ハーブの種類一覧|育てやすいハーブと料理・薬用・観賞用の選び方

初心者におすすめのハーブ50種を用途別に紹介。料理・薬用・観賞用など目的別の選び方、育て方のコツ、失敗しない栽培方法まで解説。

ハーブを育ててみたいけれど、「種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない」という悩みをお持ちではありませんか?

この記事では、1万種以上あるハーブの中から、日本で育てやすく実用的な50種類を厳選して紹介します。料理に使えるもの、お茶にできるもの、香りを楽しめるものなど、用途別に分類しているので、あなたの目的に合ったハーブがきっと見つかりますよ。

この記事でわかること

  • 初心者がまず育てるべきハーブBEST 5
  • 料理・薬用・芳香・観賞など用途別のハーブ一覧
  • 各ハーブの育てやすさと栽培のコツ
  • ハーブの効能と具体的な使い方・レシピ
  • 失敗しないハーブの選び方とよくあるトラブル対策
  • フレッシュハーブの保存方法とドライハーブの作り方

初めての方でも安心して育てられるよう、育てやすさを★マークで表示しています。ぜひ最後まで読んで、ハーブのある暮らしを始めてみてくださいね。

ハーブとは?基礎知識を3分で理解

「ハーブ」という言葉は、ラテン語の「herba(草)」が語源です。一般的には、香りや薬効のある植物の総称として使われていて、料理の風味づけや健康維持、香りを楽しむために活用されています。

ハーブの定義とスパイスとの違い

よく混同されがちなのが「ハーブ」と「スパイス」の違いです。簡単に言うと、使う部位が異なります

ハーブ

葉・茎・花を使う
(例:バジル、パセリ)

スパイス

実・種・根を使う
(例:胡椒、シナモン)

ただし、同じ植物でも使う部位によって呼び方が変わることもあります。たとえば、コリアンダーは葉を使う場合は「ハーブ」、種を使う場合は「スパイス」として扱われます。

ハーブの4つの分類(用途別)

ハーブは用途によって、大きく4つに分類できます。

分類 用途 代表例
カリナリーハーブ 料理用。香りづけや臭み消しに使われる バジル、ローズマリー、パセリ
メディカルハーブ 薬用。消炎効果や沈静効果などがある カモミール、エキナセア、セージ
アロマティックハーブ 芳香用。香りからリラックス効果が得られる ラベンダー、レモンバーベナ
オーナメンタルハーブ 園芸用。花が咲き芳香や虫除け効果がある ローズゼラニウム、ナスタチウム

多くのハーブは複数の用途を持っています。たとえばラベンダーは、香りを楽しむだけでなく、ハーブティーにしたり、料理に使ったり、観賞用としても人気があります。

ワンポイント
世界には1万種以上のハーブがあると言われていますが、日本の気候で育てやすく、実用的なものは限られています。この記事では、初心者でも失敗しにくい品種を中心に紹介しますので、安心してくださいね。

【初心者必見】まず育てるべきハーブBEST 5

ハーブ栽培を始めるなら、失敗しにくく、すぐに収穫できて、使い道が豊富なものから選ぶのがおすすめです。ここでは、初心者に特におすすめの5種類を詳しく紹介します。

1位:バジル – 料理に万能、育てやすさNo.1

料理用
★★★★★(超簡単)

バジルは初心者に最もおすすめのハーブです。気温が上がる5月以降なら、種からでも苗からでもぐんぐん育ちます。

おすすめの理由

  • 成長が早く、種まきから約60日で収穫できる
  • 摘心(てきしん:先端の芽を摘むこと)すればするほど脇芽が増えて収穫量アップ
  • イタリアン料理に大活躍で使い道が豊富

基本的な育て方

  • 日当たりの良い場所に置く(1日5時間以上の日光)
  • 土の表面が乾いたらたっぷり水やり
  • 15℃以上を保つ(10℃以下になると枯れるので秋には収穫を終える)
  • 20cmくらいに育ったら先端を摘む(これで脇芽が増えます)
使い方の具体例
トマトと相性抜群なので、カプレーゼサラダやパスタに。大量に収穫できたら、バジルペースト(ジェノベーゼソース)を作って冷凍保存すると便利ですよ。

2位:ミント – 繁殖力抜群、失敗知らず

料理用
薬用
★★★★★(超簡単)

ミントは生命力が非常に強く、初心者でもほぼ失敗しません。清涼感のある香りで、ハーブティーやデザートに大活躍します。

おすすめの理由

  • 暑さ寒さに強く、日本全国どこでも育つ
  • 半日陰でも育つので、ベランダ栽培にも最適
  • 地下茎でどんどん増えるので、長く楽しめる

基本的な育て方

  • 日なたから半日陰で育てる
  • 乾燥を嫌うので、水切れに注意
  • プランターで育てる(地植えすると増えすぎて大変!)
  • 春と秋に液体肥料を月1回程度与える
注意点
ミントは繁殖力が強すぎるため、必ずプランターで育ててください。地植えにすると地下茎が広がって、他の植物を駆逐してしまうことがあります。

使い方の具体例

モヒートやアイスティーに入れたり、チョコレートケーキの飾りに。胃もたれしたときは、フレッシュミントティーがおすすめです。

3位:ローズマリー – 常緑で年中収穫可能

料理用
観賞用
★★★★☆(簡単)

ローズマリーは常緑性の低木で、一年中緑の葉を収穫できる頼もしいハーブです。針葉樹のようなすっきりした香りが特徴です。

おすすめの理由

  • 冬でも枯れず、年間を通して使える
  • 一度植えれば数年間収穫できる(多年草)
  • 乾燥に強く、水やりの手間が少ない
  • 春には可憐な青い花が咲いて観賞価値も高い

基本的な育て方

  • 日当たりと風通しの良い場所に置く
  • 水やりは控えめに(土が乾いてから2〜3日後でOK)
  • 高温多湿を嫌うので、梅雨時期は風通しを良くする
  • 春と秋に緩効性肥料を少量与える

使い方の具体例

鶏肉やラム肉のローストに。じゃがいものオーブン焼きに散らすと、レストランのような仕上がりに。ローズマリーティーは集中力アップに効果があると言われています。

4位:パセリ – キッチンハーブの定番

料理用
★★★★☆(簡単)

パセリは栄養価が高く、ビタミンCやβ-カロテンが豊富なハーブです。「付け合わせ」というイメージがありますが、積極的に食べたい優秀な食材なんですよ。

おすすめの理由

  • 暑さ寒さに強く、育てやすい
  • 収穫後も次々と新しい葉が出てくる
  • カーリーパセリとイタリアンパセリの2種類があり、好みで選べる

基本的な育て方

  • 日当たりの良い場所(半日陰でも育つ)
  • 水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと
  • 外側の葉から順に収穫する(中心の新芽は残す)
  • 月に1〜2回、液体肥料を与える
使い方の具体例
スープやパスタの仕上げに刻んで散らすだけで、見た目も香りもワンランクアップ。イタリアンパセリは葉が平らで香りが強いので、サラダやマリネにおすすめです。

5位:レモンバーム – 初心者向けハーブティー用

薬用
芳香用
★★★★★(超簡単)

レモンバームはレモンのような爽やかな香りが特徴で、ハーブティー初心者に最適です。別名「メリッサ」とも呼ばれ、リラックス効果があると言われています。

おすすめの理由

  • 育てやすく、ほとんど手間がかからない
  • 半日陰でも良く育つので、日当たりの悪い場所でもOK
  • ハーブティーにすると飲みやすく、クセがない
  • 虫除け効果もあり、害虫がつきにくい

基本的な育て方

  • 日なたから半日陰で育つ(日陰でも大丈夫)
  • 水やりは土が乾いたらたっぷりと
  • ミント同様、繁殖力が強いのでプランター栽培がおすすめ
  • 花が咲く前に収穫すると香りが良い

使い方の具体例

フレッシュな葉をそのまま熱湯に入れて3〜5分蒸らすだけで、美味しいハーブティーの完成です。寝る前に飲むとリラックスできますよ。アイスティーにしても爽やかで美味しいです。

初心者向けハーブBEST 5 まとめ

この5種類は、育てやすさ・使いやすさ・失敗の少なさの3つの観点で選びました。まずはこの中から1〜2種類を選んで、ハーブ栽培を始めてみてください。

慣れてきたら、次の章で紹介する料理用ハーブや薬用ハーブにも挑戦してみましょう。

【用途別】料理に使えるハーブ

ハーブといえば、やっぱり料理に使えるものが人気ですよね。ここでは、料理のジャンル別に使えるハーブを紹介します。

イタリア料理に欠かせないハーブ

イタリアンに挑戦するなら、これらのハーブは必須です。

オレガノ

★★★★☆
収穫期:4月〜12月

ピザやパスタソースに欠かせないハーブです。乾燥させると香りが強くなるのが特徴で、トマトソースやチーズとの相性が抜群です。

育て方のコツ

  • 日当たりと風通しの良い場所
  • 乾燥気味に育てる(水やりは控えめ)
  • 花が咲く前に収穫して乾燥保存

相性の良い食材
トマト、チーズ、鶏肉、豚肉

タイム

★★★★☆
収穫期:年中

爽やかな香りで、肉や魚の臭み消しに最適です。小さな葉が密集していて、少量でしっかり香ります。

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所で育てる
  • 水はけの良い土を使う
  • 乾燥に強いので水やりは控えめ
  • 梅雨時期は蒸れに注意

相性の良い食材
鶏肉、白身魚、きのこ類、じゃがいも

レシピ例
鶏もも肉にタイムとオリーブオイルを揉み込んで30分置いてからグリルすると、レストランのような本格的な味わいになります。

イタリアンパセリ

★★★★☆
収穫期:年中

普通のパセリよりも香りが強く、葉が平らなのが特徴です。カーリーパセリは飾り用、イタリアンパセリは料理用と覚えておくと良いですよ。

使い方
パスタ、リゾット、マリネ、サラダなど幅広く使えます。刻んでバターに混ぜれば、簡単にハーブバターが作れます。

和食・アジア料理に合うハーブ

シソ(大葉)

★★★★★
収穫期:6月下旬〜8月

日本の代表的なハーブで、防腐・殺菌効果があるため、刺身のつまや梅干しに使われます。抗酸化作用も高く、栄養価の高い食材です。

育て方のコツ

  • 半日陰で育てる(日当たりが強すぎると葉が硬くなる)
  • 水やりはたっぷりと(乾燥を嫌う)
  • 摘心をこまめに行って脇芽を増やす
  • 花が咲くと葉が硬くなるので、蕾のうちに摘む

相性の良い食材
刺身、冷奴、天ぷら、パスタ、餃子

パクチー(コリアンダー)

★★★☆☆
収穫期:5月下旬〜11月上旬

タイ料理やベトナム料理に欠かせない、独特の香りが特徴のハーブです。好き嫌いがはっきり分かれますが、エスニック料理好きには必須です。

育て方のコツ

  • 日当たりと風通しの良い場所
  • 直根性なので、深めのプランターを使う
  • 移植を嫌うため、種を直接まくか、苗は根を崩さず植える
  • 暑すぎると花が咲きやすいので、春まきか秋まきがおすすめ

相性の良い食材
エビ、鶏肉、ライム、ナンプラー、ココナッツミルク

レモングラス

★★★★☆
収穫期:年中

レモンのような爽やかな香りで、タイのトムヤムクンには欠かせないハーブです。ハーブティーにしても美味しいです。

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所で育てる
  • 水を好むので、土が乾いたらたっぷり与える
  • 寒さに弱いため、冬は室内に取り込む
  • 大きく育つので、地植えか大きめのプランターで

相性の良い食材
魚介類、鶏肉、ココナッツミルク

ミョウガ

★★★★★
収穫期:7月〜10月

日本原産のハーブで、半日陰でもよく育つため、日当たりの悪い場所の有効活用にぴったりです。

育て方のコツ

  • 半日陰〜日陰で育てる
  • 湿った環境を好むので、水やりはたっぷり
  • 一度植えれば毎年収穫できる
  • 地下茎で増えるので、プランター栽培がおすすめ

使い方
そうめんの薬味、酢の物、天ぷら、味噌汁の具など

肉料理・魚料理に使えるハーブ

セージ

★★★★☆
収穫期:3月〜11月

豚肉やレバーなど、クセのある肉との相性が抜群です。「セージのある家には病人がいない」という諺があるほど、昔から薬草として重宝されてきました。

育て方のコツ

  • 日当たりと風通しの良い場所
  • 乾燥気味に育てる
  • 高温多湿を嫌うので、梅雨時期は注意
  • 春に紫色の美しい花を咲かせる

相性の良い食材
豚肉、鶏レバー、ソーセージ、じゃがいも

簡単レシピ:セージバター

  1. バター100gを室温に戻す
  2. セージの葉5〜6枚を細かく刻む
  3. バターとセージを混ぜ合わせる
  4. ラップで包んで冷蔵庫で冷やす

ステーキやパスタに使うと、プロの味に近づきますよ。

ディル

★★★☆☆
収穫期:5月〜7月

魚料理の定番ハーブで、サーモンとの相性が特に良いです。フワフワした葉が特徴的で、見た目もおしゃれです。

育て方のコツ

  • 日当たりと風通しの良い場所
  • 直根性なので移植を嫌う(種を直接まく)
  • 春まきがおすすめ
  • 花が咲くと葉が硬くなるので、蕾のうちに収穫

相性の良い食材
サーモン、白身魚、卵、じゃがいも、きゅうり

フェンネル

★★★☆☆
収穫期:葉は年中、種は秋

甘い香りが特徴で、魚の臭み消しに最適です。葉だけでなく、種もスパイスとして使えます。

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所で育てる
  • 大きく育つので、地植えがおすすめ
  • 種は花が咲き終わった後に収穫
  • 防虫効果があり、コンパニオンプランツとしても優秀

相性の良い食材
白身魚、豚肉、りんご

チャービル(セルフィーユ)

★★★☆☆
収穫期:3月〜6月、9月〜11月

「美食家のパセリ」とも呼ばれ、繊細な香りと甘みが特徴です。フレンチでは「フィーヌゼルブ(4種のハーブミックス)」の一つとして使われます。

育て方のコツ

  • 半日陰で育てる(直射日光を嫌う)
  • 涼しい気候を好むので、春と秋が適期
  • 暑さに弱いので、夏は日陰に移動
  • 種まきから30〜40日で収穫可能

相性の良い食材
卵料理、白身魚、鶏肉、サラダ

料理用ハーブの選び方

よく作る料理のジャンルに合わせて選ぶのがポイントです。

  • イタリアン好き → バジル、オレガノ、タイム
  • 和食・アジア料理好き → シソ、パクチー、レモングラス
  • 肉料理をよく作る → ローズマリー、セージ、タイム
  • 魚料理をよく作る → ディル、フェンネル、チャービル

最初は1〜2種類から始めて、徐々にレパートリーを増やしていくと良いですよ。

【薬用・健康】効能別ハーブ

ハーブには、健康維持やリラックス効果が期待できる成分が含まれています。ここでは、効能別にメディカルハーブを紹介します。

注意事項
ハーブの効能には個人差があります。妊娠中や授乳中の方、持病のある方、薬を服用中の方は、使用前に医師に相談してください。アレルギーがある方も注意が必要です。

リラックス・安眠効果のあるハーブ

ラベンダー

芳香用
薬用
★★★☆☆

「香りの庭の女王」と呼ばれるラベンダーは、リラックス効果が高い代表的なハーブです。紫色の美しい花も魅力的ですね。

主な効能

  • リラックス効果、不眠の改善
  • 頭痛や筋肉痛の緩和
  • 抗菌・防虫効果

育て方のコツ

  • 日当たりと風通しの良い場所
  • 水はけの良い土を使う(高温多湿が苦手)
  • 水やりは控えめに
  • 梅雨前に刈り込んで風通しを良くする
  • 品種によって耐暑性が異なる(イングリッシュ系は暑さに弱い)

使い方

  • ドライフラワーにしてサシェ(香り袋)を作る
  • ハーブティーにする(乾燥花を使用)
  • ラベンダーオイルを作って入浴剤に
  • 枕元に置いて安眠効果を期待
ラベンダーティーの淹れ方
乾燥したラベンダーの花を小さじ1杯、カップに入れて熱湯を注ぎ、3〜5分蒸らします。香りが強いので、カモミールやレモンバームとブレンドすると飲みやすくなりますよ。

カモミール(ジャーマンカモミール)

薬用
★★★★★

リンゴのような甘い香りが特徴で、「おかあさんのハーブ」とも呼ばれています。ハーブティーの定番ですね。

主な効能

  • リラックス効果、安眠作用
  • 胃腸の不調改善
  • 抗炎症作用(肌荒れに良い)

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所で育てる
  • こぼれ種でどんどん増える
  • 花が咲き始めたら随時収穫
  • 春まきが一般的

使い方

フレッシュでもドライでもハーブティーに最適です。寝る前に飲むと、穏やかな眠りに導いてくれます。

レモンバーム

薬用
★★★★★

レモンのような爽やかな香りで、気分を落ち着かせる効果があります。別名「メリッサ」。

主な効能

  • 抗うつ、抗不安作用
  • 消化促進
  • 抗ウイルス作用(口唇ヘルペスに効果があるとされる)

使い方

ハーブティーにすると飲みやすく、クセがありません。アイスティーにしても美味しいです。

消化促進・胃腸に良いハーブ

ペパーミント

薬用
★★★★★

清涼感のある香りで、胃腸の働きを整える効果があります。食べ過ぎや胃もたれのときに最適です。

主な効能

  • 消化促進、胃腸の不調改善
  • 吐き気の緩和
  • 頭痛の軽減
  • 口臭予防

育て方のコツ

  • 日なたから半日陰で育つ
  • 水を好むので、乾燥させない
  • 繁殖力が強いので、プランター栽培推奨

使い方

フレッシュな葉をそのままハーブティーに。胃もたれしたときは、食後にペパーミントティーを飲むとすっきりします。

フェンネル

薬用
★★★☆☆

種をハーブティーにすると、消化促進と腸内ガスの排出に効果があると言われています。

主な効能

  • 消化促進
  • 腹部膨満感の軽減
  • 母乳の分泌促進(授乳中の方に人気)

使い方

種を軽く潰してからハーブティーに。食後に飲むと消化を助けてくれます。

ジンジャー(生姜)

薬用
★★★☆☆

日本でもおなじみの生姜は、体を温める効果が高いハーブです。

主な効能

  • 消化促進、吐き気の緩和
  • 体を温める(冷え性改善)
  • 抗炎症作用
  • 免疫力向上

育て方のコツ

  • 日なたから半日陰で育つ
  • 高温多湿を好む
  • 春に植え付けて、秋に収穫
  • プランターでも栽培可能

使い方

すりおろして紅茶に入れたり、はちみつと合わせてジンジャーシロップに。風邪のひき始めに効果的です。

美容・アンチエイジング効果のあるハーブ

ローズヒップ

薬用
★★★☆☆

バラの実で、ビタミンCがレモンの20〜40倍含まれています。「ビタミンCの爆弾」とも呼ばれるほどです。

主な効能

  • 美肌効果、シミ・シワ予防
  • 免疫力向上
  • 疲労回復
  • 利尿作用、便秘改善

使い方

ドライのローズヒップをハーブティーに。酸味があるので、はちみつを加えると飲みやすくなります。ハイビスカスとブレンドすると、美容効果がさらにアップします。

ハイビスカス

薬用
★★★☆☆

鮮やかな赤色のハーブティーで、クエン酸やビタミンCが豊富です。疲労回復と美肌効果が期待できます。

主な効能

  • 疲労回復、眼精疲労の軽減
  • 新陳代謝の促進
  • むくみ改善
  • 美肌効果

使い方

ローズヒップとブレンドして「美容茶」に。アイスティーにしても美味しく、夏バテ予防にもなります。

免疫力アップ・風邪予防のハーブ

エキナセア

薬用
観賞用
★★★☆☆

北米原産のハーブで、免疫力を高める効果が科学的に実証されています。風邪のひき始めに飲むと効果的です。

主な効能

  • 免疫力向上
  • 風邪・インフルエンザの予防と症状緩和
  • 抗炎症作用

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所で育てる
  • 寒さに強く、暑さにもまあまあ強い
  • 夏に紫やピンクの美しい花を咲かせる
  • 多年草で、毎年花を楽しめる

使い方

根や葉をハーブティーに。風邪の季節には予防として定期的に飲むと良いですよ。

エルダーフラワー

薬用
★★★☆☆

「インフルエンザの特効薬」とも呼ばれ、発汗作用と抗ウイルス作用があります。

主な効能

  • 風邪・インフルエンザの症状緩和
  • 花粉症の症状軽減
  • 利尿作用、デトックス効果

使い方

白い小さな花をハーブティーに。マスカットのような甘い香りで飲みやすいです。エルダーフラワーコーディアル(シロップ)も人気です。

タイム

薬用
★★★★☆

料理用としても紹介しましたが、抗菌・殺菌作用が非常に強いハーブです。

主な効能

  • 抗菌、殺菌作用
  • 咳や気管支炎の緩和
  • 消化促進
  • 防腐効果

使い方

ハーブティーにして、喉の痛みや咳の緩和に。うがい薬としても使えます。

メディカルハーブの使い方まとめ

ハーブティーとして飲むのが最も一般的ですが、その他にも様々な使い方があります。

  • ハーブティー – 乾燥ハーブ小さじ1〜2杯に熱湯150〜200mlを注ぎ、3〜5分蒸らす
  • ハーブバス – 布袋に入れて浴槽に浮かべる
  • サシェ(香り袋) – 乾燥ハーブを小袋に入れて、クローゼットや枕元に
  • チンキ剤 – ハーブをアルコールに漬け込んで成分を抽出(上級者向け)

症状に合わせてハーブを選び、無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。

【芳香・クラフト用】香りを楽しむハーブ

ハーブの香りには、リラックス効果や気分転換、防虫効果など、さまざまな働きがあります。ここでは、香りを楽しむためのハーブを紹介します。

アロマオイル・ポプリ向きハーブ

ローズゼラニウム

芳香用
★★★★☆

葉にバラのような香りがあり、蚊が嫌う香り成分(シトロネラール)を含んでいます。虫除けとしても人気です。

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所で育てる
  • 乾燥気味に管理
  • 寒さに弱いので、冬は室内へ
  • 春から秋にかけて可愛い花を咲かせる

使い方

葉を乾燥させてポプリに。玄関やベランダに置くと虫除け効果も期待できます。

レモンバーベナ

芳香用
★★★☆☆

レモンよりもレモンらしい香りがすると言われるほど、強いレモンの香りが特徴です。

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所
  • 水を好むので、乾燥させない
  • 寒さに弱いので、冬は室内で管理
  • 大きく育つので、地植えがおすすめ

使い方

ハーブティー、ポプリ、ハーブバスに。乾燥させても香りが長持ちします。

ハーブティー専用ハーブ

レモングラス

芳香用
★★★★☆

レモンのような爽やかな香りで、ハーブティーの定番です。リフレッシュ効果が高く、集中力を高めたいときにおすすめです。

使い方

生の葉を刻んでハーブティーに。消化促進や疲労回復にも効果があります。

ルイボス

薬用
★☆☆☆☆(栽培難しい)

南アフリカ原産で、カフェインゼロ、抗酸化作用が高いハーブティーとして人気です。

注意点

日本の気候では栽培が非常に難しいため、通常は市販のドライハーブを購入して楽しみます。

使い方

煮出して飲むと、まろやかで甘みのある味わいに。妊娠中や子どもでも安心して飲めます。

虫除け効果のあるハーブ

シトロネラ

芳香用
★★★☆☆

レモングラスの仲間で、蚊を寄せ付けない香り成分を持っています。虫除けキャンドルの原料としても有名です。

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所
  • 水を好む
  • 寒さに弱いので、冬は室内へ
  • 大きく育つので、地植えか大型プランターで

使い方

葉を揉んで香りを出し、虫除けスプレーの材料に。ベランダや玄関に置くだけでも効果があります。

タンジー

芳香用
★★★★☆

強い香りで、アリやハエを寄せ付けない効果があります。黄色いボタンのような花も可愛らしいです。

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所
  • 乾燥に強い
  • 繁殖力が強いので、プランター栽培がおすすめ
  • 多年草で毎年花を咲かせる
注意
タンジーには毒性があるため、内服は避けてください。あくまで観賞用・虫除け用として楽しみましょう。

ペニーロイヤルミント

芳香用
★★★★☆

ミントの仲間ですが、ノミやダニを寄せ付けない香りがあります。ペットの寝床周辺に置くと良いですよ。

育て方のコツ

  • 日なたから半日陰
  • 湿った環境を好む
  • 繁殖力が強い
  • 地面を這うように広がる(グランドカバーに最適)
注意
ペニーロイヤルミントは毒性があるため、ハーブティーなど内服用には絶対に使わないでください。観賞用・虫除け用に限定しましょう。
簡単ポプリの作り方

  1. お好みのハーブ(ラベンダー、ローズゼラニウム、レモンバーベナなど)を収穫
  2. 風通しの良い日陰で1〜2週間乾燥させる
  3. 完全に乾いたら、手で軽く揉んで香りを引き出す
  4. お好みでエッセンシャルオイルを数滴垂らす
  5. 小袋やガラス瓶に入れて、クローゼットや玄関に置く

香りが弱くなったら、新しいハーブを追加するか、エッセンシャルオイルで香りを補充しましょう。

【観賞用】花が美しいハーブ

ハーブの中には、花が美しく、ガーデンの彩りとしても楽しめるものがたくさんあります。実用性と観賞価値を兼ね備えたハーブを紹介します。

春咲きハーブ

ボリジ

観賞用
料理用
★★★★☆

星型の美しい青い花を咲かせます。花はエディブルフラワー(食べられる花)として、サラダやケーキの飾りに使えます。

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所
  • こぼれ種でどんどん増える
  • 春まきで初夏に開花
  • 直根性なので、種を直接まく

使い方

青い花をサラダに浮かべたり、アイスキューブに入れて凍らせると、おしゃれなドリンクに。若葉はきゅうりのような風味があり、サラダに使えます。

チャイブ

観賞用
料理用
★★★★★

春にピンク色のポンポンのような可愛い花を咲かせます。花も食べられるので、サラダやオムレツの飾りに最適です。

育て方のコツ

  • 日なたから半日陰
  • 水やりはやや多めに
  • 株分けで簡単に増やせる
  • 多年草で毎年咲く

使い方

葉はアサツキのように薬味として。花はサラダに散らすと、彩りと軽い玉ねぎ風味が楽しめます。

夏咲きハーブ

ベルガモット(モナルダ)

観賞用
芳香用
★★★★☆

赤、ピンク、紫など鮮やかな色の花を咲かせます。アールグレイティーのような香りがするのが特徴です。

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所
  • 水はけの良い土
  • 夏から秋まで長期間花を楽しめる
  • 多年草で毎年咲く

使い方

花と葉をハーブティーに。消化促進や風邪の症状緩和に効果があると言われています。

ナスタチウム

観賞用
料理用
★★★★☆

オレンジ、黄色、赤など明るい色の花が特徴です。葉も花も食べられるエディブルフラワーの代表格です。

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所
  • 水はけの良い土
  • 肥料は控えめに(多いと葉ばかり茂る)
  • つる性品種と矮性品種がある

使い方

ピリッとした辛みがあり、サラダやサンドイッチの彩りに。花をサラダに散らすと、レストランのような仕上がりになります。

秋咲きハーブ

セージ(サルビア)

観賞用
料理用
★★★★☆

初夏から秋にかけて、紫色の美しい花穂を咲かせます。常緑性で冬も緑の葉を楽しめるのも魅力です。

育て方のコツ

  • 日当たりと風通しの良い場所
  • 乾燥気味に管理
  • 高温多湿を嫌う
  • 多年草で数年楽しめる

観賞用ハーブの楽しみ方

花が美しいハーブは、ガーデンの彩りとして、そして食卓の演出としても活躍します。

  • ガーデンデザイン – 色の組み合わせを考えて配置すると、おしゃれな庭に
  • エディブルフラワー – 食べられる花は、料理の飾りつけに
  • 切り花 – 室内に飾って香りも楽しむ
  • 押し花 – 美しい花を長期保存

【日本のハーブ】和ハーブ

日本にも古くから使われてきたハーブがたくさんあります。和食との相性が良く、日本の気候に適しているため、育てやすいのが特徴です。

薬味として使う和ハーブ

シソ(大葉)

料理用
★★★★★

日本のハーブの代表格です。β-カロテンやビタミンCが豊富で、防腐・殺菌効果もあります。

使い方
刺身のつま、天ぷら、パスタ、餃子など幅広く使えます。青じそと赤じそがあり、赤じそは梅干しやしそジュースに使われます。

ワサビ

料理用
★☆☆☆☆(栽培難しい)

日本原産の香辛料で、抗菌作用が非常に強いハーブです。清流でしか育たないため、家庭での栽培は難しいです。

注意点
本わさびの栽培は非常に難しいため、通常は市販品を利用します。葉わさびなら、比較的育てやすいですよ。

ショウガ

料理用
薬用
★★★☆☆

体を温める効果が高く、冷え性改善や風邪予防に効果的です。

育て方のコツ

  • 春に種生姜を植え付け
  • 半日陰で育てる
  • 高温多湿を好む
  • 秋に収穫(葉が黄色くなったら)

使い方
薬味、炒め物、煮物、ジンジャーティーなど。新生姜は甘酢漬けにすると美味しいです。

サンショウ(山椒)

料理用
★★★☆☆

ピリッとした辛みと独特の香りが特徴です。若葉、花、実、樹皮すべてが利用できる優秀なハーブです。

育て方のコツ

  • 半日陰で育つ
  • 乾燥を嫌う
  • アゲハ蝶の幼虫がつきやすいので注意
  • 雌雄異株(実を収穫したい場合は雌株を選ぶ)

使い方

  • 若葉(木の芽)- 吸い物、たけのこご飯
  • 花 – 佃煮
  • 実 – 粉山椒にして、うなぎや麻婆豆腐に

伝統的な薬草ハーブ

ドクダミ

薬用
★★★★★

「十薬」とも呼ばれ、10の効能があるとされる薬草です。解毒作用、利尿作用、抗菌作用などがあります。

育て方のコツ

  • 半日陰でよく育つ
  • 繁殖力が非常に強い(地植えは要注意)
  • 湿った環境を好む
  • 放っておいてもどんどん増える

使い方
乾燥させてドクダミ茶に。独特の香りがありますが、健康効果は高いです。生葉を揉んで虫刺されに塗る民間療法もあります。

ヨモギ

料理用
薬用
★★★★★

春の七草の一つで、食物繊維やビタミンが豊富です。お灸のもぐさとしても使われます。

育て方のコツ

  • 日なたから半日陰
  • 繁殖力が非常に強い
  • 野生のものも多い(道端で見かけることも)
  • 春の新芽が食用に適している

使い方

  • 草餅、よもぎ団子
  • 天ぷら
  • よもぎ茶
  • 入浴剤として(血行促進効果)

ゲンノショウコ

薬用
★★★☆☆

「現の証拠」という名前の通り、飲むとすぐに効果が現れるとされる整腸薬です。下痢にも便秘にも効果があります。

使い方
乾燥させてハーブティーに。胃腸の調子が悪いときに飲むと良いとされています。

香り・観賞用和ハーブ

フジバカマ(藤袴)

観賞用
芳香用
★★★★☆

秋の七草の一つで、桜餅のような甘い香りがします。乾燥させると香りが強くなる特性があります。

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所
  • 湿った環境を好む
  • 秋に淡いピンク色の花を咲かせる
  • アサギマダラ(蝶)が好む花として有名

使い方
乾燥させてポプリや香り袋に。平安時代から香りを楽しむために使われてきました。

ユズ(柚子)

料理用
芳香用
★★★☆☆

日本の柑橘類で、爽やかな香りと酸味が特徴です。冬至にゆず湯に入る習慣があります。

育て方のコツ

  • 日当たりの良い場所
  • 実がなるまで数年かかる(接ぎ木苗なら3〜4年)
  • 寒さに強い柑橘類
  • トゲがあるので注意

使い方

  • 果汁 – ポン酢、ドレッシング
  • 皮 – 吸い物の香りづけ、ゆず胡椒
  • 丸ごと – ゆず湯(血行促進、美肌効果)

和ハーブの魅力

和ハーブは日本の気候に適していて育てやすく、和食との相性が抜群です。また、日本の伝統行事や文化と深く結びついているため、季節を感じながら楽しめるのも魅力です。

初心者には、シソ、ミョウガ、ショウガあたりがおすすめです。

ハーブの選び方【目的別フローチャート】

ハーブの種類が多すぎて選べない…という方のために、簡単な質問に答えるだけで、あなたに合ったハーブが見つかるフローチャートを用意しました。

あなたにぴったりのハーブ診断

Q1. ハーブを何に使いたいですか?

A. 料理に使いたい

→ よく作る料理は?

  • イタリアン・洋食バジル、ローズマリー、タイム、オレガノ
  • 和食シソ、ミョウガ、ショウガ、サンショウ
  • アジア料理パクチー、レモングラス、バジル
  • 肉料理ローズマリー、セージ、タイム
  • 魚料理ディル、フェンネル、タイム

B. ハーブティーを飲みたい

→ どんな効果を求めますか?

  • リラックスしたいラベンダー、カモミール、レモンバーム
  • リフレッシュしたいミント、レモングラス、レモンバーベナ
  • 胃腸の調子を整えたいペパーミント、カモミール、フェンネル
  • 風邪予防エキナセア、エルダーフラワー、タイム

C. 香りを楽しみたい

  • ポプリを作りたいラベンダー、ローズゼラニウム、レモンバーベナ
  • 虫除けに使いたいローズゼラニウム、シトロネラ、タンジー
  • ハーブバスを楽しみたいラベンダー、ローズマリー、レモンバーム

D. 観賞用に育てたい

  • 美しい花を楽しみたいラベンダー、エキナセア、ベルガモット、ナスタチウム
  • エディブルフラワーにしたいナスタチウム、ボリジ、チャイブ

栽培環境から選ぶ

Q2. どこで育てますか?

🌞 日当たりの良いベランダ・庭

→ バジル、ローズマリー、タイム、ラベンダー、セージ、オレガノ

🌤️ 半日陰(1日3〜4時間の日光)

→ ミント、パセリ、シソ、レモンバーム、チャービル、ミョウガ

🌑 日陰(ほとんど日が当たらない)

→ ミョウガ、ミント(明るい日陰)、ドクダミ

Q3. どのくらいのスペースがありますか?

小さめプランター(直径20cm程度)

→ バジル、パセリ、ミント、チャービル、タイム

大きめプランター(直径30cm以上)

→ ローズマリー、セージ、レモングラス、ラベンダー

地植え可能

→ フェンネル、レモングラス、ミョウガ、ユズ、ローズマリー

初心者への具体的アドバイス
迷ったら、バジル、ミント、ローズマリーの3種類から始めるのがおすすめです。この3つは育てやすく、料理にもハーブティーにも使えて、失敗が少ないです。慣れてきたら、徐々に種類を増やしていきましょう。

ハーブ栽培の基本【初心者向け】

ハーブを上手に育てるには、それぞれのハーブの原産地の環境を再現することがポイントです。基本的な栽培方法を覚えておきましょう。

育てやすいハーブの3つの条件

1. 成長が早い

種まきや植え付けから収穫までの期間が短いハーブは、初心者でも達成感を得やすいです。


バジル(60日)、ルッコラ(30日)、ミント

2. 病害虫に強い

虫がつきにくく、病気になりにくいハーブは、手間がかからず失敗が少ないです。


ローズマリー、タイム、レモンバーム、ミント

3. 気候への適応力

暑さや寒さに強く、日本の気候に適応しやすいハーブがおすすめです。


シソ、ミョウガ、ミント、パセリ

種から育てる vs 苗から育てる

方法 メリット デメリット おすすめハーブ
種から ・コストが安い
・たくさん育てられる
・品種の選択肢が多い
・発芽まで時間がかかる
・管理に手間がかかる
・失敗のリスクがある
バジル、ルッコラ、パクチー、ディル
苗から ・すぐに収穫できる
・失敗が少ない
・初心者向き
・種より高い
・時期によっては入手困難
ローズマリー、ラベンダー、タイム、ミント
初心者へのアドバイス
最初は苗から育てるのがおすすめです。特にローズマリーやラベンダーなど、木本性(木質化する)のハーブは苗から始めた方が確実です。慣れてきたら、バジルやルッコラなど成長の早いハーブを種から育ててみましょう。

プランター栽培 vs 地植え栽培

プランター栽培が向いているハーブ

繁殖力が強すぎるハーブや、移動が必要なハーブはプランター栽培がおすすめです。

プランター向きハーブ

  • ミント類 – 地植えすると地下茎で広がりすぎる
  • レモンバーム – 同様に繁殖力が強い
  • バジル – 一年草で寒さに弱いため、移動できると便利
  • ラベンダー – 梅雨の湿気を避けるため、軒下に移動できると良い

プランター選びのコツ

  • 深さ20cm以上のものを選ぶ
  • 底に穴が開いているもの(水はけ重要)
  • 素材は通気性の良いテラコッタがおすすめ(プラスチックでもOK)

地植え栽培が向いているハーブ

大きく育つハーブや、多年草で長く楽しめるハーブは地植えがおすすめです。

地植え向きハーブ

  • ローズマリー – 大きく育ち、多年草で数年楽しめる
  • フェンネル – 背が高くなるので、地植えが適している
  • レモングラス – 大株になるため、広いスペースが必要
  • ミョウガ – 日陰でも育ち、地植えで毎年収穫できる

原産地別の育て方のコツ

ハーブの原産地を知ると、どんな環境を好むのか理解しやすくなります。

原産地 環境の特徴 育て方のポイント 代表的なハーブ
地中海沿岸 夏は涼しく乾燥
冬は温暖
・日当たり良く
・水やり控えめ
・高温多湿を避ける
ローズマリー、タイム、セージ、オレガノ、ラベンダー
ヨーロッパ 夏は涼しく
冬は寒い
・半日陰でもOK
・やや湿り気を好む
・暑さ対策必要
ミント、カモミール、チャービル、パセリ
東南アジア 高温多湿
年中温暖
・日当たり良く
・水やりたっぷり
・冬は室内へ
バジル、レモングラス、パクチー
日本・東アジア 四季がはっきり
夏は高温多湿
・日本の気候に適応
・育てやすい
・季節に応じた管理
シソ、ミョウガ、ショウガ、ドクダミ
夏越し・冬越しのポイント

  • 夏越し – 地中海原産のハーブは、高温多湿が苦手。梅雨前に刈り込んで風通しを良くし、真夏は半日陰に移動
  • 冬越し – 熱帯原産のハーブ(バジル、レモングラスなど)は、気温が15℃を下回る前に室内へ。霜に当てないこと

ハーブ栽培の基本 まとめ

  • 初心者は苗から育てるのがおすすめ
  • 繁殖力の強いハーブ(ミント類)はプランター栽培にする
  • ハーブの原産地を知ることで、適した環境が分かる
  • 水やりは「土の表面が乾いたらたっぷり」が基本
  • 肥料は控えめに(多すぎると香りが弱くなる)

ハーブの活用方法【保存・レシピ】

収穫したハーブを美味しく、長く楽しむための方法を紹介します。フレッシュで使い切れない分は、保存して冬まで楽しみましょう

フレッシュハーブの保存方法

水に挿して保存(短期保存:3〜7日)

バジル、パセリ、ミントなど、葉が柔らかいハーブに適しています。

保存手順

  1. 茎の下を少し切り落とす
  2. コップやグラスに水を入れる
  3. ハーブを花瓶のように挿す
  4. 上からビニール袋をかぶせる(乾燥防止)
  5. 冷蔵庫の野菜室で保存

ポイント
毎日水を替えると、より長持ちします。バジルは冷蔵庫だと黒くなりやすいので、常温で保存するのがおすすめです。

湿らせたキッチンペーパーで包む(短期保存:5〜10日)

シソ、パクチー、チャービルなど、傷みやすい葉に適しています。

保存手順

  1. キッチンペーパーを湿らせる(絞って水気を切る)
  2. ハーブを包む
  3. ジップロックなど密閉袋に入れる
  4. 冷蔵庫の野菜室で保存

冷凍保存(長期保存:1〜3ヶ月)

バジル、パセリ、ディルなど、多くのハーブが冷凍可能です。

そのまま冷凍

  1. ハーブを洗って水気をしっかり拭く
  2. 小分けにしてラップで包む
  3. 冷凍用保存袋に入れて冷凍

オリーブオイルと一緒に冷凍

  1. ハーブを細かく刻む
  2. 製氷皿に入れる
  3. オリーブオイルを注ぐ
  4. 冷凍庫で凍らせる

使い方
凍ったまま料理に入れればOK。炒め物やパスタソースに便利です。

ドライハーブの作り方

乾燥させたハーブは、半年から1年程度保存可能で、香りも凝縮されます。

自然乾燥法(初心者向け)

  1. ハーブを収穫(朝、露が乾いた後が最適)
  2. 軽く洗って水気をしっかり拭く
  3. 茎ごと束ねて逆さに吊るす
  4. 風通しの良い日陰で1〜2週間乾燥
  5. パリパリになったら、葉を茎から外す
  6. 密閉容器に入れて保存

適したハーブ
ラベンダー、ローズマリー、タイム、オレガノ、セージ

ポイント

  • 直射日光は避ける(香りが飛ぶ)
  • 湿気の少ない場所で乾燥させる
  • 完全に乾いていないとカビが生える
電子レンジ乾燥法(時短)

  1. ハーブを洗って水気を拭く
  2. キッチンペーパーに広げる
  3. 電子レンジで30秒〜1分加熱
  4. 様子を見ながら、さらに10〜20秒ずつ追加加熱
  5. パリパリになったら完成

注意
加熱しすぎると焦げるので、こまめにチェックしてください。

ハーブオイル・ハーブビネガーの作り方

ハーブオイル

パスタ、サラダ、パンにつけて楽しめます。保存期間は冷蔵庫で2〜3週間です。

材料

  • お好みのハーブ(ローズマリー、タイム、バジルなど)
  • オリーブオイル 200ml
  • にんにく 1片(お好みで)
  • 赤唐辛子 1本(お好みで)

作り方

  1. ハーブをよく洗い、水気を完全に拭き取る
  2. 瓶を煮沸消毒して乾かす
  3. ハーブ、にんにく、唐辛子を瓶に入れる
  4. オリーブオイルを注ぐ
  5. 冷蔵庫で3日以上置いて香りを移す

注意
生のハーブを使う場合、水分が残っているとボツリヌス菌が繁殖する危険があります。必ず冷蔵保存し、2〜3週間で使い切りましょう。長期保存したい場合は、ドライハーブを使ってください。

ハーブビネガー

ドレッシングや マリネに使えます。保存期間は冷暗所で3〜6ヶ月です。

材料

  • お好みのハーブ(バジル、タラゴン、ディルなど)
  • 酢(米酢、ワインビネガー、りんご酢など)200ml

作り方

  1. ハーブを洗って水気を拭く
  2. 煮沸消毒した瓶にハーブを入れる
  3. 酢を注ぐ
  4. 冷暗所で2週間ほど置いて香りを移す
  5. ハーブを取り出して保存(そのまま入れておいてもOK)

簡単ハーブレシピ5選

1. バジルペースト(ジェノベーゼソース)

材料

  • バジルの葉 50g
  • にんにく 1片
  • 松の実 30g(カシューナッツでも代用可)
  • パルメザンチーズ 30g
  • オリーブオイル 100ml
  • 塩 小さじ1/2

作り方

  1. すべての材料をフードプロセッサーに入れる
  2. なめらかになるまで攪拌する
  3. 清潔な瓶に入れて冷蔵保存(2週間程度)

使い方
パスタソース、パンに塗る、サラダのドレッシングなど

2. ハーブバター

材料

  • バター 100g(室温に戻す)
  • お好みのハーブ(パセリ、バジル、タイムなど)大さじ2(みじん切り)
  • にんにく 1/2片(すりおろし)
  • 塩 ひとつまみ

作り方

  1. すべての材料をよく混ぜ合わせる
  2. ラップで包んで棒状に成形
  3. 冷蔵庫で固める

使い方
ステーキの仕上げ、パンに塗る、焼き魚の上に乗せるなど。冷凍保存も可能(1ヶ月)

3. リラックスハーブティーブレンド

材料(1杯分)

  • カモミール(ドライ)小さじ1
  • ラベンダー(ドライ)小さじ1/2
  • レモンバーム(ドライ)小さじ1

作り方

  1. ティーポットに材料を入れる
  2. 熱湯150mlを注ぐ
  3. 蓋をして3〜5分蒸らす
  4. 茶こしでこしてカップに注ぐ

飲み方
寝る30分前に飲むと、リラックスして良い眠りにつけます。はちみつを加えると飲みやすくなりますよ。

4. ハーブ塩

材料

  • 粗塩 100g
  • ドライハーブ(ローズマリー、タイム、オレガノなど)大さじ2
  • ドライガーリック 小さじ1(お好みで)

作り方

  1. ドライハーブを細かく砕く(すり鉢やミルで)
  2. 塩とよく混ぜ合わせる
  3. 密閉容器に入れて保存

使い方
肉や魚の下味、サラダ、フライドポテトなど。普通の塩の代わりに使うだけで、料理がワンランクアップします。

5. ハーブドレッシング

材料

  • お好みのハーブ(バジル、パセリ、ディルなど)大さじ2(みじん切り)
  • オリーブオイル 大さじ3
  • 酢(ワインビネガーやレモン汁)大さじ1
  • 塩 小さじ1/4
  • こしょう 少々
  • はちみつ 小さじ1/2

作り方

  1. すべての材料をボウルに入れる
  2. よく混ぜ合わせる(瓶に入れて振ってもOK)

使い方
サラダ、温野菜、グリルチキンなど。作ったら冷蔵庫で3〜4日保存可能です。

ハーブ栽培でよくある失敗と対策

ハーブ栽培でよくあるトラブルと、その対処法を紹介します。失敗を恐れず、まずは育ててみましょう

ミントが増えすぎた

原因
ミントは地下茎で広がり、放っておくと庭中がミントだらけになります。

対策(予防)

  1. 必ずプランターで育てる
  2. 地植えする場合は、底のない鉢を地中に埋めて、その中で育てる
  3. 定期的に間引く

すでに増えすぎてしまった場合

  1. 不要な株を根ごと引き抜く
  2. 地下茎も丁寧に掘り起こす
  3. 必要な株だけをプランターに移す
活用法
増えすぎたミントは、乾燥させてハーブティーやポプリに。お風呂に入れても爽やかで気持ち良いですよ。

バジルが育たない・葉が黄色くなる

原因1:寒さ
バジルは15℃以下になると成長が止まり、葉が黄色くなったり黒ずんだりします。

対策

  1. 気温が15℃以上になってから植える(5月以降)
  2. 夜の気温が下がる秋には、早めに収穫を終える
  3. プランター栽培なら、寒い日は室内に入れる

原因2:日照不足
バジルは日光が大好きです。

対策

  1. 1日5時間以上日が当たる場所に置く
  2. ベランダなら南向きがベスト

原因3:水切れ
バジルは水を好むハーブです。

対策

  1. 土の表面が乾いたらたっぷり水やり
  2. 真夏は朝夕2回水やりする
  3. 受け皿に水を溜めない(根腐れ防止)

ラベンダーが枯れた

原因:高温多湿
ラベンダーは日本の梅雨と真夏の高温多湿が大の苦手です。

対策(予防)

  1. 梅雨前(5月頃)に株を1/3程度刈り込んで風通しを良くする
  2. 梅雨時期は雨が当たらない軒下に移動
  3. 水やりを控える(土が乾いてから2〜3日後でOK)
  4. プランターは地面に直置きせず、台の上に置く
  5. 株元の風通しを確保する

品種選び
暑さに比較的強い品種を選ぶのも有効です。

  • ラバンディン系(グロッソなど)- 暑さに強い
  • フレンチラベンダー – 日本の気候に適応しやすい
  • イングリッシュラベンダー – 香りは良いが暑さに弱い(上級者向け)

虫がついてしまった

よくつく害虫

  • アブラムシ – 新芽や葉の裏につく小さな虫
  • ハダニ – 葉が白っぽくかすれる
  • ヨトウムシ – 夜に葉を食べる芋虫
  • アゲハの幼虫 – 柑橘類やサンショウの葉を食べる

対策

  1. 見つけたらすぐに除去 – 手で取るか、水で洗い流す
  2. 牛乳スプレー – アブラムシには牛乳を1:1で薄めたものをスプレー(その後水で洗い流す)
  3. ニームオイル – 天然の防虫剤として効果的
  4. コンパニオンプランツ – マリーゴールドを近くに植えると害虫が減る
  5. 葉水 – 定期的に葉に霧吹きすると、ハダニ予防になる
農薬について
食用にするハーブには、できるだけ農薬を使わない方が安心です。どうしても使う場合は、食用植物に使える薬剤を選び、収穫の数日前には使用を中止しましょう。

失敗を恐れないで

ハーブ栽培では、誰でも失敗を経験します。失敗から学んで、次に活かすことが大切です。

枯れてしまっても、新しい苗を買ってまた挑戦してみましょう。何度か育てるうちに、コツがつかめてきますよ。

ハーブ種類一覧【全50種比較表】

この記事で紹介した50種類のハーブを、用途・育てやすさ・収穫期が一目で分かる比較表にまとめました。ブックマークして、ハーブ選びの参考にしてくださいね。

ハーブ名 主な用途 育てやすさ 収穫期 特徴
バジル 🍳 ★★★★★ 6〜8月 イタリアン料理に必須
ミント 🍳💊🌸 ★★★★★ 3〜10月 繁殖力抜群、プランター推奨
ローズマリー 🍳🌿 ★★★★☆ 年中 常緑、多年草
パセリ 🍳 ★★★★☆ 年中 栄養価が高い
レモンバーム 💊🌸 ★★★★★ 3〜10月 ハーブティー向き
オレガノ 🍳 ★★★★☆ 4〜12月 ピザ・パスタに
タイム 🍳💊 ★★★★☆ 年中 肉・魚の臭み消し
イタリアンパセリ 🍳 ★★★★☆ 年中 香りが強い
シソ 🍳 ★★★★★ 6〜8月 和食の定番
パクチー 🍳 ★★★☆☆ 5〜11月 エスニック料理に
レモングラス 🍳🌸 ★★★★☆ 年中 トムヤムクンに必須
ミョウガ 🍳 ★★★★★ 7〜10月 半日陰OK
セージ 🍳💊🌿 ★★★★☆ 3〜11月 豚肉に最適
ディル 🍳 ★★★☆☆ 5〜7月 魚料理に
フェンネル 🍳💊 ★★★☆☆ 年中 消化促進効果
チャービル 🍳 ★★★☆☆ 3〜6月、9〜11月 繊細な香り
ラベンダー 🌸💊 ★★★☆☆ 6〜7月 リラックス効果
カモミール 💊 ★★★★★ 4〜6月 ハーブティーの定番
ペパーミント 💊🍳 ★★★★★ 3〜10月 胃腸に良い
ジンジャー 🍳💊 ★★★☆☆ 10〜11月 体を温める
ローズヒップ 💊 ★★★☆☆ 秋(実) ビタミンC豊富
ハイビスカス 💊 ★★★☆☆ 夏(花) 疲労回復
エキナセア 💊🌿 ★★★☆☆ 夏(花・根) 免疫力向上
エルダーフラワー 💊 ★★★☆☆ 5〜6月 風邪予防
ローズゼラニウム 🌸 ★★★★☆ 春〜秋(花) 虫除け効果
レモンバーベナ 🌸💊 ★★★☆☆ 5〜11月 強いレモンの香り
シトロネラ 🌸 ★★★☆☆ 蚊除け
タンジー 🌸 ★★★★☆ 夏(花) ハエ・アリ除け
ペニーロイヤル 🌸 ★★★★☆ ノミ除け(内服禁止)
ボリジ 🌿🍳 ★★★★☆ 春〜初夏 青い星型の花
チャイブ 🌿🍳 ★★★★★ 4〜11月 ピンクの花も食用
ベルガモット 🌿🌸 ★★★★☆ 夏〜秋 鮮やかな花
ナスタチウム 🌿🍳 ★★★★☆ 5〜11月 花も葉も食用
ワサビ 🍳 ★☆☆☆☆ 栽培難しい
ショウガ 🍳💊 ★★★☆☆ 10〜11月 和食の薬味
サンショウ 🍳 ★★★☆☆ 春(葉)、秋(実) 全部位利用可
ドクダミ 💊 ★★★★★ 十薬、繁殖力強
ヨモギ 🍳💊 ★★★★★ 草餅に
ゲンノショウコ 💊 ★★★☆☆ 夏〜秋 整腸作用
フジバカマ 🌿🌸 ★★★★☆ 秋(花) 秋の七草
ユズ 🍳🌸 ★★★☆☆ 11〜12月 ゆず湯に
ルッコラ 🍳 ★★★★★ 春・秋 30日で収穫可
クレソン 🍳 ★★★☆☆ 春〜初夏 水辺を好む
タラゴン 🍳 ★★★☆☆ 春〜秋 フランス料理に
マジョラム 🍳 ★★★★☆ 年中 オレガノに似た香り
チコリ 🍳 ★★★☆☆ 秋〜冬 根をコーヒー代用に
ルイボス 💊 ★☆☆☆☆ 日本では栽培困難
レモンタイム 🍳🌸 ★★★★☆ 年中 レモンの香りのタイム
ローレル 🍳🌸 ★★★★☆ 年中 月桂樹、常緑樹
スイートバジル 🍳 ★★★★★ 6〜8月 最も一般的なバジル

アイコン説明

🍳 料理用 | 💊 薬用 | 🌸 芳香用 | 🌿 観賞用

育てやすさ

★★★★★ 超簡単(初心者に最適)
★★★★☆ 簡単
★★★☆☆ 普通(少しコツが必要)
★★☆☆☆ やや難しい
★☆☆☆☆ 難しい(上級者向け)

よくある質問(FAQ)

ハーブ栽培の初心者です。最初に何を用意すればよいですか?

最低限必要なものは以下の通りです。

  • プランターまたは鉢 – 直径20cm以上、深さ20cm以上のもの。底に穴が開いているものを選びましょう
  • 培養土 – 「ハーブ・野菜用」と書かれた培養土が便利です。初心者は自分で配合せず、市販の培養土を使うのがおすすめ
  • – まずは育てやすいバジル、ミント、ローズマリーのいずれかから始めると良いです
  • じょうろ – 水やり用
  • スコップ – 小さめのもの

あると便利なものは、液体肥料、剪定用のハサミ、鉢底石などです。最初から全部揃えなくても、育てながら必要に応じて買い足していけば大丈夫ですよ。

ハーブの水やりの頻度はどのくらいですか?

基本的には「土の表面が乾いたらたっぷりと水やり」が原則です。ただし、ハーブの種類によって水の好みが違います。

水を好むハーブ(土が乾く前に水やり)

  • ミント、バジル、レモンバーム、ミョウガ、レモングラスなど
  • 目安:夏は1日1〜2回、春秋は2〜3日に1回

乾燥を好むハーブ(土が乾いてから2〜3日後に水やり)

  • ローズマリー、タイム、ラベンダー、セージ、オレガノなど
  • 目安:夏は3〜4日に1回、春秋は週1回程度

水やりのポイント

  • 水やりは朝か夕方に(真昼は避ける)
  • 鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと
  • 受け皿に溜まった水は捨てる(根腐れ防止)
  • 葉に水をかけるより、土に直接かける
ハーブはいつ収穫すればよいですか?

収穫のタイミングは、ハーブの種類と使い方によって異なります。

葉を使うハーブ(バジル、ミント、パセリなど)

  • 朝、露が乾いた後が最適(香りが強い)
  • 花が咲く前に収穫(花が咲くと葉が硬くなる)
  • 外側の葉から順に摘む(中心の新芽は残す)
  • 摘心(先端の芽を摘む)を兼ねて収穫すると、脇芽が増えて収穫量アップ

花を使うハーブ(ラベンダー、カモミールなど)

  • 花が満開になる直前に収穫
  • 朝、露が乾いた後が最適
  • 茎ごと切って、束ねて乾燥させる

根を使うハーブ(ショウガ、ターメリックなど)

  • 葉が黄色くなり始めたら収穫
  • 秋(10〜11月)が適期

一度にたくさん収穫するより、必要な分だけこまめに収穫する方が、フレッシュなハーブを長く楽しめますよ。

ハーブを育てるのに肥料は必要ですか?

ハーブは肥料が少なくても育つ植物ですが、適度に与えると成長が良くなります。ただし、与えすぎると香りが弱くなるので注意が必要です。

肥料の与え方

  • 植え付け時 – 緩効性肥料を土に混ぜる(培養土に既に含まれている場合は不要)
  • 生育期間中 – 月1〜2回、液体肥料を薄めて与える(規定の半分程度に薄める)
  • – 休眠期なので肥料は不要

肥料が少なめでOKなハーブ
ローズマリー、タイム、ラベンダー、セージなど地中海原産のハーブは、むしろ肥料が少ない方が香りが良くなります。

肥料を好むハーブ
バジル、パセリ、シソなど葉をたくさん収穫するハーブは、定期的に肥料を与えると収穫量が増えます。

プランターの土は使い回しできますか?

基本的には新しい土を使う方がおすすめですが、適切に処理すれば再利用も可能です。

土の再利用方法

  1. 古い根や茎を取り除く – しっかり取り除きましょう
  2. 土をふるいにかける – 細かくする
  3. 黒いビニール袋に入れて日光消毒 – 夏の日差しで1〜2週間(病原菌を減らす)
  4. 新しい土と混ぜる – 古い土50% + 新しい土50%
  5. 堆肥や腐葉土を混ぜる – 栄養を補給

注意点

  • 病気が出た土は再利用しない(処分する)
  • 連作障害を避けるため、同じ種類のハーブは続けて植えない
  • 年に1回は土を全部入れ替えるのが理想的

手間を考えると、新しい培養土を買った方が簡単で確実ですが、環境に配慮したい方やコストを抑えたい方は、ぜひ再利用にチャレンジしてみてください。

ハーブティーに使ってはいけないハーブはありますか?

はい、毒性があるため内服してはいけないハーブがあります。

内服禁止のハーブ(観賞用・虫除け用のみ)

  • ペニーロイヤルミント – 肝臓に毒性、流産の危険
  • タンジー – 神経毒性がある
  • ヨモギ(大量摂取) – 少量ならOKだが、大量に飲むと危険

妊娠中・授乳中は避けるべきハーブ

  • ペニーロイヤルミント、セージ(大量)、フェンネル(大量)、タイム(大量)など
  • 心配な場合は医師に相談してください

安全なハーブティー用ハーブ

  • カモミール、ペパーミント、レモンバーム、ラベンダー(少量)、ローズヒップ、ハイビスカス、レモングラスなど

大切なポイント

  • どんなハーブでも適量を守ることが大切(ハーブティー1杯に小さじ1〜2杯程度)
  • 持病がある方や薬を服用中の方は、事前に医師に相談
  • アレルギーがある方は注意
  • 子どもに与える場合は、大人の半分以下の量から始める

基本的に料理に使われるハーブは安全ですが、「観賞用」「虫除け用」と書かれているハーブは、食用・内服用には使わないようにしましょう。

ベランダでもハーブは育てられますか?

はい、ベランダはハーブ栽培に最適です。むしろ、プランター栽培が基本なので、ベランダの方が管理しやすい面もあります。

ベランダ栽培のメリット

  • 日当たりを調整しやすい(移動できる)
  • 雨の日は軒下に移動できる
  • 害虫が比較的少ない(高層階の場合)
  • キッチンに近く、すぐに収穫できる

ベランダで育てやすいハーブ

  • 南向きベランダ(日当たり良好) – バジル、ローズマリー、タイム、ラベンダー、セージ
  • 東・西向きベランダ(半日陰) – ミント、パセリ、シソ、レモンバーム、チャービル
  • 北向きベランダ(日陰) – ミント(明るい日陰)、ミョウガ(鉢植えは難しい)

ベランダ栽培の注意点

  • 風対策 – 高層階は風が強いので、鉢を固定したり、重い鉢を使う
  • 排水 – 受け皿の水を放置すると、下の階に迷惑がかかるので、こまめに捨てる
  • 夏の照り返し – コンクリートの照り返しで予想以上に暑くなるので、すのこを敷くと良い
  • 冬の寒さ – 風が強いと体感温度が下がるので、寒さに弱いハーブは室内へ

ベランダの日当たりに合わせてハーブを選べば、初心者でも十分に育てられますよ。

ハーブは冬でも育ちますか?

ハーブには常緑性で冬も収穫できるものと、一年草で冬に枯れるものがあります。

冬も収穫できるハーブ(常緑性)

  • ローズマリー – 年中緑の葉を収穫可能
  • タイム – 常緑で冬も使える
  • セージ – 常緑性、冬も収穫可
  • ローレル(月桂樹) – 常緑樹
  • パセリ – 比較的寒さに強く、冬も収穫できる

冬に枯れるハーブ(一年草・寒さに弱い)

  • バジル – 10℃以下で枯れる(一年草)
  • シソ – 秋には収穫終了(一年草)
  • レモングラス – 寒さに弱い、冬は室内へ

冬の管理ポイント

  • 水やりは控えめに(土が乾いてから数日後でOK)
  • 肥料は与えない(休眠期)
  • 霜に当てないこと(プランターは軒下へ)
  • 寒さに弱いハーブは、室内の明るい場所へ移動

冬でもハーブを楽しみたい方は、常緑性のハーブを選ぶと良いですよ。

まとめ:自分に合ったハーブを見つけよう

ここまで、用途別・育てやすさ別に50種類のハーブを紹介してきました。

初心者におすすめのハーブ(再確認)

迷ったら、まずはこの5種類から始めてみてください。

  1. バジル – 育てやすさNo.1、料理に大活躍
  2. ミント – 失敗知らず、ハーブティーに最適
  3. ローズマリー – 常緑で年中使える、多年草
  4. パセリ – 栄養価が高く、育てやすい
  5. レモンバーム – 香りが良く、ハーブティー向き

この5つは育てやすく、使い道が多く、失敗が少ないので、ハーブ栽培の楽しさを実感できるはずです。

次のステップ:複数栽培とブレンド

慣れてきたら、以下のステップに進んでみましょう。

ステップ1:用途別に揃える

  • 料理用:バジル + ローズマリー + タイム
  • ハーブティー用:カモミール + ミント + レモンバーム
  • 虫除け用:ローズゼラニウム + シトロネラ

ステップ2:寄せ植えに挑戦

同じ原産地のハーブを組み合わせると、管理が楽です。

  • 地中海セット:ローズマリー + タイム + ラベンダー(乾燥気味に管理)
  • アジアセット:バジル + レモングラス(水を好む)
  • 和ハーブセット:シソ + ミョウガ(半日陰OK)

ステップ3:ブレンドを楽しむ

ハーブティーやレシピで、複数のハーブを組み合わせると、より深い味わいが楽しめます。

  • リラックスブレンド:カモミール + ラベンダー + レモンバーム
  • リフレッシュブレンド:ミント + レモングラス + ローズヒップ
  • 消化促進ブレンド:ペパーミント + フェンネル + カモミール

最後に

ハーブ栽培の魅力は、育てる楽しみ、収穫する喜び、そして使う幸せの3つが同時に味わえることです。

最初は小さな一鉢から始めて、徐々にレパートリーを増やしていけば、気づいたときには素敵なハーブガーデンができているはずです。

失敗を恐れず、まずは一歩踏み出してみてください。ハーブのある暮らしは、きっとあなたの毎日を豊かにしてくれますよ。

この記事が、あなたのハーブライフの始まりになれば嬉しいです。楽しいハーブ栽培をお楽しみくださいね!

🌿 Happy Herb Life! 🌿

素敵なハーブのある暮らしを応援しています