられる。 | できる韓国語を使っている人、単語を効率的に増やしたい人 | 1,320円 |
| 基礎から学ぶ韓国語講座 初級 | 文法説明が詳しく、練習問題が豊富。独学向け。 | 文法をじっくり理解したい人、問題を解きながら学びたい人 | 2,640円 |
| ゼロからしっかり学べる!韓国語 文法トレーニング | 文法に特化した問題集。ドリル形式で反復練習できる。 | 問題を解いて定着させたい人、文法を集中強化したい人 | 1,760円 |
教材選びのポイント
最初の1冊は「できる韓国語」がおすすめです。多くの学習者が使っているので、インターネット上に学習のコツや補足情報がたくさんあるんです。わからないことがあっても調べやすいのが大きなメリットですよ。
文法が定着するアウトプット練習法
文法は「知っている」だけでは使えるようになりません。実際に使ってみる「アウトプット」が不可欠です。
📝 3行日記を書く
毎日3行でいいので、韓国語で日記を書いてみましょう。「今日は〜しました」「〜が楽しかったです」「明日は〜したいです」など、習った文法を意識的に使います。書いた文章は、後で音読するとさらに効果的です。
💬 独り言を韓国語で言う
日常生活の中で、思ったことを韓国語で言ってみましょう。「お腹すいた(배고파요)」「疲れた(피곤해요)」「嬉しい(기뻐요)」など、簡単なフレーズから始めます。最初は単語だけでもOK。徐々に文章にしていきましょう。
🗣️ 言語交換アプリを活用する
HelloTalkやTandemなどのアプリで、韓国人の学習パートナーを見つけましょう。テキストチャットなら、辞書を引きながら会話できるので、初級者でも安心です。習った文法を実際に使って、間違いを訂正してもらうことで、確実に力がついていきます。
【ステップ3】語彙力の強化(継続的)
文法と並行して大切なのが語彙力の強化です。どんなに文法を知っていても、単語を知らなければ会話も読解もできません。でも、暗記は苦手…という方も多いですよね。効率的な単語学習法を紹介します。
レベル別必須単語数の目安
各レベルで必要な語彙数の目安は以下の通りです。
| レベル | 必要語彙数 | 具体的な内容 |
|---|---|---|
| 初級(TOPIK1-2級) | 800〜1,500語 | 日常会話の基本単語、頻出動詞・形容詞、数字、時間表現 |
| 中級(TOPIK3-4級) | 2,500〜5,000語 | 抽象的な概念、社会的トピック、慣用表現 |
| 上級(TOPIK5-6級) | 7,000語以上 | 専門用語、文語的表現、ことわざ、四字熟語 |
記憶に残る単語学習法5選
1イメージ・エピソード記憶法
単語を覚える時、映像やストーリーと一緒に記憶すると忘れにくくなります。例えば「사랑(愛)」という単語を覚える時、好きなドラマのシーンを思い浮かべながら覚えるんです。感情と結びつけることで、記憶が定着しやすくなります。
2グルーピング学習法
関連する単語をまとめて覚えると効率的です。例えば「食べ物」「家族」「天気」などテーマ別にグループ化します。また、対義語をセットで覚える方法も有効です。「크다(大きい)⇔작다(小さい)」のように、対で覚えると記憶が強化されます。
3音声活用法
単語を覚える時は、必ず音声を聞いて発音も一緒に覚えるようにしましょう。目で見るだけより、耳で聞いて口で発音することで、記憶の定着率が大幅に上がります。スマホの音声機能を使って、自分で録音するのもおすすめです。
4間隔反復法(スペースド・リピティション)
一度覚えた単語を、時間を空けて何度も復習する方法です。
- 1日後に復習
- 3日後に復習
- 1週間後に復習
- 2週間後に復習
- 1ヶ月後に復習
この間隔で復習することで、長期記憶に定着しやすくなります。アプリのAnkiやQuizletはこの理論を取り入れているので、活用すると効率的ですよ。
5実践使用法
覚えた単語は、すぐに使ってみましょう。3行日記に書く、SNSで投稿する、言語交換で使う…何でもOKです。自分で使った単語は圧倒的に忘れにくくなります。
効率的な単語帳の作り方・使い方
単語帳を作る時のポイントを紹介します。
■ 手書き単語帳の場合
- 表面: 韓国語のみ(できればハングルで大きく書く)
- 裏面: 日本語の意味、例文1つ、関連単語
手書きすることで記憶に残りやすくなります。また、色ペンで品詞別に色分けする(名詞=青、動詞=赤、形容詞=緑など)と、視覚的に覚えやすくなりますよ。
■ アプリ単語帳の場合
Quizlet、Anki、Memriseなどのアプリを使うと、自動で復習タイミングを管理してくれます。通勤時間やちょっとした空き時間に、スマホでサクッと復習できるのが便利ですね。
おすすめ単語アプリ&Webサイト
📱 おすすめアプリ
1. Quizlet(無料/有料プランあり)
自分で単語セットを作れるフラッシュカードアプリ。他のユーザーが作った単語セットも使えます。ゲーム形式の学習モードもあって、楽しく覚えられます。
2. できる韓国語 単語アプリ(有料)
「できる韓国語」シリーズの公式アプリ。音声付きで、レベル別に単語が整理されています。教科書と連動しているので、学習の進度に合わせて使えます。
3. Memrise(無料/有料プランあり)
ネイティブの動画が見られるのが特徴。単語を覚えながら、実際の使われ方も学べます。ゲーム感覚で続けやすい設計になっています。
🌐 おすすめWebサイト
NAVER辞書(韓日辞典)
韓国語学習者には必須の辞書サイトです。例文が豊富で、音声も聞けます。単語の使い方がわからない時は、まずここで調べてみましょう。
【ステップ4】リスニング力の向上
韓国語が聞き取れるようになると、ドラマや音楽がもっと楽しくなりますよね。でも「韓国語が速くて全然聞き取れない…」という悩みは多いと思います。リスニング力は段階的に鍛えることが大切です。
段階的リスニング練習法
リスニング学習は、自分のレベルに合った教材を選ぶことが重要です。いきなりドラマを見ても、速すぎて挫折してしまいます。以下の4段階で進めていきましょう。
【レベル1】単語・短文レベル(学習1〜3ヶ月)
単語の発音と、短い文章を聞き取る練習から始めます。教科書付属のCDや、韓国語学習アプリの音声を使いましょう。この段階では、スクリプト(文字起こし)を見ながら聞くことで、音と文字を一致させていきます。
【レベル2】会話・ダイアログレベル(学習3〜6ヶ月)
教科書の会話文や、韓国語学習用のYouTubeチャンネルを活用します。自然な会話スピードに慣れることが目標です。何度も聞いて、内容が80%理解できるまで繰り返しましょう。
【レベル3】ニュース・解説レベル(学習6〜12ヶ月)
韓国語学習者向けのニュースや、ゆっくり話すPodcastを聞きます。この段階では、知らない単語があっても文脈から推測する力を養います。
【レベル4】ドラマ・バラエティレベル(学習12ヶ月以上)
自然な会話スピード、方言、スラングなどが含まれる本物のコンテンツです。最初は字幕ありで見て、慣れてきたら字幕なしにチャレンジしましょう。
シャドーイングの正しいやり方
シャドーイングは、リスニング力とスピーキング力を同時に鍛える最強の練習法です。音声を聞きながら、影のように少し遅れて真似して発音します。
シャドーイング4ステップ
- リスニング: まず音声を何も見ずに聞いて、内容を理解する
- スクリプト確認: テキストを見ながら音声を聞き、聞き取れなかった部分を確認
- リピーティング: 一文ずつ音声を止めて、真似して発音してみる
- シャドーイング: スクリプトを見ずに、音声に少し遅れて真似する
レベル別おすすめコンテンツ(YouTube/Podcast/ドラマ)
🎥 初級者向けYouTubeチャンネル
- 「Talk To Me In Korean」: 英語ですが、ゆっくりはっきり話してくれるので初級者にも聞きやすいです。
- 「seemile 韓国語」: 文法や会話表現を動画で学べます。レベル別に整理されているので使いやすいですよ。
🎧 中級者向けPodcast
- 「Talk To Me In Korean Podcast」: 韓国語学習者向けの定番Podcast。会話スピードが調整されていて聞きやすいです。
- 「KBS World Radio 日本語」: 韓国のニュースや文化を日本語と韓国語で紹介。徐々に韓国語の部分を増やして聞くといいですよ。
📺 レベル別おすすめドラマ
| レベル | おすすめドラマ | 理由 |
|---|---|---|
| 初級〜中級 | 「梨泰院クラス」 | 現代的な日常会話が多く、スラングも程よい。若者言葉を学べます。 |
| 中級 | 「愛の不時着」 | セリフがはっきりしていて聞き取りやすい。恋愛表現が豊富です。 |
| 中級〜上級 | 「ミセン-未生-」 | ビジネス韓国語が学べる。会社での会話表現が多いです。 |
ドラマ学習の効果的な見方
1回目: 日本語字幕で内容を理解
2回目: 韓国語字幕で見て、知っている単語を確認
3回目: 字幕なしで見て、どれくらい理解できるか試す
好きなシーンは何度も繰り返し見て、セリフを覚えるくらいまで聞き込むと効果的ですよ。
聞き取れない時の対処法
「何度聞いても聞き取れない…」という時は、以下の方法を試してみてください。
【対処法1】速度を落として聞く
YouTubeやスマホアプリの再生速度調整機能を使って、0.75倍速や0.5倍速で聞いてみましょう。ゆっくりなら聞き取れる部分が増え、自信につながります。慣れてきたら徐々に速度を上げていきましょう。
【対処法2】音声変化のルールを学ぶ
韓国語には連音化、濃音化、激音化など、文字通りに発音されない「音声変化」があります。これを知らないと、いくら聞いても聞き取れません。音声変化のルールを学ぶことで、聞き取り能力が格段に上がりますよ。
【対処法3】何度も同じ教材を聞く
新しい教材にどんどん進むより、一つの教材を完璧に聞き取れるまで繰り返す方が効果的です。20〜30回聞くと、最初は速く感じた音声もゆっくりに聞こえてくるようになります。
【ステップ5】会話力・アウトプット強化
ここまでの学習で、ハングルが読めて、基礎文法も理解して、単語も覚えて、リスニングもできるようになってきた…でも、いざ話そうとすると言葉が出てこないという経験はありませんか? これは多くの学習者が通る道です。会話力をつけるには、やはり実際に話す練習が必要なんです。
独学でもできる会話練習3つの方法
1セルフトーク(独り言練習)
一人でいる時に、韓国語で独り言を言う練習です。「今日は何をしようかな(오늘 뭐 할까?)」「お腹すいたな(배고프다)」など、思ったことをそのまま韓国語で言ってみましょう。
さらに効果的なのが、「一人二役」での会話練習です。例えば、カフェでの注文シーンを想定して、店員役とお客さん役の両方を演じてみるんです。最初は恥ずかしいかもしれませんが、実際の会話に近い練習ができますよ。
2音声録音&確認
スマホの録音機能を使って、自分の韓国語を録音してみましょう。教科書の会話文を音読したり、習った文法を使って自己紹介したり。録音を聞き直すことで、発音の間違いや不自然な部分に気づけるんです。
できれば、ネイティブの音声と自分の音声を比較してみてください。どこが違うのか、何を改善すればいいのかが明確になります。
33行日記の音読
毎日書いた3行日記を、翌日に声に出して読み返しましょう。書いた文章を読むだけなので、ハードルが低いですよね。これを続けると、自分の日常を韓国語で表現する力が自然と身につきます。
言語交換アプリの活用術
独学でも会話練習ができる便利なツールが「言語交換アプリ」です。日本語を学びたい韓国人と、韓国語を学びたい日本人がマッチングして、お互いの言語を教え合うんです。
おすすめ言語交換アプリ
1. HelloTalk(無料/有料プランあり)
世界最大級の言語交換アプリ。テキストチャット、音声メッセージ、音声通話、ビデオ通話と、様々な方法でやり取りできます。翻訳機能と添削機能があるので、初級者でも安心して使えますよ。
2. Tandem(無料/有料プランあり)
真面目に言語学習したい人が多いアプリ。プロフィールが詳しく、興味が合う相手を見つけやすいです。チューター機能もあり、有料でプロの先生のレッスンも受けられます。
3. HiNative(無料/有料プランあり)
「この表現は自然ですか?」「〜は韓国語で何と言いますか?」といった質問ができるアプリ。チャット相手を探すというより、わからないことをピンポイントで質問したい時に便利です。
言語交換を成功させる5つのコツ
- 自己紹介を準備しておく: 趣味、仕事、韓国語を学ぶ理由などを事前に準備
- 質問リストを作っておく: 話すことがなくならないよう、質問を10個くらい用意
- 定期的にやり取りする: 週1回など、定期的に連絡を取り合う
- 間違いを恐れない: 完璧な韓国語を話そうとせず、まず話してみる
- 相手の日本語学習も手伝う: お互い様の精神で、相手の日本語も丁寧に教える
オンラインレッスンを始めるタイミング
「いつからオンラインレッスンを始めればいいの?」という質問をよく聞きます。おすすめのタイミングは、基礎文法を一通り学び終わった頃(学習3〜6ヶ月目)です。
オンラインレッスンのメリット
- ネイティブの自然な表現が学べる
- 発音を直接訂正してもらえる
- 実際の会話でしか気づけない間違いに気づける
- モチベーションが維持しやすい
- TOPIK対策など、目的に合わせた指導を受けられる
主なオンライン韓国語レッスンサービス
| サービス名 | 料金目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| K-アカデミー | 月4回 8,000円〜 | 韓国政府公認。質の高い講師陣。カリキュラムが体系的。 |
| コリアンカレッジ | 60分 5,500円〜 | 好きな時に予約できる。初級から上級まで幅広く対応。 |
| Cafetalk | 1レッスン 1,000円〜 | 講師を自由に選べる。フリートークから試験対策まで多様。 |
初めてのレッスン前にやるべきこと
• 自己紹介を韓国語で準備しておく
• 学習の目標や弱点を伝えられるようにしておく
• 聞きたいことをリストアップしておく
• 教材があれば、どこまで学習したかを把握しておく
最初は緊張しますが、講師の方は慣れているので安心してくださいね。わからないことは日本語で聞いても大丈夫です!
発音矯正のポイント
韓国語の発音で日本人が苦労するポイントと、その改善方法を紹介します。
【難関1】濃音(ㄲ、ㄸ、ㅃ、ㅆ、ㅉ)
濃音は喉を緊張させて、息を出さずに発音します。コツは、一度息を止めてから破裂させるように発音することです。「아까(さっき)」と「아가(赤ちゃん)」など、似た単語を比較しながら練習しましょう。
【難関2】激音(ㅋ、ㅌ、ㅍ、ㅊ)
激音は息を強く出しながら発音します。手を口の前に置いて、息が当たることを確認しながら練習するといいですよ。
【難関3】パッチムの発音
パッチムは27種類ありますが、実際の発音は7つだけです。
- ㄱ、ㅋ、ㄲ → [k]
- ㄴ → [n]
- ㄷ、ㅌ、ㅅ、ㅆ、ㅈ、ㅊ、ㅎ → [t]
- ㄹ → [l]
- ㅁ → [m]
- ㅂ、ㅍ → [p]
- ㅇ → [ng]
この7つの代表音をしっかり練習すれば、どのパッチムも発音できるようになります。
レベル別|韓国語学習の継続ロードマップ
ここでは、レベル別に具体的な学習計画を紹介します。自分がどの段階にいるのかを把握して、次の目標を設定しましょう。
初級(TOPIK1-2級):0-6ヶ月の学習計画
【到達目標】
- ハングルの読み書きができる
- 基本文法30項目を理解している
- 基本単語800〜1,500語を知っている
- 簡単な日常会話(挨拶、自己紹介、買い物、注文)ができる
- 短い文章が読める
【1日の学習時間配分(1時間の場合)】
- 文法学習: 20分(新しい文法1つ + 復習)
- 単語学習: 20分(新規10語 + 復習20語)
- リスニング: 10分(教科書の音声)
- 音読練習: 10分(例文や会話文)
【週末の学習(+1時間)】
- 1週間の復習テスト
- 韓国ドラマ1話を字幕ありで視聴
- 3行日記を7日分まとめて音読
初級で大切なこと
この時期は基礎をしっかり固めることが最優先です。新しいことをどんどん学ぶより、一つ一つを確実に理解して定着させましょう。復習の時間を必ず確保してくださいね。
中級(TOPIK3-4級):6-18ヶ月の学習計画
【到達目標】
- 中級文法を理解し、複雑な文章が作れる
- 語彙数2,500〜5,000語
- 日常的なトピックについて会話できる
- 新聞記事やエッセイが読める
- 韓国ドラマの内容が60〜70%理解できる
【1日の学習時間配分(1時間の場合)】
- 文法・読解: 20分(中級文法 + 短文読解)
- 単語学習: 15分(新規10〜15語)
- リスニング: 15分(Podcast、ニュース)
- 会話練習: 10分(シャドーイング、セルフトーク)
【週の学習】
- 月〜金: 基礎学習1時間
- 週1回: オンラインレッスン or 言語交換(30分〜1時間)
- 週末: 韓国ドラマ2話視聴(韓国語字幕に挑戦)
上級(TOPIK5-6級):18ヶ月以降の学習計画
【到達目標】
- 高級文法、慣用表現、ことわざを使いこなせる
- 語彙数7,000語以上
- 専門的な内容も理解し、議論できる
- 小説や専門書が読める
- ほぼネイティブレベルで会話できる
【学習の重点】
- 専門分野の語彙強化: 自分の興味分野(ビジネス、医療、ITなど)の専門用語
- ニュアンスの理解: 同じ意味の表現でも、使用場面やニュアンスの違いを学ぶ
- 文化的背景の理解: ことわざや慣用句の背景にある韓国文化を学ぶ
- アウトプット中心: ライティング、ディベート、プレゼンテーションの練習
上級者におすすめの学習法
• 韓国語で日記を書く(毎日300字以上)
• 韓国のニュースサイトを毎日読む
• 韓国語でSNS発信する
• 韓国人とのディスカッショングループに参加
• 韓国語の小説や専門書を読む
• 韓国のYouTuberの動画を字幕なしで見る
目的別|最適な勉強法の選び方
韓国語を学ぶ目的は人それぞれですよね。ここでは、目的別に最適な学習法を紹介します。
K-POP・ドラマを字幕なしで楽しみたい人向け
重点ポイント
- リスニング力を最優先
- 日常会話表現、若者言葉、スラングの習得
- 文法は基礎だけでOK(完璧を目指さない)
おすすめ学習法
1基礎文法は教科書で学習(3ヶ月)
最低限の文法だけは押さえておきましょう。「できる韓国語 初級I」を一通り終わらせれば十分です。
2好きなK-POP・ドラマで実践(継続)
- 好きな曲の歌詞を訳してみる
- お気に入りのシーンを字幕ありで10回見る
- 次に韓国語字幕で5回見る
- 最後に字幕なしで見て、理解度をチェック
3V LIVE、YouTubeでリスニング強化
推しのV LIVEやYouTubeを毎日見ましょう。好きなコンテンツなら、何時間でも見られるのが最大のメリットです。最初は聞き取れなくても、繰り返し見ることで徐々に理解できるようになりますよ。
韓国旅行で会話を楽しみたい人向け
重点ポイント
- 実用的な会話フレーズを優先
- 発音とリスニングに力を入れる
- 読み書きは最小限でOK
最優先で覚えるフレーズ50
基本の挨拶・お礼(10個)
- こんにちは、ありがとう、すみません、大丈夫です、わかりません など
レストラン・カフェ(15個)
- 〜をください、おいしいです、お会計お願いします、おすすめは何ですか など
ショッピング(15個)
- いくらですか、試着できますか、安くしてください、カード使えますか など
道案内・交通(10個)
- 〜はどこですか、ここに行きたいです、いくらかかりますか、近いですか など
おすすめ教材
- 「旅の指さし会話帳 韓国」: イラストと一緒にフレーズが学べる。旅行に持って行ける。
- 「ひとり歩きの韓国語自遊自在」: 場面別のフレーズ集。音声付きで発音も確認できる。
旅行3ヶ月前からの学習計画
3ヶ月前: ハングルを読めるようにする + 基本フレーズ50個
2ヶ月前: よく使うフレーズを暗記 + 音声で発音練習
1ヶ月前: ロールプレイで実践練習(ホテル、レストラン、買い物などのシーンを想定)
出発前: 行きたい場所の韓国語名を確認、地図アプリに登録
TOPIKで高得点を目指す人向け
重点ポイント
- 4技能(読む、書く、聞く、話す)をバランスよく
- 試験形式に慣れる
- 時間配分の練習
TOPIKの試験構成
| 級 | 試験科目 | 問題数 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
| TOPIK I (1-2級) |
聞き取り(30問) 読解(40問) |
70問 | 100分 |
| TOPIK II (3-6級) |
聞き取り(50問) 書き取り(4問) 読解(50問) |
104問 | 180分 |
レベル別学習戦略
■ TOPIK I 対策(1-2級を目指す)
- 基礎文法30項目を完璧にする
- 頻出単語1,500語を確実に覚える
- 過去問を最低3回分解く
- リスニングは1.5倍速で練習
■ TOPIK II 対策(3-6級を目指す)
- 中級文法を網羅する
- 語彙数5,000語以上を目標に
- 作文対策: 型を覚えて練習(週1回以上)
- 速読練習: 時間を計って読解問題を解く
- 過去問を最低5回分解く
TOPIK対策のおすすめ教材
• 「韓国語能力試験 TOPIK I・II 公式過去問題集」: 過去問は必ず解きましょう
• 「韓国語能力試験 TOPIK 必須単語集」: 出題頻度の高い単語を効率的に
• YouTube「TOPIK 듣기」: リスニング問題がたくさんアップされています
試験3ヶ月前からの学習計画
3ヶ月前: 文法・語彙の総復習
2ヶ月前: 過去問1回目、弱点分析
1ヶ月前: 弱点強化 + 過去問2-3回目
2週間前: 過去問4-5回目、時間配分の確認
1週間前: 総復習、体調管理
挫折しないための継続テクニック
韓国語学習で一番難しいのは、モチベーションを保って継続することかもしれません。最初は意気込んで始めたのに、数週間、数ヶ月で挫折してしまう…そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。ここでは、長く続けるための具体的なテクニックを紹介します。
モチベーションを保つ5つの心理戦略
1小さな成功体験を積み重ねる
大きな目標だけを見ていると、道のりが遠すぎて心が折れてしまいます。「今日はハングル5文字覚えた」「ドラマで1つセリフが聞き取れた」という小さな成功を、一つ一つ喜びましょう。
おすすめは「学習記録ノート」をつけることです。毎日、今日できるようになったことを1つでいいので書き出してみてください。1ヶ月後に見返すと、自分の成長が実感できてモチベーションが上がりますよ。
2if-thenプランニングで習慣化する
「毎日勉強する!」という漠然とした目標より、「朝食後にアプリで単語を10個覚える」のように、「いつ・どこで・何をするか」を具体的に決めると続けやすくなります。
これを心理学では「if-thenプランニング」と言います。「もし(if)朝食を食べたら、その後(then)韓国語アプリを開く」というように、既存の習慣とセットにすることで、新しい習慣が定着しやすくなるんです。
3学習を「見える化」する
カレンダーに勉強した日をチェックする、学習時間をアプリで記録する、SNSで学習記録を投稿するなど、自分の頑張りを可視化しましょう。
「今月は25日勉強できた!」と視覚的にわかると、達成感が得られます。また、連続記録が途切れるのが惜しくなって、「今日もやろう」という気持ちになりやすいんです。
4報酬システムを作る
「1週間続けたらカフェで好きなケーキを食べる」「1ヶ月続けたら韓国コスメを買う」など、頑張った自分へのご褒美を設定しましょう。
人間の脳は報酬があると、その行動を続けやすくなるようにできています。特に最初の3ヶ月は、こまめにご褒美を設定すると効果的ですよ。
5「完璧主義」を手放す
「毎日2時間勉強する!」と決めても、仕事が忙しい日や体調が悪い日もありますよね。そんな日に「できなかった…」と自分を責めると、モチベーションが下がってしまいます。
「今日は5分だけでもOK」「今週トータルで5時間できればOK」というように、柔軟に考えましょう。完璧を目指すより、細く長く続けることの方が大切です。
忙しい社会人のための時間捻出術
「仕事が忙しくて勉強時間が取れない…」という悩みは多いですよね。でも、スキマ時間を活用すれば、まとまった時間がなくても学習できます。
1日のスキマ時間活用例
| タイミング | 時間 | おすすめ学習 |
|---|---|---|
| 通勤電車 | 15-30分 | アプリで単語学習、Podcastリスニング |
| ランチ後 | 10分 | その日覚えた単語の復習 |
| 入浴中 | 10-15分 | 音声教材を聞く、シャドーイング |
| 寝る前 | 10-15分 | 3行日記を書く、今日の復習 |
| 家事の時間 | 20-30分 | Podcast、YouTubeを聞き流し |
これらを合計すると、1日1時間以上の学習時間が確保できます。「まとまった時間がない」ではなく「スキマ時間を有効活用する」という発想に切り替えてみましょう。
スキマ時間学習を成功させるコツ
• スマホにすぐ開ける学習アプリを入れておく
• イヤホンを常に持ち歩く
• 「5分あればできること」をリスト化しておく
• 待ち時間ができたら、まずスマホで韓国語学習を開く習慣をつける
スランプ時の乗り越え方
韓国語学習を続けていると、必ず「頑張っているのに上達している気がしない…」というスランプに陥る時期が来ます。これは誰もが経験することなので、心配しないでくださいね。
【スランプの原因と対処法】
原因1: プラトー現象(停滞期)
学習曲線は直線的に上がるのではなく、階段状に上がります。成長を実感できない「踊り場」の時期があるのは自然なことです。
対処法: 焦らず今の学習を続けることが大切です。見えないところで力は確実についているので、信じて継続しましょう。3ヶ月前の自分と比較すると、成長が実感できますよ。
原因2: 学習方法のマンネリ化
同じ教材、同じ方法ばかりだと、飽きてしまいます。
対処法: 学習方法に変化をつけてみましょう。いつもテキスト学習なら、今週はドラマ視聴メインにする。単語アプリに飽きたら、手書きの単語カードに戻してみる。新鮮な刺激が、またやる気を呼び起こしてくれます。
原因3: 目標の見失い
「なぜ韓国語を勉強しているんだっけ?」と目的を忘れてしまうことがあります。
対処法: 最初に書いた「韓国語を学ぶ理由」を読み返しましょう。または、新しい目標を設定するのもおすすめです。「次の韓国旅行で使ってみる」「TOPIKに挑戦する」など、具体的なゴールがあるとモチベーションが復活しますよ。
スランプは成長のサイン
スランプを感じるということは、それだけ学習が進んで、より高いレベルを求めている証拠です。初心者の頃は何もわからないので、スランプも感じません。「スランプを感じられるレベルまで来た」と前向きに捉えてくださいね。
学習コミュニティの活用法
一人で勉強していると孤独を感じることもありますよね。同じ目標を持つ仲間と繋がることで、モチベーションを保ちやすくなります。
おすすめのコミュニティ
1. SNS(Twitter/X、Instagram)
ハッシュタグ「#韓国語勉強」「#韓国語勉強垢」で検索すると、たくさんの学習者が見つかります。学習記録を投稿し合ったり、おすすめ教材を共有したり。同じ悩みを持つ人と繋がれるのが心強いです。
2. オンライン勉強会
ZoomやDiscordで開催される韓国語勉強会に参加してみましょう。一緒に教科書を進めたり、会話練習をしたり。定期的に参加することで、学習のペースメーカーになります。
3. 言語交換カフェ・イベント
対面で韓国人や韓国語学習者と交流できるイベントです。コロナ後、徐々に再開されています。実際に会って話すことで、学習のモチベーションが大きく上がりますよ。
よくある失敗パターンと対策
韓国語学習でよくある失敗パターンを知っておくことで、同じ轍を踏まずに効率的に学習できます。
教材コレクターになってしまう
失敗パターン
「この教材も良さそう」「このアプリも評判がいい」と、次々に新しい教材を買ってしまう。結果、どれも中途半端で終わってしまう…
対策
1つの教材を最低3周してから、次に進むようにしましょう。1回目で理解し、2回目で定着させ、3回目で完全に自分のものにするイメージです。
新しい教材に手を出したくなったら、「今の教材を最後までやってから」と自分に約束してください。1つの教材を完璧にする方が、10個の教材を中途半端にやるより、確実に力がつきます。
完璧主義で進まない
失敗パターン
発音が完璧になるまで次に進めない、文法を100%理解するまで会話練習しない…完璧を求めすぎて、一向に前に進まない。
対策
言語学習は「80%の理解で次に進む」くらいがちょうどいいです。完璧を目指すと、時間がかかりすぎて挫折してしまいます。
「わからないことがあっても、とりあえず進んでみる」という姿勢が大切です。後で復習した時に「あ、そういうことか!」と理解が深まることもよくありますよ。
インプットだけでアウトプットしない
失敗パターン
単語を覚えて、文法を勉強して、リスニングもしている。でも、実際に話したり書いたりする練習をしない。結果、「知識はあるけど使えない」状態に…
対策
学んだことは必ずアウトプットする習慣をつけましょう。新しい文法を覚えたら、それを使って3つ例文を作る。覚えた単語は、その日のうちに3行日記で使ってみる。
「インプット7:アウトプット3」くらいのバランスを意識すると、バランスよく力がついていきます。
いきなりドラマ・音楽から始める
失敗パターン
「好きなドラマで勉強すれば楽しく続けられる!」と、基礎を飛ばしていきなりドラマを見始める。でも、何を言っているか全くわからず挫折…
対策
ドラマや音楽は素晴らしい教材ですが、ある程度基礎ができてからの方が効果的です。目安としては、基礎文法30項目と基本単語800語を覚えてから取り組むといいでしょう。
それまでは、好きなドラマを「モチベーション維持のご褒美」として、週末に字幕ありで楽しむのがおすすめです。「早くこれを字幕なしで見られるようになりたい!」という気持ちが、学習の原動力になりますよ。
おすすめ学習ツール総まとめ
ここでは、これまで紹介した教材やツールを、カテゴリー別にまとめて紹介します。
【無料】アプリ・Webサイト
- Duolingo: ゲーム感覚で学べる定番アプリ。初級〜中級向け。
- HelloTalk: 言語交換アプリ。韓国人と直接チャットや通話ができる。
- Tandem: もう一つの人気言語交換アプリ。真面目な学習者が多い。
- HiNative: わからないことを質問できるQ&Aアプリ。
- Quizlet: 単語帳アプリ。自分で作成も、他の人のセットも使える。
- NAVER辞書: 韓日・日韓辞典。例文が豊富で音声も聞ける。
- Talk To Me In Korean(ウェブサイト): 無料のレッスン動画や音声教材が豊富。
- KBS World Radio: 韓国のニュースやコンテンツが聞ける。
- seemile韓国語(YouTube): 文法解説や会話表現の動画が充実。
【有料】テキスト・教材おすすめ
- 「できる韓国語 初級I・II」: 定番の総合教材。体系的に学べる。
- 「1時間でハングルが読めるようになる本」: ハングル入門に最適。
- 「基礎から学ぶ韓国語講座 初級」: 独学向け。文法説明が詳しい。
- 「ゼロからしっかり学べる!韓国語 文法トレーニング」: 問題集として最適。
- 「新装版 できる韓国語 初級 単語集」: 効率的な単語学習に。
- 「韓国語能力試験 TOPIK 公式過去問題集」: TOPIK対策の必須教材。
- 「旅の指さし会話帳 韓国」: 旅行会話に特化。イラスト付き。
- 「ひとり歩きの韓国語自遊自在」: 場面別フレーズ集。音声付き。
【オンライン】スクール・講座比較
| サービス | 料金 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| K-アカデミー | 月4回 8,000円〜 | 韓国政府公認。質の高い講師陣。体系的なカリキュラム。 | ★★★★★ |
| コリアンカレッジ | 60分 5,500円〜 | 予約の自由度が高い。初級〜上級まで対応。 | ★★★★☆ |
| Cafetalk | 1レッスン 1,000円〜 | 講師を自由に選べる。多様なレッスン内容。 | ★★★★☆ |
| italki | 1レッスン 500円〜 | 世界最大級の言語学習プラットフォーム。講師が多い。 | ★★★★☆ |
【コミュニティ】言語交換・SNS活用
SNSでの学習アカウント作成
- Twitter/Xで「#韓国語勉強」「#韓国語勉強垢」のハッシュタグをつけて投稿
- Instagramで学習記録を写真付きで投稿(ノート、教材、カフェ勉強など)
- 学習仲間をフォローして、お互いに励まし合う
オンラインコミュニティ
- Discordの韓国語学習サーバーに参加
- 言語交換イベント(オンライン/オフライン)に参加
- 韓国語学習者向けのFacebookグループに参加
まとめ|韓国語学習で最も大切なこと
ここまで、韓国語学習の5つのステップから、継続のコツ、おすすめ教材まで、たくさんの情報をお伝えしてきました。最後に、韓国語学習で最も大切なことをお伝えして締めくくりたいと思います。
1. 完璧を目指さず、継続を優先する
1日3時間を1週間続けるより、1日15分を毎日続ける方が、確実に力がつきます。細く長く続けることが、語学習得の王道です。
2. 楽しみながら学ぶ
好きなドラマ、好きな音楽、興味のあるトピック…自分が楽しいと思える方法で学びましょう。「勉強」ではなく「楽しみ」として韓国語に触れる時間を作ることが、長続きの秘訣です。
3. アウトプットを恐れない
間違えることを恐れず、積極的に使ってみましょう。言語は「使うことで上達する」ものです。完璧な韓国語を目指すより、まず伝わる韓国語を目指しましょう。
4. 自分のペースで進む
他の人と比較する必要はありません。「あの人はもう中級なのに、私はまだ初級…」と焦らないでください。昨日の自分より成長していれば、それで十分です。
5. 目的を忘れない
なぜ韓国語を学びたいと思ったのか、その気持ちを大切にしてください。辛い時、やめたくなった時は、最初の情熱を思い出しましょう。
さあ、今日から始めましょう!
韓国語学習の道のりは、決して平坦ではありません。でも、一歩一歩進んでいけば、必ず目標に辿り着けます。
まずは今日、ハングルを5文字覚えることから始めてみませんか? 韓国語学習アプリをダウンロードしてみませんか? 好きなK-POPの歌詞を調べてみませんか?
最初の一歩を踏み出すことが、何より大切です。あなたの韓国語学習を、心から応援しています。화이팅(ファイティング)!
よくある質問(FAQ)
初心者の方は、まず1日15〜30分から始めるのがおすすめです。無理のない範囲で毎日続けることが大切です。慣れてきたら、徐々に時間を増やして1時間程度を目標にしましょう。
大切なのは時間の長さより継続性です。1日3時間を週に1回より、1日15分を毎日続ける方が、確実に力がつきますよ。忙しい日は5分でもいいので、韓国語に触れる習慣を作ることを優先してください。
レベルによって異なりますが、目安は以下の通りです。
• 初級レベル(日常会話ができる): 約6〜12ヶ月
• 中級レベル(ドラマが理解できる): 約1年〜2年
• 上級レベル(ネイティブに近い): 約2年〜3年以上
ただし、これは1日1時間程度の学習を継続した場合の目安です。学習時間、学習方法、個人の適性によって大きく変わります。焦らず自分のペースで進めることが大切ですよ。
まずはハングル文字を読めるようになることから始めましょう。これが韓国語学習の第一歩です。
おすすめの手順は以下の通りです。
1週間目: ハングルの母音・子音を覚える(「1時間でハングルが読めるようになる本」などを活用)
2週間目: 反切表で読む練習、簡単な単語を読んでみる
3週間目以降: 基礎文法の学習開始(「できる韓国語 初級I」などのテキストを使用)
ハングルが読めるようになると、学習効率が格段に上がりますよ。
初心者におすすめの無料アプリは以下の3つです。
1. Duolingo: ゲーム感覚で楽しく学べます。毎日5〜10分のスキマ時間学習に最適です。
2. HelloTalk: 韓国人と言語交換ができます。テキストチャットから始められるので、初級者でも安心です。
3. Quizlet: 単語学習に特化したアプリです。自分で単語帳を作ることも、他の人が作ったセットを使うこともできます。
これらを組み合わせて使うことで、文法・単語・会話をバランスよく学習できますよ。
K-POPやドラマは、基礎を身につけた後なら非常に効果的な教材になります。
ただし、いきなりドラマから始めると、速すぎて何も聞き取れず挫折してしまう可能性があります。おすすめの活用時期は、基礎文法30項目と基本単語800語を覚えた後、つまり学習開始から3〜6ヶ月後です。
それまでは、好きなドラマを「週末のご褒美」として日本語字幕で楽しみ、モチベーション維持に使うのがいいでしょう。「早く字幕なしで見られるようになりたい!」という気持ちが、学習の原動力になりますよ。
韓国語の発音で日本人が特に苦労するのは、濃音・激音・パッチムの3つです。上達のコツは以下の通りです。
1. 音声を繰り返し聞く: 教科書やアプリの音声を、最低20回は聞きましょう。耳が慣れることが第一歩です。
2. シャドーイングする: 音声に少し遅れて真似して発音します。口の動きと音を一致させることができます。
3. 録音して比較する: 自分の発音を録音し、ネイティブの発音と比較してみましょう。違いに気づくことで改善できます。
4. オンラインレッスンを活用: ネイティブの先生に直接訂正してもらうのが最も効果的です。
完璧な発音を目指さず、「伝わる発音」を目標にしましょう。多少の訛りがあっても、コミュニケーションには問題ありませんよ。
モチベーションを保つためには、以下の方法が効果的です。
1. 小さな目標を設定する: 「TOPIK6級合格」という大きな目標だけでなく、「今週は単語50個覚える」などの達成しやすい目標を設定しましょう。
2. 学習を記録する: カレンダーに勉強した日をチェック、SNSで学習記録を投稿するなど、頑張りを可視化します。
3. ご褒美を設定する: 「1週間続けたらカフェに行く」「1ヶ月続けたら韓国コスメを買う」など、自分へのご褒美を用意しましょう。
4. 学習仲間を作る: SNSやオンラインコミュニティで、同じ目標を持つ仲間と繋がりましょう。励まし合うことでモチベーションが維持できます。
5. 完璧主義を手放す: 「今日は5分だけでもOK」という柔軟な姿勢で、継続を最優先にしましょう。
一番大切なのは、「楽しむこと」です。好きなドラマ、好きな音楽など、自分が楽しいと思える方法で学ぶことが、長続きの秘訣ですよ。
