ハーブを育ててみたいけれど、「種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない」という悩みをお持ちではありませんか?
この記事では、1万種以上あるハーブの中から、日本で育てやすく実用的な50種類を厳選して紹介します。料理に使えるもの、お茶にできるもの、香りを楽しめるものなど、用途別に分類しているので、あなたの目的に合ったハーブがきっと見つかりますよ。
この記事でわかること
- 初心者がまず育てるべきハーブBEST 5
- 料理・薬用・芳香・観賞など用途別のハーブ一覧
- 各ハーブの育てやすさと栽培のコツ
- ハーブの効能と具体的な使い方・レシピ
- 失敗しないハーブの選び方とよくあるトラブル対策
- フレッシュハーブの保存方法とドライハーブの作り方
初めての方でも安心して育てられるよう、育てやすさを★マークで表示しています。ぜひ最後まで読んで、ハーブのある暮らしを始めてみてくださいね。
ハーブとは?基礎知識を3分で理解
「ハーブ」という言葉は、ラテン語の「herba(草)」が語源です。一般的には、香りや薬効のある植物の総称として使われていて、料理の風味づけや健康維持、香りを楽しむために活用されています。
ハーブの定義とスパイスとの違い
よく混同されがちなのが「ハーブ」と「スパイス」の違いです。簡単に言うと、使う部位が異なります。
葉・茎・花を使う
(例:バジル、パセリ)
実・種・根を使う
(例:胡椒、シナモン)
ただし、同じ植物でも使う部位によって呼び方が変わることもあります。たとえば、コリアンダーは葉を使う場合は「ハーブ」、種を使う場合は「スパイス」として扱われます。
ハーブの4つの分類(用途別)
ハーブは用途によって、大きく4つに分類できます。
| 分類 | 用途 | 代表例 |
|---|---|---|
| カリナリーハーブ | 料理用。香りづけや臭み消しに使われる | バジル、ローズマリー、パセリ |
| メディカルハーブ | 薬用。消炎効果や沈静効果などがある | カモミール、エキナセア、セージ |
| アロマティックハーブ | 芳香用。香りからリラックス効果が得られる | ラベンダー、レモンバーベナ |
| オーナメンタルハーブ | 園芸用。花が咲き芳香や虫除け効果がある | ローズゼラニウム、ナスタチウム |
多くのハーブは複数の用途を持っています。たとえばラベンダーは、香りを楽しむだけでなく、ハーブティーにしたり、料理に使ったり、観賞用としても人気があります。
世界には1万種以上のハーブがあると言われていますが、日本の気候で育てやすく、実用的なものは限られています。この記事では、初心者でも失敗しにくい品種を中心に紹介しますので、安心してくださいね。
【初心者必見】まず育てるべきハーブBEST 5
ハーブ栽培を始めるなら、失敗しにくく、すぐに収穫できて、使い道が豊富なものから選ぶのがおすすめです。ここでは、初心者に特におすすめの5種類を詳しく紹介します。
1位:バジル – 料理に万能、育てやすさNo.1
★★★★★(超簡単)
バジルは初心者に最もおすすめのハーブです。気温が上がる5月以降なら、種からでも苗からでもぐんぐん育ちます。
おすすめの理由
- 成長が早く、種まきから約60日で収穫できる
- 摘心(てきしん:先端の芽を摘むこと)すればするほど脇芽が増えて収穫量アップ
- イタリアン料理に大活躍で使い道が豊富
基本的な育て方
- 日当たりの良い場所に置く(1日5時間以上の日光)
- 土の表面が乾いたらたっぷり水やり
- 15℃以上を保つ(10℃以下になると枯れるので秋には収穫を終える)
- 20cmくらいに育ったら先端を摘む(これで脇芽が増えます)
トマトと相性抜群なので、カプレーゼサラダやパスタに。大量に収穫できたら、バジルペースト(ジェノベーゼソース)を作って冷凍保存すると便利ですよ。
2位:ミント – 繁殖力抜群、失敗知らず
薬用
★★★★★(超簡単)
ミントは生命力が非常に強く、初心者でもほぼ失敗しません。清涼感のある香りで、ハーブティーやデザートに大活躍します。
おすすめの理由
- 暑さ寒さに強く、日本全国どこでも育つ
- 半日陰でも育つので、ベランダ栽培にも最適
- 地下茎でどんどん増えるので、長く楽しめる
基本的な育て方
- 日なたから半日陰で育てる
- 乾燥を嫌うので、水切れに注意
- プランターで育てる(地植えすると増えすぎて大変!)
- 春と秋に液体肥料を月1回程度与える
ミントは繁殖力が強すぎるため、必ずプランターで育ててください。地植えにすると地下茎が広がって、他の植物を駆逐してしまうことがあります。
使い方の具体例
モヒートやアイスティーに入れたり、チョコレートケーキの飾りに。胃もたれしたときは、フレッシュミントティーがおすすめです。
3位:ローズマリー – 常緑で年中収穫可能
観賞用
★★★★☆(簡単)
ローズマリーは常緑性の低木で、一年中緑の葉を収穫できる頼もしいハーブです。針葉樹のようなすっきりした香りが特徴です。
おすすめの理由
- 冬でも枯れず、年間を通して使える
- 一度植えれば数年間収穫できる(多年草)
- 乾燥に強く、水やりの手間が少ない
- 春には可憐な青い花が咲いて観賞価値も高い
基本的な育て方
- 日当たりと風通しの良い場所に置く
- 水やりは控えめに(土が乾いてから2〜3日後でOK)
- 高温多湿を嫌うので、梅雨時期は風通しを良くする
- 春と秋に緩効性肥料を少量与える
使い方の具体例
鶏肉やラム肉のローストに。じゃがいものオーブン焼きに散らすと、レストランのような仕上がりに。ローズマリーティーは集中力アップに効果があると言われています。
4位:パセリ – キッチンハーブの定番
★★★★☆(簡単)
パセリは栄養価が高く、ビタミンCやβ-カロテンが豊富なハーブです。「付け合わせ」というイメージがありますが、積極的に食べたい優秀な食材なんですよ。
おすすめの理由
- 暑さ寒さに強く、育てやすい
- 収穫後も次々と新しい葉が出てくる
- カーリーパセリとイタリアンパセリの2種類があり、好みで選べる
基本的な育て方
- 日当たりの良い場所(半日陰でも育つ)
- 水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと
- 外側の葉から順に収穫する(中心の新芽は残す)
- 月に1〜2回、液体肥料を与える
スープやパスタの仕上げに刻んで散らすだけで、見た目も香りもワンランクアップ。イタリアンパセリは葉が平らで香りが強いので、サラダやマリネにおすすめです。
5位:レモンバーム – 初心者向けハーブティー用
芳香用
★★★★★(超簡単)
レモンバームはレモンのような爽やかな香りが特徴で、ハーブティー初心者に最適です。別名「メリッサ」とも呼ばれ、リラックス効果があると言われています。
おすすめの理由
- 育てやすく、ほとんど手間がかからない
- 半日陰でも良く育つので、日当たりの悪い場所でもOK
- ハーブティーにすると飲みやすく、クセがない
- 虫除け効果もあり、害虫がつきにくい
基本的な育て方
- 日なたから半日陰で育つ(日陰でも大丈夫)
- 水やりは土が乾いたらたっぷりと
- ミント同様、繁殖力が強いのでプランター栽培がおすすめ
- 花が咲く前に収穫すると香りが良い
使い方の具体例
フレッシュな葉をそのまま熱湯に入れて3〜5分蒸らすだけで、美味しいハーブティーの完成です。寝る前に飲むとリラックスできますよ。アイスティーにしても爽やかで美味しいです。
初心者向けハーブBEST 5 まとめ
この5種類は、育てやすさ・使いやすさ・失敗の少なさの3つの観点で選びました。まずはこの中から1〜2種類を選んで、ハーブ栽培を始めてみてください。
慣れてきたら、次の章で紹介する料理用ハーブや薬用ハーブにも挑戦してみましょう。
【用途別】料理に使えるハーブ
ハーブといえば、やっぱり料理に使えるものが人気ですよね。ここでは、料理のジャンル別に使えるハーブを紹介します。
イタリア料理に欠かせないハーブ
イタリアンに挑戦するなら、これらのハーブは必須です。
オレガノ
収穫期:4月〜12月
ピザやパスタソースに欠かせないハーブです。乾燥させると香りが強くなるのが特徴で、トマトソースやチーズとの相性が抜群です。
育て方のコツ
- 日当たりと風通しの良い場所
- 乾燥気味に育てる(水やりは控えめ)
- 花が咲く前に収穫して乾燥保存
相性の良い食材
トマト、チーズ、鶏肉、豚肉
タイム
収穫期:年中
爽やかな香りで、肉や魚の臭み消しに最適です。小さな葉が密集していて、少量でしっかり香ります。
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所で育てる
- 水はけの良い土を使う
- 乾燥に強いので水やりは控えめ
- 梅雨時期は蒸れに注意
相性の良い食材
鶏肉、白身魚、きのこ類、じゃがいも
鶏もも肉にタイムとオリーブオイルを揉み込んで30分置いてからグリルすると、レストランのような本格的な味わいになります。
イタリアンパセリ
収穫期:年中
普通のパセリよりも香りが強く、葉が平らなのが特徴です。カーリーパセリは飾り用、イタリアンパセリは料理用と覚えておくと良いですよ。
使い方
パスタ、リゾット、マリネ、サラダなど幅広く使えます。刻んでバターに混ぜれば、簡単にハーブバターが作れます。
和食・アジア料理に合うハーブ
シソ(大葉)
収穫期:6月下旬〜8月
日本の代表的なハーブで、防腐・殺菌効果があるため、刺身のつまや梅干しに使われます。抗酸化作用も高く、栄養価の高い食材です。
育て方のコツ
- 半日陰で育てる(日当たりが強すぎると葉が硬くなる)
- 水やりはたっぷりと(乾燥を嫌う)
- 摘心をこまめに行って脇芽を増やす
- 花が咲くと葉が硬くなるので、蕾のうちに摘む
相性の良い食材
刺身、冷奴、天ぷら、パスタ、餃子
パクチー(コリアンダー)
収穫期:5月下旬〜11月上旬
タイ料理やベトナム料理に欠かせない、独特の香りが特徴のハーブです。好き嫌いがはっきり分かれますが、エスニック料理好きには必須です。
育て方のコツ
- 日当たりと風通しの良い場所
- 直根性なので、深めのプランターを使う
- 移植を嫌うため、種を直接まくか、苗は根を崩さず植える
- 暑すぎると花が咲きやすいので、春まきか秋まきがおすすめ
相性の良い食材
エビ、鶏肉、ライム、ナンプラー、ココナッツミルク
レモングラス
収穫期:年中
レモンのような爽やかな香りで、タイのトムヤムクンには欠かせないハーブです。ハーブティーにしても美味しいです。
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所で育てる
- 水を好むので、土が乾いたらたっぷり与える
- 寒さに弱いため、冬は室内に取り込む
- 大きく育つので、地植えか大きめのプランターで
相性の良い食材
魚介類、鶏肉、ココナッツミルク
ミョウガ
収穫期:7月〜10月
日本原産のハーブで、半日陰でもよく育つため、日当たりの悪い場所の有効活用にぴったりです。
育て方のコツ
- 半日陰〜日陰で育てる
- 湿った環境を好むので、水やりはたっぷり
- 一度植えれば毎年収穫できる
- 地下茎で増えるので、プランター栽培がおすすめ
使い方
そうめんの薬味、酢の物、天ぷら、味噌汁の具など
肉料理・魚料理に使えるハーブ
セージ
収穫期:3月〜11月
豚肉やレバーなど、クセのある肉との相性が抜群です。「セージのある家には病人がいない」という諺があるほど、昔から薬草として重宝されてきました。
育て方のコツ
- 日当たりと風通しの良い場所
- 乾燥気味に育てる
- 高温多湿を嫌うので、梅雨時期は注意
- 春に紫色の美しい花を咲かせる
相性の良い食材
豚肉、鶏レバー、ソーセージ、じゃがいも
- バター100gを室温に戻す
- セージの葉5〜6枚を細かく刻む
- バターとセージを混ぜ合わせる
- ラップで包んで冷蔵庫で冷やす
ステーキやパスタに使うと、プロの味に近づきますよ。
ディル
収穫期:5月〜7月
魚料理の定番ハーブで、サーモンとの相性が特に良いです。フワフワした葉が特徴的で、見た目もおしゃれです。
育て方のコツ
- 日当たりと風通しの良い場所
- 直根性なので移植を嫌う(種を直接まく)
- 春まきがおすすめ
- 花が咲くと葉が硬くなるので、蕾のうちに収穫
相性の良い食材
サーモン、白身魚、卵、じゃがいも、きゅうり
フェンネル
収穫期:葉は年中、種は秋
甘い香りが特徴で、魚の臭み消しに最適です。葉だけでなく、種もスパイスとして使えます。
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所で育てる
- 大きく育つので、地植えがおすすめ
- 種は花が咲き終わった後に収穫
- 防虫効果があり、コンパニオンプランツとしても優秀
相性の良い食材
白身魚、豚肉、りんご
チャービル(セルフィーユ)
収穫期:3月〜6月、9月〜11月
「美食家のパセリ」とも呼ばれ、繊細な香りと甘みが特徴です。フレンチでは「フィーヌゼルブ(4種のハーブミックス)」の一つとして使われます。
育て方のコツ
- 半日陰で育てる(直射日光を嫌う)
- 涼しい気候を好むので、春と秋が適期
- 暑さに弱いので、夏は日陰に移動
- 種まきから30〜40日で収穫可能
相性の良い食材
卵料理、白身魚、鶏肉、サラダ
料理用ハーブの選び方
よく作る料理のジャンルに合わせて選ぶのがポイントです。
- イタリアン好き → バジル、オレガノ、タイム
- 和食・アジア料理好き → シソ、パクチー、レモングラス
- 肉料理をよく作る → ローズマリー、セージ、タイム
- 魚料理をよく作る → ディル、フェンネル、チャービル
最初は1〜2種類から始めて、徐々にレパートリーを増やしていくと良いですよ。
【薬用・健康】効能別ハーブ
ハーブには、健康維持やリラックス効果が期待できる成分が含まれています。ここでは、効能別にメディカルハーブを紹介します。
ハーブの効能には個人差があります。妊娠中や授乳中の方、持病のある方、薬を服用中の方は、使用前に医師に相談してください。アレルギーがある方も注意が必要です。
リラックス・安眠効果のあるハーブ
ラベンダー
薬用
★★★☆☆
「香りの庭の女王」と呼ばれるラベンダーは、リラックス効果が高い代表的なハーブです。紫色の美しい花も魅力的ですね。
主な効能
- リラックス効果、不眠の改善
- 頭痛や筋肉痛の緩和
- 抗菌・防虫効果
育て方のコツ
- 日当たりと風通しの良い場所
- 水はけの良い土を使う(高温多湿が苦手)
- 水やりは控えめに
- 梅雨前に刈り込んで風通しを良くする
- 品種によって耐暑性が異なる(イングリッシュ系は暑さに弱い)
使い方
- ドライフラワーにしてサシェ(香り袋)を作る
- ハーブティーにする(乾燥花を使用)
- ラベンダーオイルを作って入浴剤に
- 枕元に置いて安眠効果を期待
乾燥したラベンダーの花を小さじ1杯、カップに入れて熱湯を注ぎ、3〜5分蒸らします。香りが強いので、カモミールやレモンバームとブレンドすると飲みやすくなりますよ。
カモミール(ジャーマンカモミール)
★★★★★
リンゴのような甘い香りが特徴で、「おかあさんのハーブ」とも呼ばれています。ハーブティーの定番ですね。
主な効能
- リラックス効果、安眠作用
- 胃腸の不調改善
- 抗炎症作用(肌荒れに良い)
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所で育てる
- こぼれ種でどんどん増える
- 花が咲き始めたら随時収穫
- 春まきが一般的
使い方
フレッシュでもドライでもハーブティーに最適です。寝る前に飲むと、穏やかな眠りに導いてくれます。
レモンバーム
★★★★★
レモンのような爽やかな香りで、気分を落ち着かせる効果があります。別名「メリッサ」。
主な効能
- 抗うつ、抗不安作用
- 消化促進
- 抗ウイルス作用(口唇ヘルペスに効果があるとされる)
使い方
ハーブティーにすると飲みやすく、クセがありません。アイスティーにしても美味しいです。
消化促進・胃腸に良いハーブ
ペパーミント
★★★★★
清涼感のある香りで、胃腸の働きを整える効果があります。食べ過ぎや胃もたれのときに最適です。
主な効能
- 消化促進、胃腸の不調改善
- 吐き気の緩和
- 頭痛の軽減
- 口臭予防
育て方のコツ
- 日なたから半日陰で育つ
- 水を好むので、乾燥させない
- 繁殖力が強いので、プランター栽培推奨
使い方
フレッシュな葉をそのままハーブティーに。胃もたれしたときは、食後にペパーミントティーを飲むとすっきりします。
フェンネル
★★★☆☆
種をハーブティーにすると、消化促進と腸内ガスの排出に効果があると言われています。
主な効能
- 消化促進
- 腹部膨満感の軽減
- 母乳の分泌促進(授乳中の方に人気)
使い方
種を軽く潰してからハーブティーに。食後に飲むと消化を助けてくれます。
ジンジャー(生姜)
★★★☆☆
日本でもおなじみの生姜は、体を温める効果が高いハーブです。
主な効能
- 消化促進、吐き気の緩和
- 体を温める(冷え性改善)
- 抗炎症作用
- 免疫力向上
育て方のコツ
- 日なたから半日陰で育つ
- 高温多湿を好む
- 春に植え付けて、秋に収穫
- プランターでも栽培可能
使い方
すりおろして紅茶に入れたり、はちみつと合わせてジンジャーシロップに。風邪のひき始めに効果的です。
美容・アンチエイジング効果のあるハーブ
ローズヒップ
★★★☆☆
バラの実で、ビタミンCがレモンの20〜40倍含まれています。「ビタミンCの爆弾」とも呼ばれるほどです。
主な効能
- 美肌効果、シミ・シワ予防
- 免疫力向上
- 疲労回復
- 利尿作用、便秘改善
使い方
ドライのローズヒップをハーブティーに。酸味があるので、はちみつを加えると飲みやすくなります。ハイビスカスとブレンドすると、美容効果がさらにアップします。
ハイビスカス
★★★☆☆
鮮やかな赤色のハーブティーで、クエン酸やビタミンCが豊富です。疲労回復と美肌効果が期待できます。
主な効能
- 疲労回復、眼精疲労の軽減
- 新陳代謝の促進
- むくみ改善
- 美肌効果
使い方
ローズヒップとブレンドして「美容茶」に。アイスティーにしても美味しく、夏バテ予防にもなります。
免疫力アップ・風邪予防のハーブ
エキナセア
観賞用
★★★☆☆
北米原産のハーブで、免疫力を高める効果が科学的に実証されています。風邪のひき始めに飲むと効果的です。
主な効能
- 免疫力向上
- 風邪・インフルエンザの予防と症状緩和
- 抗炎症作用
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所で育てる
- 寒さに強く、暑さにもまあまあ強い
- 夏に紫やピンクの美しい花を咲かせる
- 多年草で、毎年花を楽しめる
使い方
根や葉をハーブティーに。風邪の季節には予防として定期的に飲むと良いですよ。
エルダーフラワー
★★★☆☆
「インフルエンザの特効薬」とも呼ばれ、発汗作用と抗ウイルス作用があります。
主な効能
- 風邪・インフルエンザの症状緩和
- 花粉症の症状軽減
- 利尿作用、デトックス効果
使い方
白い小さな花をハーブティーに。マスカットのような甘い香りで飲みやすいです。エルダーフラワーコーディアル(シロップ)も人気です。
タイム
★★★★☆
料理用としても紹介しましたが、抗菌・殺菌作用が非常に強いハーブです。
主な効能
- 抗菌、殺菌作用
- 咳や気管支炎の緩和
- 消化促進
- 防腐効果
使い方
ハーブティーにして、喉の痛みや咳の緩和に。うがい薬としても使えます。
メディカルハーブの使い方まとめ
ハーブティーとして飲むのが最も一般的ですが、その他にも様々な使い方があります。
- ハーブティー – 乾燥ハーブ小さじ1〜2杯に熱湯150〜200mlを注ぎ、3〜5分蒸らす
- ハーブバス – 布袋に入れて浴槽に浮かべる
- サシェ(香り袋) – 乾燥ハーブを小袋に入れて、クローゼットや枕元に
- チンキ剤 – ハーブをアルコールに漬け込んで成分を抽出(上級者向け)
症状に合わせてハーブを選び、無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。
【芳香・クラフト用】香りを楽しむハーブ
ハーブの香りには、リラックス効果や気分転換、防虫効果など、さまざまな働きがあります。ここでは、香りを楽しむためのハーブを紹介します。
アロマオイル・ポプリ向きハーブ
ローズゼラニウム
★★★★☆
葉にバラのような香りがあり、蚊が嫌う香り成分(シトロネラール)を含んでいます。虫除けとしても人気です。
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所で育てる
- 乾燥気味に管理
- 寒さに弱いので、冬は室内へ
- 春から秋にかけて可愛い花を咲かせる
使い方
葉を乾燥させてポプリに。玄関やベランダに置くと虫除け効果も期待できます。
レモンバーベナ
★★★☆☆
レモンよりもレモンらしい香りがすると言われるほど、強いレモンの香りが特徴です。
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所
- 水を好むので、乾燥させない
- 寒さに弱いので、冬は室内で管理
- 大きく育つので、地植えがおすすめ
使い方
ハーブティー、ポプリ、ハーブバスに。乾燥させても香りが長持ちします。
ハーブティー専用ハーブ
レモングラス
★★★★☆
レモンのような爽やかな香りで、ハーブティーの定番です。リフレッシュ効果が高く、集中力を高めたいときにおすすめです。
使い方
生の葉を刻んでハーブティーに。消化促進や疲労回復にも効果があります。
ルイボス
★☆☆☆☆(栽培難しい)
南アフリカ原産で、カフェインゼロ、抗酸化作用が高いハーブティーとして人気です。
注意点
日本の気候では栽培が非常に難しいため、通常は市販のドライハーブを購入して楽しみます。
使い方
煮出して飲むと、まろやかで甘みのある味わいに。妊娠中や子どもでも安心して飲めます。
虫除け効果のあるハーブ
シトロネラ
★★★☆☆
レモングラスの仲間で、蚊を寄せ付けない香り成分を持っています。虫除けキャンドルの原料としても有名です。
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所
- 水を好む
- 寒さに弱いので、冬は室内へ
- 大きく育つので、地植えか大型プランターで
使い方
葉を揉んで香りを出し、虫除けスプレーの材料に。ベランダや玄関に置くだけでも効果があります。
タンジー
★★★★☆
強い香りで、アリやハエを寄せ付けない効果があります。黄色いボタンのような花も可愛らしいです。
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所
- 乾燥に強い
- 繁殖力が強いので、プランター栽培がおすすめ
- 多年草で毎年花を咲かせる
タンジーには毒性があるため、内服は避けてください。あくまで観賞用・虫除け用として楽しみましょう。
ペニーロイヤルミント
★★★★☆
ミントの仲間ですが、ノミやダニを寄せ付けない香りがあります。ペットの寝床周辺に置くと良いですよ。
育て方のコツ
- 日なたから半日陰
- 湿った環境を好む
- 繁殖力が強い
- 地面を這うように広がる(グランドカバーに最適)
ペニーロイヤルミントは毒性があるため、ハーブティーなど内服用には絶対に使わないでください。観賞用・虫除け用に限定しましょう。
- お好みのハーブ(ラベンダー、ローズゼラニウム、レモンバーベナなど)を収穫
- 風通しの良い日陰で1〜2週間乾燥させる
- 完全に乾いたら、手で軽く揉んで香りを引き出す
- お好みでエッセンシャルオイルを数滴垂らす
- 小袋やガラス瓶に入れて、クローゼットや玄関に置く
香りが弱くなったら、新しいハーブを追加するか、エッセンシャルオイルで香りを補充しましょう。
【観賞用】花が美しいハーブ
ハーブの中には、花が美しく、ガーデンの彩りとしても楽しめるものがたくさんあります。実用性と観賞価値を兼ね備えたハーブを紹介します。
春咲きハーブ
ボリジ
料理用
★★★★☆
星型の美しい青い花を咲かせます。花はエディブルフラワー(食べられる花)として、サラダやケーキの飾りに使えます。
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所
- こぼれ種でどんどん増える
- 春まきで初夏に開花
- 直根性なので、種を直接まく
使い方
青い花をサラダに浮かべたり、アイスキューブに入れて凍らせると、おしゃれなドリンクに。若葉はきゅうりのような風味があり、サラダに使えます。
チャイブ
料理用
★★★★★
春にピンク色のポンポンのような可愛い花を咲かせます。花も食べられるので、サラダやオムレツの飾りに最適です。
育て方のコツ
- 日なたから半日陰
- 水やりはやや多めに
- 株分けで簡単に増やせる
- 多年草で毎年咲く
使い方
葉はアサツキのように薬味として。花はサラダに散らすと、彩りと軽い玉ねぎ風味が楽しめます。
夏咲きハーブ
ベルガモット(モナルダ)
芳香用
★★★★☆
赤、ピンク、紫など鮮やかな色の花を咲かせます。アールグレイティーのような香りがするのが特徴です。
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所
- 水はけの良い土
- 夏から秋まで長期間花を楽しめる
- 多年草で毎年咲く
使い方
花と葉をハーブティーに。消化促進や風邪の症状緩和に効果があると言われています。
ナスタチウム
料理用
★★★★☆
オレンジ、黄色、赤など明るい色の花が特徴です。葉も花も食べられるエディブルフラワーの代表格です。
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所
- 水はけの良い土
- 肥料は控えめに(多いと葉ばかり茂る)
- つる性品種と矮性品種がある
使い方
ピリッとした辛みがあり、サラダやサンドイッチの彩りに。花をサラダに散らすと、レストランのような仕上がりになります。
秋咲きハーブ
セージ(サルビア)
料理用
★★★★☆
初夏から秋にかけて、紫色の美しい花穂を咲かせます。常緑性で冬も緑の葉を楽しめるのも魅力です。
育て方のコツ
- 日当たりと風通しの良い場所
- 乾燥気味に管理
- 高温多湿を嫌う
- 多年草で数年楽しめる
観賞用ハーブの楽しみ方
花が美しいハーブは、ガーデンの彩りとして、そして食卓の演出としても活躍します。
- ガーデンデザイン – 色の組み合わせを考えて配置すると、おしゃれな庭に
- エディブルフラワー – 食べられる花は、料理の飾りつけに
- 切り花 – 室内に飾って香りも楽しむ
- 押し花 – 美しい花を長期保存
【日本のハーブ】和ハーブ
日本にも古くから使われてきたハーブがたくさんあります。和食との相性が良く、日本の気候に適しているため、育てやすいのが特徴です。
薬味として使う和ハーブ
シソ(大葉)
★★★★★
日本のハーブの代表格です。β-カロテンやビタミンCが豊富で、防腐・殺菌効果もあります。
使い方
刺身のつま、天ぷら、パスタ、餃子など幅広く使えます。青じそと赤じそがあり、赤じそは梅干しやしそジュースに使われます。
ワサビ
★☆☆☆☆(栽培難しい)
日本原産の香辛料で、抗菌作用が非常に強いハーブです。清流でしか育たないため、家庭での栽培は難しいです。
注意点
本わさびの栽培は非常に難しいため、通常は市販品を利用します。葉わさびなら、比較的育てやすいですよ。
ショウガ
薬用
★★★☆☆
体を温める効果が高く、冷え性改善や風邪予防に効果的です。
育て方のコツ
- 春に種生姜を植え付け
- 半日陰で育てる
- 高温多湿を好む
- 秋に収穫(葉が黄色くなったら)
使い方
薬味、炒め物、煮物、ジンジャーティーなど。新生姜は甘酢漬けにすると美味しいです。
サンショウ(山椒)
★★★☆☆
ピリッとした辛みと独特の香りが特徴です。若葉、花、実、樹皮すべてが利用できる優秀なハーブです。
育て方のコツ
- 半日陰で育つ
- 乾燥を嫌う
- アゲハ蝶の幼虫がつきやすいので注意
- 雌雄異株(実を収穫したい場合は雌株を選ぶ)
使い方
- 若葉(木の芽)- 吸い物、たけのこご飯
- 花 – 佃煮
- 実 – 粉山椒にして、うなぎや麻婆豆腐に
伝統的な薬草ハーブ
ドクダミ
★★★★★
「十薬」とも呼ばれ、10の効能があるとされる薬草です。解毒作用、利尿作用、抗菌作用などがあります。
育て方のコツ
- 半日陰でよく育つ
- 繁殖力が非常に強い(地植えは要注意)
- 湿った環境を好む
- 放っておいてもどんどん増える
使い方
乾燥させてドクダミ茶に。独特の香りがありますが、健康効果は高いです。生葉を揉んで虫刺されに塗る民間療法もあります。
ヨモギ
薬用
★★★★★
春の七草の一つで、食物繊維やビタミンが豊富です。お灸のもぐさとしても使われます。
育て方のコツ
- 日なたから半日陰
- 繁殖力が非常に強い
- 野生のものも多い(道端で見かけることも)
- 春の新芽が食用に適している
使い方
- 草餅、よもぎ団子
- 天ぷら
- よもぎ茶
- 入浴剤として(血行促進効果)
ゲンノショウコ
★★★☆☆
「現の証拠」という名前の通り、飲むとすぐに効果が現れるとされる整腸薬です。下痢にも便秘にも効果があります。
使い方
乾燥させてハーブティーに。胃腸の調子が悪いときに飲むと良いとされています。
香り・観賞用和ハーブ
フジバカマ(藤袴)
芳香用
★★★★☆
秋の七草の一つで、桜餅のような甘い香りがします。乾燥させると香りが強くなる特性があります。
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所
- 湿った環境を好む
- 秋に淡いピンク色の花を咲かせる
- アサギマダラ(蝶)が好む花として有名
使い方
乾燥させてポプリや香り袋に。平安時代から香りを楽しむために使われてきました。
ユズ(柚子)
芳香用
★★★☆☆
日本の柑橘類で、爽やかな香りと酸味が特徴です。冬至にゆず湯に入る習慣があります。
育て方のコツ
- 日当たりの良い場所
- 実がなるまで数年かかる(接ぎ木苗なら3〜4年)
- 寒さに強い柑橘類
- トゲがあるので注意
使い方
- 果汁 – ポン酢、ドレッシング
- 皮 – 吸い物の香りづけ、ゆず胡椒
- 丸ごと – ゆず湯(血行促進、美肌効果)
和ハーブの魅力
和ハーブは日本の気候に適していて育てやすく、和食との相性が抜群です。また、日本の伝統行事や文化と深く結びついているため、季節を感じながら楽しめるのも魅力です。
初心者には、シソ、ミョウガ、ショウガあたりがおすすめです。
ハーブの選び方【目的別フローチャート】
ハーブの種類が多すぎて選べない…という方のために、簡単な質問に答えるだけで、あなたに合ったハーブが見つかるフローチャートを用意しました。
あなたにぴったりのハーブ診断
Q1. ハーブを何に使いたいですか?
A. 料理に使いたい
→ よく作る料理は?
- イタリアン・洋食 → バジル、ローズマリー、タイム、オレガノ
- 和食 → シソ、ミョウガ、ショウガ、サンショウ
- アジア料理 → パクチー、レモングラス、バジル
- 肉料理 → ローズマリー、セージ、タイム
- 魚料理 → ディル、フェンネル、タイム
B. ハーブティーを飲みたい
→ どんな効果を求めますか?
- リラックスしたい → ラベンダー、カモミール、レモンバーム
- リフレッシュしたい → ミント、レモングラス、レモンバーベナ
- 胃腸の調子を整えたい → ペパーミント、カモミール、フェンネル
- 風邪予防 → エキナセア、エルダーフラワー、タイム
C. 香りを楽しみたい
- ポプリを作りたい → ラベンダー、ローズゼラニウム、レモンバーベナ
- 虫除けに使いたい → ローズゼラニウム、シトロネラ、タンジー
- ハーブバスを楽しみたい → ラベンダー、ローズマリー、レモンバーム
D. 観賞用に育てたい
- 美しい花を楽しみたい → ラベンダー、エキナセア、ベルガモット、ナスタチウム
- エディブルフラワーにしたい → ナスタチウム、ボリジ、チャイブ
栽培環境から選ぶ
Q2. どこで育てますか?
🌞 日当たりの良いベランダ・庭
→ バジル、ローズマリー、タイム、ラベンダー、セージ、オレガノ
🌤️ 半日陰(1日3〜4時間の日光)
→ ミント、パセリ、シソ、レモンバーム、チャービル、ミョウガ
🌑 日陰(ほとんど日が当たらない)
→ ミョウガ、ミント(明るい日陰)、ドクダミ
Q3. どのくらいのスペースがありますか?
小さめプランター(直径20cm程度)
→ バジル、パセリ、ミント、チャービル、タイム
大きめプランター(直径30cm以上)
→ ローズマリー、セージ、レモングラス、ラベンダー
地植え可能
→ フェンネル、レモングラス、ミョウガ、ユズ、ローズマリー
迷ったら、バジル、ミント、ローズマリーの3種類から始めるのがおすすめです。この3つは育てやすく、料理にもハーブティーにも使えて、失敗が少ないです。慣れてきたら、徐々に種類を増やしていきましょう。
ハーブ栽培の基本【初心者向け】
ハーブを上手に育てるには、それぞれのハーブの原産地の環境を再現することがポイントです。基本的な栽培方法を覚えておきましょう。
育てやすいハーブの3つの条件
1. 成長が早い
種まきや植え付けから収穫までの期間が短いハーブは、初心者でも達成感を得やすいです。
例
バジル(60日)、ルッコラ(30日)、ミント
2. 病害虫に強い
虫がつきにくく、病気になりにくいハーブは、手間がかからず失敗が少ないです。
例
ローズマリー、タイム、レモンバーム、ミント
3. 気候への適応力
暑さや寒さに強く、日本の気候に適応しやすいハーブがおすすめです。
例
シソ、ミョウガ、ミント、パセリ
種から育てる vs 苗から育てる
| 方法 | メリット | デメリット | おすすめハーブ |
|---|---|---|---|
| 種から | ・コストが安い ・たくさん育てられる ・品種の選択肢が多い |
・発芽まで時間がかかる ・管理に手間がかかる ・失敗のリスクがある |
バジル、ルッコラ、パクチー、ディル |
| 苗から | ・すぐに収穫できる ・失敗が少ない ・初心者向き |
・種より高い ・時期によっては入手困難 |
ローズマリー、ラベンダー、タイム、ミント |
最初は苗から育てるのがおすすめです。特にローズマリーやラベンダーなど、木本性(木質化する)のハーブは苗から始めた方が確実です。慣れてきたら、バジルやルッコラなど成長の早いハーブを種から育ててみましょう。
プランター栽培 vs 地植え栽培
プランター栽培が向いているハーブ
繁殖力が強すぎるハーブや、移動が必要なハーブはプランター栽培がおすすめです。
プランター向きハーブ
- ミント類 – 地植えすると地下茎で広がりすぎる
- レモンバーム – 同様に繁殖力が強い
- バジル – 一年草で寒さに弱いため、移動できると便利
- ラベンダー – 梅雨の湿気を避けるため、軒下に移動できると良い
プランター選びのコツ
- 深さ20cm以上のものを選ぶ
- 底に穴が開いているもの(水はけ重要)
- 素材は通気性の良いテラコッタがおすすめ(プラスチックでもOK)
地植え栽培が向いているハーブ
大きく育つハーブや、多年草で長く楽しめるハーブは地植えがおすすめです。
地植え向きハーブ
- ローズマリー – 大きく育ち、多年草で数年楽しめる
- フェンネル – 背が高くなるので、地植えが適している
- レモングラス – 大株になるため、広いスペースが必要
- ミョウガ – 日陰でも育ち、地植えで毎年収穫できる
原産地別の育て方のコツ
ハーブの原産地を知ると、どんな環境を好むのか理解しやすくなります。
| 原産地 | 環境の特徴 | 育て方のポイント | 代表的なハーブ |
|---|---|---|---|
| 地中海沿岸 | 夏は涼しく乾燥 冬は温暖 |
・日当たり良く ・水やり控えめ ・高温多湿を避ける |
ローズマリー、タイム、セージ、オレガノ、ラベンダー |
| ヨーロッパ | 夏は涼しく 冬は寒い |
・半日陰でもOK ・やや湿り気を好む ・暑さ対策必要 |
ミント、カモミール、チャービル、パセリ |
| 東南アジア | 高温多湿 年中温暖 |
・日当たり良く ・水やりたっぷり ・冬は室内へ |
バジル、レモングラス、パクチー |
| 日本・東アジア | 四季がはっきり 夏は高温多湿 |
・日本の気候に適応 ・育てやすい ・季節に応じた管理 |
シソ、ミョウガ、ショウガ、ドクダミ |
- 夏越し – 地中海原産のハーブは、高温多湿が苦手。梅雨前に刈り込んで風通しを良くし、真夏は半日陰に移動
- 冬越し – 熱帯原産のハーブ(バジル、レモングラスなど)は、気温が15℃を下回る前に室内へ。霜に当てないこと
ハーブ栽培の基本 まとめ
- 初心者は苗から育てるのがおすすめ
- 繁殖力の強いハーブ(ミント類)はプランター栽培にする
- ハーブの原産地を知ることで、適した環境が分かる
- 水やりは「土の表面が乾いたらたっぷり」が基本
- 肥料は控えめに(多すぎると香りが弱くなる)
ハーブの活用方法【保存・レシピ】
収穫したハーブを美味しく、長く楽しむための方法を紹介します。フレッシュで使い切れない分は、保存して冬まで楽しみましょう。
フレッシュハーブの保存方法
水に挿して保存(短期保存:3〜7日)
バジル、パセリ、ミントなど、葉が柔らかいハーブに適しています。
- 茎の下を少し切り落とす
- コップやグラスに水を入れる
- ハーブを花瓶のように挿す
- 上からビニール袋をかぶせる(乾燥防止)
- 冷蔵庫の野菜室で保存
ポイント
毎日水を替えると、より長持ちします。バジルは冷蔵庫だと黒くなりやすいので、常温で保存するのがおすすめです。
湿らせたキッチンペーパーで包む(短期保存:5〜10日)
シソ、パクチー、チャービルなど、傷みやすい葉に適しています。
- キッチンペーパーを湿らせる(絞って水気を切る)
- ハーブを包む
- ジップロックなど密閉袋に入れる
- 冷蔵庫の野菜室で保存
冷凍保存(長期保存:1〜3ヶ月)
バジル、パセリ、ディルなど、多くのハーブが冷凍可能です。
- ハーブを洗って水気をしっかり拭く
- 小分けにしてラップで包む
- 冷凍用保存袋に入れて冷凍
オリーブオイルと一緒に冷凍
- ハーブを細かく刻む
- 製氷皿に入れる
- オリーブオイルを注ぐ
- 冷凍庫で凍らせる
使い方
凍ったまま料理に入れればOK。炒め物やパスタソースに便利です。
ドライハーブの作り方
乾燥させたハーブは、半年から1年程度保存可能で、香りも凝縮されます。
- ハーブを収穫(朝、露が乾いた後が最適)
- 軽く洗って水気をしっかり拭く
- 茎ごと束ねて逆さに吊るす
- 風通しの良い日陰で1〜2週間乾燥
- パリパリになったら、葉を茎から外す
- 密閉容器に入れて保存
適したハーブ
ラベンダー、ローズマリー、タイム、オレガノ、セージ
ポイント
- 直射日光は避ける(香りが飛ぶ)
- 湿気の少ない場所で乾燥させる
- 完全に乾いていないとカビが生える
- ハーブを洗って水気を拭く
- キッチンペーパーに広げる
- 電子レンジで30秒〜1分加熱
- 様子を見ながら、さらに10〜20秒ずつ追加加熱
- パリパリになったら完成
注意
加熱しすぎると焦げるので、こまめにチェックしてください。
ハーブオイル・ハーブビネガーの作り方
ハーブオイル
パスタ、サラダ、パンにつけて楽しめます。保存期間は冷蔵庫で2〜3週間です。
- お好みのハーブ(ローズマリー、タイム、バジルなど)
- オリーブオイル 200ml
- にんにく 1片(お好みで)
- 赤唐辛子 1本(お好みで)
作り方
- ハーブをよく洗い、水気を完全に拭き取る
- 瓶を煮沸消毒して乾かす
- ハーブ、にんにく、唐辛子を瓶に入れる
- オリーブオイルを注ぐ
- 冷蔵庫で3日以上置いて香りを移す
注意
生のハーブを使う場合、水分が残っているとボツリヌス菌が繁殖する危険があります。必ず冷蔵保存し、2〜3週間で使い切りましょう。長期保存したい場合は、ドライハーブを使ってください。
ハーブビネガー
ドレッシングや マリネに使えます。保存期間は冷暗所で3〜6ヶ月です。
- お好みのハーブ(バジル、タラゴン、ディルなど)
- 酢(米酢、ワインビネガー、りんご酢など)200ml
作り方
- ハーブを洗って水気を拭く
- 煮沸消毒した瓶にハーブを入れる
- 酢を注ぐ
- 冷暗所で2週間ほど置いて香りを移す
- ハーブを取り出して保存(そのまま入れておいてもOK)
簡単ハーブレシピ5選
1. バジルペースト(ジェノベーゼソース)
材料
- バジルの葉 50g
- にんにく 1片
- 松の実 30g(カシューナッツでも代用可)
- パルメザンチーズ 30g
- オリーブオイル 100ml
- 塩 小さじ1/2
作り方
- すべての材料をフードプロセッサーに入れる
- なめらかになるまで攪拌する
- 清潔な瓶に入れて冷蔵保存(2週間程度)
使い方
パスタソース、パンに塗る、サラダのドレッシングなど
2. ハーブバター
材料
- バター 100g(室温に戻す)
- お好みのハーブ(パセリ、バジル、タイムなど)大さじ2(みじん切り)
- にんにく 1/2片(すりおろし)
- 塩 ひとつまみ
作り方
- すべての材料をよく混ぜ合わせる
- ラップで包んで棒状に成形
- 冷蔵庫で固める
使い方
ステーキの仕上げ、パンに塗る、焼き魚の上に乗せるなど。冷凍保存も可能(1ヶ月)
3. リラックスハーブティーブレンド
材料(1杯分)
- カモミール(ドライ)小さじ1
- ラベンダー(ドライ)小さじ1/2
- レモンバーム(ドライ)小さじ1
作り方
- ティーポットに材料を入れる
- 熱湯150mlを注ぐ
- 蓋をして3〜5分蒸らす
- 茶こしでこしてカップに注ぐ
飲み方
寝る30分前に飲むと、リラックスして良い眠りにつけます。はちみつを加えると飲みやすくなりますよ。
4. ハーブ塩
材料
- 粗塩 100g
- ドライハーブ(ローズマリー、タイム、オレガノなど)大さじ2
- ドライガーリック 小さじ1(お好みで)
作り方
- ドライハーブを細かく砕く(すり鉢やミルで)
- 塩とよく混ぜ合わせる
- 密閉容器に入れて保存
使い方
肉や魚の下味、サラダ、フライドポテトなど。普通の塩の代わりに使うだけで、料理がワンランクアップします。
5. ハーブドレッシング
材料
- お好みのハーブ(バジル、パセリ、ディルなど)大さじ2(みじん切り)
- オリーブオイル 大さじ3
- 酢(ワインビネガーやレモン汁)大さじ1
- 塩 小さじ1/4
- こしょう 少々
- はちみつ 小さじ1/2
作り方
- すべての材料をボウルに入れる
- よく混ぜ合わせる(瓶に入れて振ってもOK)
使い方
サラダ、温野菜、グリルチキンなど。作ったら冷蔵庫で3〜4日保存可能です。
ハーブ栽培でよくある失敗と対策
ハーブ栽培でよくあるトラブルと、その対処法を紹介します。失敗を恐れず、まずは育ててみましょう。
ミントが増えすぎた
原因
ミントは地下茎で広がり、放っておくと庭中がミントだらけになります。
対策(予防)
- 必ずプランターで育てる
- 地植えする場合は、底のない鉢を地中に埋めて、その中で育てる
- 定期的に間引く
すでに増えすぎてしまった場合
- 不要な株を根ごと引き抜く
- 地下茎も丁寧に掘り起こす
- 必要な株だけをプランターに移す
増えすぎたミントは、乾燥させてハーブティーやポプリに。お風呂に入れても爽やかで気持ち良いですよ。
バジルが育たない・葉が黄色くなる
原因1:寒さ
バジルは15℃以下になると成長が止まり、葉が黄色くなったり黒ずんだりします。
対策
- 気温が15℃以上になってから植える(5月以降)
- 夜の気温が下がる秋には、早めに収穫を終える
- プランター栽培なら、寒い日は室内に入れる
原因2:日照不足
バジルは日光が大好きです。
対策
- 1日5時間以上日が当たる場所に置く
- ベランダなら南向きがベスト
原因3:水切れ
バジルは水を好むハーブです。
対策
- 土の表面が乾いたらたっぷり水やり
- 真夏は朝夕2回水やりする
- 受け皿に水を溜めない(根腐れ防止)
ラベンダーが枯れた
原因:高温多湿
ラベンダーは日本の梅雨と真夏の高温多湿が大の苦手です。
対策(予防)
- 梅雨前(5月頃)に株を1/3程度刈り込んで風通しを良くする
- 梅雨時期は雨が当たらない軒下に移動
- 水やりを控える(土が乾いてから2〜3日後でOK)
- プランターは地面に直置きせず、台の上に置く
- 株元の風通しを確保する
品種選び
暑さに比較的強い品種を選ぶのも有効です。
- ラバンディン系(グロッソなど)- 暑さに強い
- フレンチラベンダー – 日本の気候に適応しやすい
- イングリッシュラベンダー – 香りは良いが暑さに弱い(上級者向け)
虫がついてしまった
よくつく害虫
- アブラムシ – 新芽や葉の裏につく小さな虫
- ハダニ – 葉が白っぽくかすれる
- ヨトウムシ – 夜に葉を食べる芋虫
- アゲハの幼虫 – 柑橘類やサンショウの葉を食べる
対策
- 見つけたらすぐに除去 – 手で取るか、水で洗い流す
- 牛乳スプレー – アブラムシには牛乳を1:1で薄めたものをスプレー(その後水で洗い流す)
- ニームオイル – 天然の防虫剤として効果的
- コンパニオンプランツ – マリーゴールドを近くに植えると害虫が減る
- 葉水 – 定期的に葉に霧吹きすると、ハダニ予防になる
食用にするハーブには、できるだけ農薬を使わない方が安心です。どうしても使う場合は、食用植物に使える薬剤を選び、収穫の数日前には使用を中止しましょう。
失敗を恐れないで
ハーブ栽培では、誰でも失敗を経験します。失敗から学んで、次に活かすことが大切です。
枯れてしまっても、新しい苗を買ってまた挑戦してみましょう。何度か育てるうちに、コツがつかめてきますよ。
ハーブ種類一覧【全50種比較表】
この記事で紹介した50種類のハーブを、用途・育てやすさ・収穫期が一目で分かる比較表にまとめました。ブックマークして、ハーブ選びの参考にしてくださいね。
| ハーブ名 | 主な用途 | 育てやすさ | 収穫期 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| バジル | 🍳 | ★★★★★ | 6〜8月 | イタリアン料理に必須 |
| ミント | 🍳💊🌸 | ★★★★★ | 3〜10月 | 繁殖力抜群、プランター推奨 |
| ローズマリー | 🍳🌿 | ★★★★☆ | 年中 | 常緑、多年草 |
| パセリ | 🍳 | ★★★★☆ | 年中 | 栄養価が高い |
| レモンバーム | 💊🌸 | ★★★★★ | 3〜10月 | ハーブティー向き |
| オレガノ | 🍳 | ★★★★☆ | 4〜12月 | ピザ・パスタに |
| タイム | 🍳💊 | ★★★★☆ | 年中 | 肉・魚の臭み消し |
| イタリアンパセリ | 🍳 | ★★★★☆ | 年中 | 香りが強い |
| シソ | 🍳 | ★★★★★ | 6〜8月 | 和食の定番 |
| パクチー | 🍳 | ★★★☆☆ | 5〜11月 | エスニック料理に |
| レモングラス | 🍳🌸 | ★★★★☆ | 年中 | トムヤムクンに必須 |
| ミョウガ | 🍳 | ★★★★★ | 7〜10月 | 半日陰OK |
| セージ | 🍳💊🌿 | ★★★★☆ | 3〜11月 | 豚肉に最適 |
| ディル | 🍳 | ★★★☆☆ | 5〜7月 | 魚料理に |
| フェンネル | 🍳💊 | ★★★☆☆ | 年中 | 消化促進効果 |
| チャービル | 🍳 | ★★★☆☆ | 3〜6月、9〜11月 | 繊細な香り |
| ラベンダー | 🌸💊 | ★★★☆☆ | 6〜7月 | リラックス効果 |
| カモミール | 💊 | ★★★★★ | 4〜6月 | ハーブティーの定番 |
| ペパーミント | 💊🍳 | ★★★★★ | 3〜10月 | 胃腸に良い |
| ジンジャー | 🍳💊 | ★★★☆☆ | 10〜11月 | 体を温める |
| ローズヒップ | 💊 | ★★★☆☆ | 秋(実) | ビタミンC豊富 |
| ハイビスカス | 💊 | ★★★☆☆ | 夏(花) | 疲労回復 |
| エキナセア | 💊🌿 | ★★★☆☆ | 夏(花・根) | 免疫力向上 |
| エルダーフラワー | 💊 | ★★★☆☆ | 5〜6月 | 風邪予防 |
| ローズゼラニウム | 🌸 | ★★★★☆ | 春〜秋(花) | 虫除け効果 |
| レモンバーベナ | 🌸💊 | ★★★☆☆ | 5〜11月 | 強いレモンの香り |
| シトロネラ | 🌸 | ★★★☆☆ | 夏 | 蚊除け |
| タンジー | 🌸 | ★★★★☆ | 夏(花) | ハエ・アリ除け |
| ペニーロイヤル | 🌸 | ★★★★☆ | 夏 | ノミ除け(内服禁止) |
| ボリジ | 🌿🍳 | ★★★★☆ | 春〜初夏 | 青い星型の花 |
| チャイブ | 🌿🍳 | ★★★★★ | 4〜11月 | ピンクの花も食用 |
| ベルガモット | 🌿🌸 | ★★★★☆ | 夏〜秋 | 鮮やかな花 |
| ナスタチウム | 🌿🍳 | ★★★★☆ | 5〜11月 | 花も葉も食用 |
| ワサビ | 🍳 | ★☆☆☆☆ | – | 栽培難しい |
| ショウガ | 🍳💊 | ★★★☆☆ | 10〜11月 | 和食の薬味 |
| サンショウ | 🍳 | ★★★☆☆ | 春(葉)、秋(実) | 全部位利用可 |
| ドクダミ | 💊 | ★★★★★ | 夏 | 十薬、繁殖力強 |
| ヨモギ | 🍳💊 | ★★★★★ | 春 | 草餅に |
| ゲンノショウコ | 💊 | ★★★☆☆ | 夏〜秋 | 整腸作用 |
| フジバカマ | 🌿🌸 | ★★★★☆ | 秋(花) | 秋の七草 |
| ユズ | 🍳🌸 | ★★★☆☆ | 11〜12月 | ゆず湯に |
| ルッコラ | 🍳 | ★★★★★ | 春・秋 | 30日で収穫可 |
| クレソン | 🍳 | ★★★☆☆ | 春〜初夏 | 水辺を好む |
| タラゴン | 🍳 | ★★★☆☆ | 春〜秋 | フランス料理に |
| マジョラム | 🍳 | ★★★★☆ | 年中 | オレガノに似た香り |
| チコリ | 🍳 | ★★★☆☆ | 秋〜冬 | 根をコーヒー代用に |
| ルイボス | 💊 | ★☆☆☆☆ | – | 日本では栽培困難 |
| レモンタイム | 🍳🌸 | ★★★★☆ | 年中 | レモンの香りのタイム |
| ローレル | 🍳🌸 | ★★★★☆ | 年中 | 月桂樹、常緑樹 |
| スイートバジル | 🍳 | ★★★★★ | 6〜8月 | 最も一般的なバジル |
アイコン説明
🍳 料理用 | 💊 薬用 | 🌸 芳香用 | 🌿 観賞用
育てやすさ
★★★★★ 超簡単(初心者に最適)
★★★★☆ 簡単
★★★☆☆ 普通(少しコツが必要)
★★☆☆☆ やや難しい
★☆☆☆☆ 難しい(上級者向け)
よくある質問(FAQ)
最低限必要なものは以下の通りです。
- プランターまたは鉢 – 直径20cm以上、深さ20cm以上のもの。底に穴が開いているものを選びましょう
- 培養土 – 「ハーブ・野菜用」と書かれた培養土が便利です。初心者は自分で配合せず、市販の培養土を使うのがおすすめ
- 苗 – まずは育てやすいバジル、ミント、ローズマリーのいずれかから始めると良いです
- じょうろ – 水やり用
- スコップ – 小さめのもの
あると便利なものは、液体肥料、剪定用のハサミ、鉢底石などです。最初から全部揃えなくても、育てながら必要に応じて買い足していけば大丈夫ですよ。
基本的には「土の表面が乾いたらたっぷりと水やり」が原則です。ただし、ハーブの種類によって水の好みが違います。
水を好むハーブ(土が乾く前に水やり)
- ミント、バジル、レモンバーム、ミョウガ、レモングラスなど
- 目安:夏は1日1〜2回、春秋は2〜3日に1回
乾燥を好むハーブ(土が乾いてから2〜3日後に水やり)
- ローズマリー、タイム、ラベンダー、セージ、オレガノなど
- 目安:夏は3〜4日に1回、春秋は週1回程度
水やりのポイント
- 水やりは朝か夕方に(真昼は避ける)
- 鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと
- 受け皿に溜まった水は捨てる(根腐れ防止)
- 葉に水をかけるより、土に直接かける
収穫のタイミングは、ハーブの種類と使い方によって異なります。
葉を使うハーブ(バジル、ミント、パセリなど)
- 朝、露が乾いた後が最適(香りが強い)
- 花が咲く前に収穫(花が咲くと葉が硬くなる)
- 外側の葉から順に摘む(中心の新芽は残す)
- 摘心(先端の芽を摘む)を兼ねて収穫すると、脇芽が増えて収穫量アップ
花を使うハーブ(ラベンダー、カモミールなど)
- 花が満開になる直前に収穫
- 朝、露が乾いた後が最適
- 茎ごと切って、束ねて乾燥させる
根を使うハーブ(ショウガ、ターメリックなど)
- 葉が黄色くなり始めたら収穫
- 秋(10〜11月)が適期
一度にたくさん収穫するより、必要な分だけこまめに収穫する方が、フレッシュなハーブを長く楽しめますよ。
ハーブは肥料が少なくても育つ植物ですが、適度に与えると成長が良くなります。ただし、与えすぎると香りが弱くなるので注意が必要です。
肥料の与え方
- 植え付け時 – 緩効性肥料を土に混ぜる(培養土に既に含まれている場合は不要)
- 生育期間中 – 月1〜2回、液体肥料を薄めて与える(規定の半分程度に薄める)
- 冬 – 休眠期なので肥料は不要
肥料が少なめでOKなハーブ
ローズマリー、タイム、ラベンダー、セージなど地中海原産のハーブは、むしろ肥料が少ない方が香りが良くなります。
肥料を好むハーブ
バジル、パセリ、シソなど葉をたくさん収穫するハーブは、定期的に肥料を与えると収穫量が増えます。
基本的には新しい土を使う方がおすすめですが、適切に処理すれば再利用も可能です。
土の再利用方法
- 古い根や茎を取り除く – しっかり取り除きましょう
- 土をふるいにかける – 細かくする
- 黒いビニール袋に入れて日光消毒 – 夏の日差しで1〜2週間(病原菌を減らす)
- 新しい土と混ぜる – 古い土50% + 新しい土50%
- 堆肥や腐葉土を混ぜる – 栄養を補給
注意点
- 病気が出た土は再利用しない(処分する)
- 連作障害を避けるため、同じ種類のハーブは続けて植えない
- 年に1回は土を全部入れ替えるのが理想的
手間を考えると、新しい培養土を買った方が簡単で確実ですが、環境に配慮したい方やコストを抑えたい方は、ぜひ再利用にチャレンジしてみてください。
はい、毒性があるため内服してはいけないハーブがあります。
内服禁止のハーブ(観賞用・虫除け用のみ)
- ペニーロイヤルミント – 肝臓に毒性、流産の危険
- タンジー – 神経毒性がある
- ヨモギ(大量摂取) – 少量ならOKだが、大量に飲むと危険
妊娠中・授乳中は避けるべきハーブ
- ペニーロイヤルミント、セージ(大量)、フェンネル(大量)、タイム(大量)など
- 心配な場合は医師に相談してください
安全なハーブティー用ハーブ
- カモミール、ペパーミント、レモンバーム、ラベンダー(少量)、ローズヒップ、ハイビスカス、レモングラスなど
大切なポイント
- どんなハーブでも適量を守ることが大切(ハーブティー1杯に小さじ1〜2杯程度)
- 持病がある方や薬を服用中の方は、事前に医師に相談
- アレルギーがある方は注意
- 子どもに与える場合は、大人の半分以下の量から始める
基本的に料理に使われるハーブは安全ですが、「観賞用」「虫除け用」と書かれているハーブは、食用・内服用には使わないようにしましょう。
はい、ベランダはハーブ栽培に最適です。むしろ、プランター栽培が基本なので、ベランダの方が管理しやすい面もあります。
ベランダ栽培のメリット
- 日当たりを調整しやすい(移動できる)
- 雨の日は軒下に移動できる
- 害虫が比較的少ない(高層階の場合)
- キッチンに近く、すぐに収穫できる
ベランダで育てやすいハーブ
- 南向きベランダ(日当たり良好) – バジル、ローズマリー、タイム、ラベンダー、セージ
- 東・西向きベランダ(半日陰) – ミント、パセリ、シソ、レモンバーム、チャービル
- 北向きベランダ(日陰) – ミント(明るい日陰)、ミョウガ(鉢植えは難しい)
ベランダ栽培の注意点
- 風対策 – 高層階は風が強いので、鉢を固定したり、重い鉢を使う
- 排水 – 受け皿の水を放置すると、下の階に迷惑がかかるので、こまめに捨てる
- 夏の照り返し – コンクリートの照り返しで予想以上に暑くなるので、すのこを敷くと良い
- 冬の寒さ – 風が強いと体感温度が下がるので、寒さに弱いハーブは室内へ
ベランダの日当たりに合わせてハーブを選べば、初心者でも十分に育てられますよ。
ハーブには常緑性で冬も収穫できるものと、一年草で冬に枯れるものがあります。
冬も収穫できるハーブ(常緑性)
- ローズマリー – 年中緑の葉を収穫可能
- タイム – 常緑で冬も使える
- セージ – 常緑性、冬も収穫可
- ローレル(月桂樹) – 常緑樹
- パセリ – 比較的寒さに強く、冬も収穫できる
冬に枯れるハーブ(一年草・寒さに弱い)
- バジル – 10℃以下で枯れる(一年草)
- シソ – 秋には収穫終了(一年草)
- レモングラス – 寒さに弱い、冬は室内へ
冬の管理ポイント
- 水やりは控えめに(土が乾いてから数日後でOK)
- 肥料は与えない(休眠期)
- 霜に当てないこと(プランターは軒下へ)
- 寒さに弱いハーブは、室内の明るい場所へ移動
冬でもハーブを楽しみたい方は、常緑性のハーブを選ぶと良いですよ。
まとめ:自分に合ったハーブを見つけよう
ここまで、用途別・育てやすさ別に50種類のハーブを紹介してきました。
初心者におすすめのハーブ(再確認)
迷ったら、まずはこの5種類から始めてみてください。
- バジル – 育てやすさNo.1、料理に大活躍
- ミント – 失敗知らず、ハーブティーに最適
- ローズマリー – 常緑で年中使える、多年草
- パセリ – 栄養価が高く、育てやすい
- レモンバーム – 香りが良く、ハーブティー向き
この5つは育てやすく、使い道が多く、失敗が少ないので、ハーブ栽培の楽しさを実感できるはずです。
次のステップ:複数栽培とブレンド
慣れてきたら、以下のステップに進んでみましょう。
ステップ1:用途別に揃える
- 料理用:バジル + ローズマリー + タイム
- ハーブティー用:カモミール + ミント + レモンバーム
- 虫除け用:ローズゼラニウム + シトロネラ
ステップ2:寄せ植えに挑戦
同じ原産地のハーブを組み合わせると、管理が楽です。
- 地中海セット:ローズマリー + タイム + ラベンダー(乾燥気味に管理)
- アジアセット:バジル + レモングラス(水を好む)
- 和ハーブセット:シソ + ミョウガ(半日陰OK)
ステップ3:ブレンドを楽しむ
ハーブティーやレシピで、複数のハーブを組み合わせると、より深い味わいが楽しめます。
- リラックスブレンド:カモミール + ラベンダー + レモンバーム
- リフレッシュブレンド:ミント + レモングラス + ローズヒップ
- 消化促進ブレンド:ペパーミント + フェンネル + カモミール
最後に
ハーブ栽培の魅力は、育てる楽しみ、収穫する喜び、そして使う幸せの3つが同時に味わえることです。
最初は小さな一鉢から始めて、徐々にレパートリーを増やしていけば、気づいたときには素敵なハーブガーデンができているはずです。
失敗を恐れず、まずは一歩踏み出してみてください。ハーブのある暮らしは、きっとあなたの毎日を豊かにしてくれますよ。
この記事が、あなたのハーブライフの始まりになれば嬉しいです。楽しいハーブ栽培をお楽しみくださいね!
🌿 Happy Herb Life! 🌿
素敵なハーブのある暮らしを応援しています
