「カントリーマアム、昔より小さくなった気がする…」そんな疑問を感じたことはありませんか?
1984年の発売以来、多くの人に愛され続けてきた不二家のカントリーマアム。外はサックリ、中はしっとりの食感が特徴的なこのクッキーですが、SNSでは「だんだん小さくなっている」という声が後を絶ちません。
実際のところ、本当にサイズは変わったのでしょうか。それとも、私たちの記憶違いなのでしょうか。
この記事でわかること
- カントリーマアムの発売当初から現在までのサイズ変遷を年代別に詳しく解説
- 不二家の公式見解「サイズ変更は2回だけ」の真相
- 現在販売されている全種類のサイズスペック比較
- ファミリーパックの枚数が減り続けた経緯
- 小さくなった背景にある経済的理由
- 通常サイズの5倍以上ある「大きなカントリーマアム」の情報
- よくある質問とその回答
この記事では、データと事実に基づいて、カントリーマアムのサイズ変遷の全貌を明らかにしていきます。昔のサイズが気になる方、現在の正確なスペックを知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
カントリーマアムのサイズ変遷【年代別データ】
まずは、カントリーマアムが発売当初から現在までどのように変化してきたかを、年代ごとに見ていきましょう。
発売当初(1984年)のサイズ
カントリーマアムが日本で初めて発売されたのは、1984年7月のことです。北海道から順次発売が開始され、全国に広がっていきました。
当時のコンセプトは、1970年代から1980年代にかけてアメリカで流行していた「お母さんの焼きたて手作りクッキー」をイメージしたものでした。そのため、家庭的な温かさと手作り感を演出するために、クッキーのサイズも比較的大きめに作られていたんですね。
複数の情報源によると、発売当初の直径は約8cm程度だったとされています。これは現在のサイズと比較すると、なんと約2倍の大きさだったということになります。ただし、この直径については公式発表ではなく、当時を知る人々の証言や推定に基づくものです。
当時は「しっとりクッキー」という概念自体が新しく、消費者から「湿気っている」というクレームが寄せられたこともあったそうです。そのため、テレビCMではクッキーを割って中身を見せることで、外側のサクサク層と内側のしっとり層の二層構造であることをアピールしていました。
1990年代のサイズ変更
発売から約6年後の1990年代初頭には、サイズに変化が見られました。
この時期、直径は約8cmから約6cmへと縮小されています。ただし、この頃はまだ食べ応えのあるサイズ感が保たれていたようで、当時を知る人々の記憶にも「それなりに大きかった」という印象が残っています。
また、1992年には現在も販売されているファミリーパック「カントリーマアム(バニラ&ココア)」が登場しました。発売当初は28枚入りで、1枚あたりの重量は11.5gでした。
1996年には、不二家の公式記録として残されている1回目のサイズ変更が行われ、1枚あたりの重量が11.5gから10.5gへと減少しました。
2000年代〜2010年代の変化
2000年代に入ると、カントリーマアムのサイズはさらに変化していきます。
2002年10月時点では10g×30枚でしたが、同年11月のリニューアルで1枚あたり10.5gへと増量されました。枚数は30枚のまま据え置かれたため、これは実質的な値下げとなる嬉しい変更でした。しかし、この好待遇は長くは続きませんでした。
2007年以降は原材料費や物流コストの上昇を理由に、徐々に内容量が減少していく傾向が強まります。2007年には28枚に、2008年には乳製品や原油価格の高騰を理由に一気に24枚へと減少しました。
2010年代になると、直径は約5cm程度まで小さくなりました。そして2014年には、不二家の公式記録に残る2回目のサイズ変更が実施され、1枚あたりの重量が10.5gから10.0gへと変更されています。
2020年代の現在のサイズ
2020年代に入ってからも、カントリーマアムのサイズはさらに変化を続けています。
現在の直径は約4cmとされており、ほぼ一口サイズといっても過言ではない大きさになっています。重量は2014年から変わらず10.0gで維持されていますが、直径自体は縮小傾向にあると感じる人が多いようです。
また、2024年4月には大袋タイプの枚数が19枚から18枚へと1枚減少しました。価格は据え置きのため、実質的な値上げとなっています。
サイズ変遷データ一覧表
ここまでの情報を、わかりやすく表にまとめてみました。
| 年代 | 直径(目安) | 1枚あたりの重量 | 大袋の枚数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1984年(発売当初) | 約8cm | – | – | 手作り感を重視した大きめサイズ |
| 1990年代初頭 | 約6cm | – | – | サイズダウンが始まる |
| 1992年 | – | 11.5g | 28枚 | ファミリーパック登場 |
| 1996年 | – | 10.5g | – | 公式記録1回目のサイズ変更 |
| 2002年10月 | – | 10.0g | 30枚 | 枚数が30枚に増加 |
| 2002年11月 | – | 10.5g | 30枚 | リニューアルで重量増量(実質値下げ) |
| 2005年頃 | – | 10.5g | 30枚 | 最大内容量の時期 |
| 2007年 | – | 10.5g | 28枚 | 枚数減少開始 |
| 2008年 | – | 10.5g | 24枚 | 乳製品・原油価格高騰の影響 |
| 2010年代 | 約5cm | 10.5g | – | さらにサイズダウン |
| 2011年 | – | 10.5g | 22枚 | 枚数減少継続 |
| 2014年 | – | 10.0g | 20枚 | 公式記録2回目のサイズ変更 |
| 2020年 | 約4cm | 10.0g | 20枚 | ほぼ一口サイズに |
| 2022年 | 約4cm | 10.0g | 19枚 | 枚数1枚減 |
| 2024年〜現在 | 約3.5〜3.7cm | 10.0g | 18枚 | さらに枚数1枚減 |
注目ポイント: 発売当初と比べると、直径は約半分程度(推定8cm→約4cm)になったとされています。重量については、1992年の11.5gから現在の10.0gへと約13%減少しています。大袋の枚数に至っては、2002年の最大30枚から2024年の18枚へと、実に40%も減少しているんです。
不二家の公式見解「サイズ変更は2回だけ」の真相
ここで興味深いのが、不二家の公式見解です。実は不二家は「サイズ変更は過去に2回しか行っていない」と発表しているんです。
これは、多くの人が感じている「年々小さくなっている」という印象とは、ちょっと違いますよね。では、この食い違いはどこから生まれるのでしょうか。
公式発表の重量変更履歴
不二家の広報担当者によると、カントリーマアム(バニラ&ココア)の規格上の重量変更は、以下の2回のみとされています。
公式記録によるサイズ変更:
- 1回目: 1996年7月 → 11.5gから10.5gへ(0.5g減)
- 2回目: 2014年7月 → 10.5gから10.0gへ(0.5g減)
そして、不二家は「2014年以降、2022年までの8年間はサイズ変更していない」と明言しています。
実際に、不二家から提供された資料を確認したメディアの報道によると、1枚あたりの単重(重量)に変化があったのは、確かにこの2回だけだったそうです。
なぜ「小さくなった」と感じるのか
では、なぜ多くの人が「カントリーマアムは年々小さくなっている」と感じるのでしょうか。
この疑問に対して、不二家は興味深い説明をしています。それは、製造機械の精度向上によるものだというのです。
実は、昔の製造ラインでは機械の精度があまり高くなかったため、規格重量以上の製品が多く出荷されていたそうです。つまり、10.5gが標準でも、実際には11gや11.5gのものも混ざっていたということですね。
しかし、近年の製造技術の向上により、規格重量ぴったりの製品を安定して作れるようになりました。その結果、以前は「当たり」として規格以上の大きさのものを食べていた人が、現在は規格通りのサイズしか食べられなくなり、「小さくなった」と感じているのではないか、というわけです。
機械精度向上による誤差減少の影響
この説明は、実は非常に理にかなっています。
製造業の世界では、品質の均一化は大きな目標の一つです。ばらつきが少なくなることは、品質管理の観点からは大きな進歩なんですね。
ただし、消費者の立場からすると、以前は「たまに大きめのが入っている」という嬉しいサプライズがあったのに、今はそれがなくなってしまったということになります。
実際、SNSなどでは「昔のカントリーマアムは、袋を開けるとサイズがバラバラで、大きいのを引き当てると嬉しかった」という思い出を語る人も多く見られます。
つまり、真相はこういうことです:
公式には「サイズ変更は2回だけ」で間違いありませんが、実質的に消費者が手にするカントリーマアムの平均サイズは、少しずつ小さくなってきたと言えるでしょう。これは、製品がばらつきのある状態から、規格通りの均一な状態へと変化したことによる結果なんです。
現在のカントリーマアムのサイズスペック
それでは、2024年〜2025年現在で販売されているカントリーマアムの各種類について、詳しいスペックを見ていきましょう。
通常サイズ(バニラ&ココア)のスペック
まずは、最もスタンダードなファミリーパック「カントリーマアム(バニラ&ココア)」のスペックです。
現在の通常サイズスペック(2024年〜):
- 1枚あたりの重量: 標準10.0g
- 直径: 約3.5cm×約3.7cm
- 大袋の内容: 18枚入り(バニラ9枚、ココア9枚)
- 総重量: 約180g
- カロリー: 1枚あたり約48kcal
- メーカー希望小売価格: 300円台(店舗により異なる)
サイズ感としては、ほぼ一口サイズといってよいでしょう。昔のように「何口かに分けて食べる」というよりは、「一口でパクッと食べられる」サイズになっています。
ちなみに、個別包装タイプ(16枚入り)も販売されており、こちらも1枚あたりの重量は同じ10.0gです。
厳選シリーズのスペック
通常版とは別に、「厳選バニラ」「厳選チョコ」といったプレミアムラインも展開されています。
厳選シリーズのスペック:
- 内容量: 12枚入り
- 1枚あたりの重量: 10.6g
- 特徴: バニラビーンズやエクアドル産カカオなど、素材にこだわった高級版
- 価格帯: 通常版よりやや高め
カントリーマアムミニのサイズ
小さいサイズの「カントリーマアムミニ」も人気商品です。
カントリーマアムミニのスペック:
- サイズ: 通常版の約半分
- 1枚あたりの重量: 約5g前後
- 特徴: 一口サイズで食べやすく、カロリーも控えめ
- 用途: 小分けにして配ったり、少しだけ食べたい時に便利
ミニサイズは、「ちょっとだけ甘いものが食べたい」という時や、お子さんのおやつにちょうど良いサイズ感です。
「大きなカントリーマアム」の詳細
そして、最近話題になっているのがコンビニ限定の「大きなカントリーマアム」シリーズです。
大きなカントリーマアムの種類:
【ミニストップ限定版(過去販売)】
- 通常の約5倍サイズ: 2021年4月発売、重量約50g
- 通常の約7倍サイズ: 2022年4月発売の「もっと大きなカントリーマアム」、重量約69g
- 価格: 1枚129円〜172円
- 特徴: 大きくしたことで水分が飛びにくく、しっとり食感がアップ
【ローソン限定版(2024年〜)】
- 通常の約3倍サイズ: 4枚入りギフト商品
- 直径: 約7cm
- 1枚あたり: 158kcal
- 販売形態: 主にギフト商品だが、一部店舗で店頭販売あり
この「大きなカントリーマアム」は、「誰もが一度は夢見る大きなサイズ」をコンセプトに開発されました。通常のカントリーマアムと同じ製法では水分が飛んでしまい、しっとり感が損なわれるため、低温でじっくり焼く製法など、特別な工夫が凝らされているそうです。
発売当初は数日で約7万5000個が完売するなど、大きな話題となりました。「昔のカントリーマアムはこのくらいの大きさだった気がする」という声も多く、ノスタルジーを感じる人も多かったようです。
ファミリーパックの枚数変更の歴史
サイズだけでなく、大袋に入っている枚数も大きく変化してきました。ここでは、その詳細な推移を見ていきましょう。
2005年〜現在までの枚数推移
ファミリーパック「カントリーマアム(バニラ&ココア)」の枚数変化を、年代順に整理してみました。
| 年 | 枚数 | 1枚の重量 | 総重量 | 変化 |
|---|---|---|---|---|
| 2002年10月 | 30枚 | 10.0g | 300g | 枚数増加 |
| 2002年11月 | 30枚 | 10.5g | 315g | 重量増量(実質値下げ) |
| 2005年頃 | 30枚 | 10.5g | 315g | 最大内容量を維持 |
| 2007年 | 28枚 | 10.5g | 294g | 2枚減(-21g) |
| 2008年 | 24枚 | 10.5g | 252g | 4枚減(-42g) |
| 2011年 | 22枚 | 10.5g | 231g | 2枚減(-21g) |
| 2014年前半 | 20枚 | 10.5g | 210g | 2枚減(-21g) |
| 2014年後半 | 20枚 | 10.0g | 200g | 重量変更(-10g) |
| 2022年 | 19枚 | 10.0g | 190g | 1枚減(-10g) |
| 2024年〜現在 | 18枚 | 10.0g | 180g | 1枚減(-10g) |
この表を見ると、2002年から2024年の約22年間で、枚数は30枚から18枚へと12枚も減少していることがわかります。特に2002年11月には一時的に重量が増量されるという嬉しい変更もありましたが、その後は減少の一途をたどっています。
実質的な値上げ率の計算
価格は300円前後で据え置かれているため、内容量の減少は実質的な値上げとなっています。では、実際にどのくらいの値上げになっているのでしょうか。
実質値上げの計算例:
仮に2002年(最大内容量時期)と2024年の価格を300円として計算すると…
- 2002年: 300円÷30枚 = 1枚あたり10円
- 2024年: 300円÷18枚 = 1枚あたり約16.7円
つまり、1枚あたりの価格は約67%上昇していることになります。
重量で計算すると、さらに明確です。
- 2002年: 300円÷315g(10.5g×30枚) = 1gあたり約0.95円
- 2024年: 300円÷180g(10.0g×18枚) = 1gあたり約1.67円
グラム単価では約76%の上昇となっています。
この数字を見ると、「気のせいではなく、本当に高くなったんだ」と実感できますね。
2024年〜2025年の最新変更情報
2024年4月には、大袋が19枚から18枚へと1枚減少しました。これは比較的最近の変更なので、まだ気づいていない方もいらっしゃるかもしれません。
また、同時期に贅沢シリーズも16枚から14枚へと減少しています。不二家は2023年3月に菓子28品目で6〜14%の値上げを実施しており、価格と内容量の両面で調整を行っている状況です。
今後の見通し: 原材料費や物流コストの高騰は今後も続くと予想されます。そのため、残念ながら内容量のさらなる減少や、価格の引き上げが行われる可能性は十分にあると考えられます。
カントリーマアムが小さくなった理由
では、なぜカントリーマアムは小さくなり続けているのでしょうか。その背景にある経済的な理由を詳しく見ていきましょう。
原材料費高騰の影響
カントリーマアムの主な原材料は、小麦粉、砂糖、バター、チョコレート(カカオ)などです。
これらの原材料は、ここ数年で大幅に価格が上昇しています。特に以下のような要因が影響しています。
- 小麦価格の高騰: 世界的な気候変動や紛争の影響で、小麦の国際価格が上昇
- カカオ価格の上昇: カカオの主要生産地である西アフリカでの不作や、需要増加により価格が高騰
- 乳製品価格の上昇: バターや脱脂粉乳などの乳製品も、飼料価格の上昇により値上がり
- 砂糖価格の変動: 原油価格の影響を受けやすいサトウキビの価格が不安定に
不二家の担当者も、原材料価格の上昇が内容量調整の主な理由であると公式に説明しています。
物流コスト上昇
原材料費だけでなく、物流コストの上昇も大きな要因です。
- 燃料費の高騰: ガソリンや軽油の価格上昇により、配送コストが増加
- ドライバー不足: 人手不足により、配送費用が上昇
- 包装資材の値上がり: 個包装に使用するフィルムや、外装の袋などの価格も上昇
これらのコストは、お菓子メーカーにとって避けることのできない固定費となっており、企業努力だけでは吸収しきれない状況になっているんですね。
シュリンクフレーション現象とは
カントリーマアムのような「価格は据え置きで内容量を減らす」という手法は、シュリンクフレーション(shrinkflation)と呼ばれています。
シュリンクフレーションとは:
「縮小(shrink)」と「インフレーション(inflation)」を組み合わせた造語で、商品の価格を据え置いたまま、内容量や品質を減らすことを指します。別名「ステルス値上げ」とも呼ばれ、消費者に気づかれにくい形での実質的な値上げ手法です。
この手法は、カントリーマアムに限らず、多くのお菓子や食品で見られる現象です。例えば以下のような商品でも同様の変化がありました。
- カルビー「ポテトチップス」各種 → 内容量が段階的に減少
- ロッテ「ガーナミルクチョコレート」 → 板チョコのサイズが小さく
- 亀田製菓「柿の種」 → 内容量が減少
- 明治「きのこの山」「たけのこの里」 → 箱のサイズと内容量が減少
日本の食品業界全体で起きている現象なんですね。
価格維持のための苦渋の選択
では、なぜ企業は価格を上げずに内容量を減らすのでしょうか。
その理由は、消費者の価格に対する心理的抵抗が大きいためです。
- 価格の据え置きを重視: 「300円台」という価格帯を維持することで、消費者の購買意欲を保つ
- 心理的な価格ライン: 300円から400円への値上げは、心理的に大きな壁となる
- 競合との価格競争: 他社製品との価格バランスを考慮
- 核家族化への対応: 不二家は、家族の人数が減っていることも、1パッケージの個数が減っている理由の一つだと説明しています
つまり、企業側としては「値上げによる売上減少」よりも「内容量減少による原価削減」を選択したということです。
消費者としてできること: シュリンクフレーションは避けられない現象ですが、内容量と価格を比較して購入する習慣をつけることで、より賢い買い物ができます。また、大袋よりも個別包装タイプの方がグラム単価が安い場合もあるので、よく確認してみるといいですよ。
他のサイズバリエーション商品
カントリーマアムには、通常版以外にも様々なバリエーション商品があります。それぞれのサイズや特徴を見ていきましょう。
チョコまみれシリーズのサイズ
2019年11月にセブン-イレブン限定で発売された「カントリーマアム チョコまみれ」は、大ヒット商品となりました。
チョコまみれシリーズの特徴:
- サイズ: ミニサイズをベースとした商品
- 内容量の変遷: 127g → 122g → 112gと段階的に減少
- 特徴: カントリーマアムミニの約2倍のチョコレート量
- マスコットキャラクター: 「まみれさん」というキャラクターが人気に
- 販売実績: 2021年には「日経トレンディ ヒット商品ベスト30」第11位にランクイン
チョコまみれは、若い世代に直接アピールするためにコンビニでの販売が選ばれました。従来のカントリーマアムは10代〜20代に好まれていたものの、実際の購買層は主婦が中心だったため、若者が自分で買いやすい場所での展開が功を奏したんですね。
地域限定商品のサイズ比較
カントリーマアムは、地域限定のフレーバーも多数展開されています。
- 北海道限定: 北海道ミルク味、夕張メロン味など
- 信州限定: 信州りんご味
- 沖縄限定: 紅いも味、シークヮーサー味など
- 東京限定: 東京ばな奈味
これらの地域限定品は、お土産用として販売されることが多く、通常版と同じサイズ規格で作られていますが、パッケージデザインや風味が異なります。
コンビニ限定の大判サイズ
先ほども紹介した「大きなカントリーマアム」以外にも、コンビニでは様々な限定商品が展開されています。
- ローソン: ナチュラルローソン「糖質50%オフのカントリーマアム」なども展開
- セブン-イレブン: チョコまみれシリーズの独占販売(当初)
- ファミリーマート: 季節限定フレーバーの先行販売など
コンビニ各社との協業により、通常のスーパーでは買えない特別な商品が楽しめるのも、カントリーマアムの魅力の一つです。
SNSで話題の「カントリーマアム縮小」問題
カントリーマアムのサイズ変化は、SNS上でも大きな話題となっています。ここでは、その反応をまとめて紹介します。
Twitterでの反応まとめ
Twitter(現X)では、カントリーマアムのサイズに関する投稿が定期的に話題になります。
よく見られる反応としては、以下のようなものがあります。
- 「カントリーマアム、昔はもっと大きかった気がする」
- 「袋を開けたら枚数が減っていてびっくりした」
- 「子供の頃の記憶と全然違う…」
- 「昔は何口かに分けて食べていたのに、今は一口で終わる」
- 「大袋買ったのに、あっという間になくなっちゃった」
一方で、ポジティブな意見もあります。
- 「一口サイズで食べやすくなった」
- 「カロリーが控えめになって嬉しい」
- 「小さくなっても美味しさは変わらない」
- 「大きなカントリーマアムが出て嬉しい!」
「2040年問題」の真偽
SNS上では、「カントリーマアム2040年問題」というものが話題になったことがあります。
「2040年問題」とは:
カントリーマアムの枚数減少をグラフ化し、その傾向を延長すると「2040年にはマイナス3枚になる」という、冗談交じりの予測が拡散されたものです。
このグラフは詐欺グラフ(誤解を招くグラフ)として紹介されており、実際には統計的に意味のある予測ではありません。単純に過去のデータを直線的に延長しただけの、エンターテインメント的な内容です。
ただし、この話題が広まったことで、多くの人がカントリーマアムのサイズ変化に関心を持つきっかけとなったのも事実です。
消費者の声と企業の対応
消費者からの声を受けて、不二家も様々な取り組みを行っています。
- 大きなサイズの展開: ミニストップやローソンとのコラボで、大判サイズを限定販売
- プレミアムライン: 贅沢シリーズなど、素材にこだわった高付加価値商品の展開
- 新しい食べ方の提案: 温めたり冷やしたりするアレンジレシピの紹介
- 透明性のある情報開示: メディア取材に対して、サイズ変更の経緯を説明
企業としても、消費者の声に耳を傾けながら、経済的な制約の中でバランスを取っている様子が伺えます。
よくある質問(FAQ)
1984年の発売当初、カントリーマアムの直径は約8cmでした。現在の直径が約3.5〜4cmなので、約2倍の大きさだったことになります。重量も推定で11.5g以上あったと考えられ、現在の10.0gと比べると15%以上大きかったと言えます。1990年代には約6cm、2010年代には約5cmと、段階的に小さくなってきました。
2024年〜2025年現在、通常サイズのカントリーマアム(バニラ&ココア)は、1枚あたり標準10.0g、直径約3.5cm×3.7cmです。大袋タイプは18枚入り(バニラ9枚、ココア9枚)で、総重量は約180gとなっています。カロリーは1枚あたり約48kcalです。ほぼ一口サイズの大きさになっています。
過去に販売された中で最も大きかったのは、ミニストップで2022年に販売された「もっと大きなカントリーマアム」で、通常の約7倍(重量約69g)でした。現在入手可能なものでは、ローソン限定の「大きなカントリーマアム」が通常の約3倍(直径約7cm)で最大サイズです。ただし、これらはギフト商品や期間限定商品なので、常時購入できるわけではありません。
不二家からは今後のサイズ変更について具体的な発表はありません。ただし、原材料費や物流コストの高騰は今後も続くと予想されるため、内容量のさらなる調整や価格改定の可能性はあると考えられます。2024年4月にも18枚へと1枚減少したばかりなので、しばらくは現状維持される可能性もありますが、経済状況次第では変更もあり得るでしょう。
これは「シュリンクフレーション」と呼ばれる手法で、消費者の価格に対する心理的抵抗を考慮したものです。「300円台」という価格帯を維持することで、消費者の購買意欲を保つことができます。300円から400円への値上げは心理的に大きな壁となるため、企業は内容量の調整で原価上昇に対応しているんです。また、核家族化が進み、1世帯あたりの人数が減っていることも、1パッケージの個数減少の理由の一つとされています。
はい、公式な規格変更としては2回だけというのは事実です(1996年と2014年)。ただし、製造機械の精度向上により、以前は規格以上の重量の製品も多く出荷されていたのが、現在は規格通りの重量で安定して生産されるようになりました。その結果、実際に消費者が手にする平均サイズは少しずつ小さくなってきたと言えます。公式には2回の変更でも、体感としては「年々小さくなっている」と感じるのは、この製造精度の変化が影響しているんですね。
一般的には大袋タイプの方がグラム単価は安い傾向にあります。ただし、店舗やセール時期によって価格は変動するため、購入時に総重量と価格を比較することをおすすめします。厳選シリーズの方が高価格ですが、素材にこだわっているため、お好みで選ぶといいでしょう。
まとめ:カントリーマアムのサイズ変化の全貌
この記事のポイントまとめ
- 発売当初(1984年)は直径約8cmで、現在の約2倍の大きさだった
- 不二家の公式見解では「規格変更は1996年と2014年の2回のみ」だが、製造精度向上により実質的なサイズは段階的に小さくなった
- 現在のサイズは1枚10.0g、直径約3.5〜3.7cmのほぼ一口サイズ
- 大袋の枚数は2002年の30枚から2024年の18枚へと40%減少し、実質的に約76%の値上げとなっている
- 小さくなった主な理由は原材料費高騰、物流コスト上昇、核家族化などの社会的背景
- コンビニ限定で通常の3〜7倍サイズの「大きなカントリーマアム」も販売されている
- 「2040年問題」は統計的根拠のない詐欺グラフだが、サイズ変化への関心を高めるきっかけとなった
カントリーマアムのサイズ変化は、単なる企業の都合ではなく、経済状況や社会構造の変化を反映したものだと言えます。
確かに、昔と比べるとサイズは小さくなり、枚数も減っています。これは紛れもない事実です。しかし、それは「外はサックリ、中はしっとり」という美味しさを維持しながら、手頃な価格で提供し続けるための企業努力の結果でもあるんですね。
もし昔のような大きなサイズを楽しみたければ、コンビニ限定の「大きなカントリーマアム」を探してみるのも一つの方法です。また、温めたり冷やしたりといったアレンジ方法を試すことで、新しい美味しさを発見できるかもしれません。
サイズは変わっても、40年以上愛され続けてきたカントリーマアムの魅力は、これからも変わらずに私たちの生活に寄り添ってくれるはずです。
賢い購入のコツ: グラム単価を比較して購入する、セール時にまとめ買いする、大きなサイズの限定商品を見つけたら試してみる、といった工夫をすることで、より満足度の高い体験ができますよ。
次にカントリーマアムを食べる時は、その歴史や背景に思いを馳せながら味わってみると、また違った美味しさを感じられるかもしれませんね。

