NASDAQ100とは?S&P500との違い・ETF・投資信託を解説

NASDAQ100(ナスダック100)とはApple・Microsoft・NVIDIAなど米国テック大手100社で構成される株価指数です。S&P500との違い・リスク・新NISAでのNASDAQ100投資方法まで、基礎から実践まで丁寧に解説します。

📋 この記事でわかること
  • NASDAQ100(ナスダック100)がどんな株価指数なのか、わかりやすく理解できる
  • S&P500・NASDAQ総合指数との違いと、どちらが自分に向いているかの判断軸がわかる
  • 過去の長期パフォーマンスと、注意すべきリスク・デメリットを把握できる
  • 日本からNASDAQ100に投資する具体的な方法(ETF・投資信託・新NISA)がわかる
  • よくある疑問(FAQ)に対してシンプルな回答を確認できる

NASDAQ100(ナスダック100)とは?基礎から理解する

「NASDAQ100って最近よく聞くけど、NASDAQと何が違うの?」という疑問、じつはとても自然な感覚です。ここからひとつひとつ整理していきましょう。

NASDAQ100(ナスダック100)とは、アメリカの株式市場「NASDAQ(ナスダック)」に上場している数千社のうち、金融業を除いた時価総額上位100社で構成される株価指数(インデックス)です。ティッカーシンボルは「NDX」で、1985年に算出が始まりました。

Apple・Microsoft・Amazon・Alphabet(Googleの親会社)・Meta・NVIDIA・Teslaといった、私たちの生活に深く関わる世界的なテクノロジー企業が名を連ねています。これらの企業の株価がどう動いたかを1つの数字で表しているのが、NASDAQ100という指数です。

💡 株価指数(インデックス)とは
複数の銘柄の株価を一定のルールで計算してまとめた数値のこと。「市場全体がどれくらい上下したか」を一目で確認できる便利な指標です。日経平均株価(日本)、S&P500(米国)、NASDAQ100なども株価指数の一種です。

NASDAQ市場・NASDAQ総合指数・NASDAQ100の違い

似た名前が並ぶので、まずここを整理しておきましょう。

名称 対象 銘柄数 特徴
NASDAQ市場 取引所そのもの 3,000社以上 ニューヨーク証券取引所と並ぶ米国の2大株式市場。テック系・新興企業が多い
NASDAQ総合指数 NASDAQ上場の全銘柄 3,000社以上 市場全体の動きを映す広い指数。ニュースで「ナスダックは〇〇pt上昇」と言うときはこちら
NASDAQ100 金融除く時価総額上位100社 約100銘柄(※) 大型テック株に絞った精鋭指数。投資商品の対象として特に人気が高い

※AlphabetはGOOGL・GOOGの2クラスが組み入れられるため、実際のティッカー数は101となる場合があります。

テレビやネットのニュースで「ナスダックが下落」と言っているときは、たいていNASDAQ総合指数のことを指しています。一方、投資信託やETFで「ナスダック100連動」と書いてあれば、こちらのNASDAQ100のことです。

構成銘柄・セクター比率

NASDAQ100の特徴として特に大切なのが、情報技術(IT)セクターへの集中度の高さです。

セクター おおよその比率(目安) 代表銘柄
情報技術 50%超(50〜60%台) Apple、Microsoft、NVIDIA
一般消費財 約13〜15% Amazon、Tesla
コミュニケーションサービス 約10〜15% Alphabet(Google)、Meta
ヘルスケア 約5〜7% Amgen、Gilead Sciences
その他(工業・素材など) 残り

※セクター比率はInvesco QQQ公式ファクトシート(2026年Q1末時点)をもとにした目安です。情報技術セクターが過半を占め、一般消費財、コミュニケーションサービスが続く構成となっています。比率は時価総額の変動により変わります。

上位10銘柄だけで指数全体の約49%を占めており(Invesco QQQ公式ファクトシート、2026年3月末時点)、2026年Q1末時点ではNVIDIAが11%超と特に大きな影響力を持っています。このため、特定の大型テック株の動きが指数全体に大きく影響するという特性があります。

構成銘柄の定期見直しは毎年12月中旬に実施されます。時価総額に応じて銘柄が入れ替わるため、「その時代の成長企業」が反映される仕組みになっています。なお、2026年5月1日からは「ファスト・エントリー」制度が新設され、時価総額が上位40位以内に入る大型新規上場銘柄は最短で上場後15営業日で指数に採用される可能性があります(NASDAQ社、2026年3月30日発表)。

採用基準:なぜ赤字企業も入れるのか

NASDAQ100の採用基準のユニークな点は、赤字企業でも条件を満たせば採用対象になることです。

📊 S&P500の採用条件(抜粋)

  • 一定以上の時価総額要件あり(基準は定期的に見直されます)
  • 4四半期連続で黒字
  • 浮動株が発行済株式の50%以上
  • 米国企業であること

📈 NASDAQ100の採用条件(抜粋)

  • 資本・時価総額・利益・キャッシュフロー等のうち1つを満たす
  • 黒字条件なし(赤字でも可)
  • 米国外企業も対象
  • 金融銘柄は除外

例えばTeslaは、S&P500に採用された2020年12月よりも7年以上早い2013年7月にNASDAQ100に組み込まれていました。NASDAQ100採用後からS&P500採用(2020年12月)までの間に株価は約25倍(約2,500%)に値上がりしたとされています(大和アセットマネジメント公式資料より)。成長企業を早期に取り込める設計が、NASDAQ100の高い長期リターンの一因と考えられています。

パフォーマンスと過去の推移

「過去のリターンが良かったから投資したい」という気持ち、よくわかります。ただ、上がり続けた理由と下がった場面を両方知っておくことが、後で慌てないための大切な準備です。

2003年〜2025年の長期推移(2025年実績まで)

NASDAQ100は2003年ごろには1,000ポイント前後で推移していましたが、2025年には26,000ポイント台を記録しています(OANDAの資料より)。約20年で実に26倍以上になった計算です。

ただし、その道のりは決してなだらかではありませんでした。

📉
ITバブル崩壊(2000〜2002年)
ドットコム企業の急成長と急落。NASDAQ100(NDX)は2000年3月の高値から一時80%超の下落を記録。NASDAQ100指数(NDX)自体の高値回復は2015年前後とされており、約15年かかりました。NASDAQ総合指数(IXIC)の高値回復が2015年4月23日、NASDAQ100(NDX)はその前後です。

🏦
リーマンショック(2008年)
金融危機の影響を受けた局面では、金融セクターを含まないNASDAQ100はS&P500よりも金融株の直撃を受けにくい面がありました。ただし2008年のピーク比では、NASDAQ100は約40%(大和AM公式資料)、S&P500は約57%(2009年3月安値まで)と、ともに大幅下落しています。「金融セクターがないから安全」ではなく、あくまで金融株由来のリスクが少ないという特性です。

💉
コロナショック後の急回復(2020年)
2020年3月の急落後、テレワーク需要拡大を追い風にIT企業が急騰。わずか数ヶ月で史上最高値を更新しました。

💸
金利上昇局面(2022年)
米国の急速な利上げの影響でハイテク株が大幅下落。NASDAQ100は年間で約32〜33%の下落を記録(QQQベースで約−32.6%)。

年間リターン実績

期間 NASDAQ100 S&P500(参考) ポイント
2022年(年間) ▼ 約−32〜33% ▼ 約−18% 金利上昇でハイテク株が大きく売られた(QQQベースで約−32.6%)
2023年(年間) ▲ 約+54〜56% ▲ 約+24% AI・テック株ブームで大幅回復(ベースにより数値は異なる)
2024年(年間) ▲ 約+25〜26% ▲ 約+23% マグニフィセント7が指数の上昇を強く牽引した
過去10年年率(目安) 約15〜21% 約13〜16% 計測期間・ベースにより幅あり。長期ではNASDAQ100がS&P500を上回る傾向
⚠️ ご注意ください
上記のデータはすべて過去の実績です。将来のリターンを保証するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。

「マグニフィセント7(Magnificent 7)」とは、Apple・Microsoft・Amazon・Alphabet・Meta・NVIDIA・Teslaの7社を指す総称で、2024年はこれら7社が指数全体のパフォーマンスを強く牽引しました。特にNVIDIAはAI向け半導体の需要急拡大を背景に株価が大幅上昇し、NASDAQ100内での存在感をさらに高めています。

💡 長期積立シミュレーションのイメージ
仮に毎月3万円をNASDAQ100連動ファンドに10年間積み立てた場合、積立元本は360万円になります。過去の年率リターン(計測期間によって約15〜21%程度)をそのまま当てはめると数値上は大きく増えますが、これはあくまで過去データに基づく参考値です。将来も同じ結果になる保証はなく、実際の運用では変動が伴います。

NASDAQ100 vs S&P500 比較

「NASDAQ100とS&P500、どっちに投資すればいいの?」これは、多くの方が悩む定番の質問です。どちらが優れているという話ではなく、自分の目的やリスク許容度に合わせて選ぶのが基本の考え方です。

主要項目の比較表

比較項目 NASDAQ100 S&P500
銘柄数 約100銘柄 約500銘柄
対象市場 NASDAQ(金融除く) 米国の主要市場全体
情報技術の比率 50%超(高い) 約35%
金融セクター 含まない 含む
長期リターン(10年年率) 約15〜21%(高い傾向) 約13〜16%
ボラティリティ(価格変動幅) S&P500比 1.2〜1.4倍(高い) 相対的に低め
上位10銘柄の集中度 約49%(2026年Q1末時点) 約35〜37%
2022年下落幅 約−32〜33% 約−18%
採用基準(赤字企業) 可(条件次第) 不可(4四半期連続黒字必須)
米国外企業 対象 原則対象外

リターン・リスク・ボラティリティをもう少し詳しく

S&P500と比べると、NASDAQ100は「高リターン・高リスク」の特性があります。

長期的には年率リターンでNASDAQ100がS&P500を約4〜5%程度上回ってきました。一方でボラティリティ(価格の上下の振れ幅)はS&P500の1.2〜1.4倍とされており、下落局面での値下がり幅が大きくなりやすい点は覚えておく必要があります。

2022年の例でいえば、S&P500が約18%の下落に留まった局面で、NASDAQ100は約32〜33%まで下がりました。一方、2023年はS&P500の約24%に対してNASDAQ100は約54〜56%の上昇と、振れ幅の大きさが両方向に現れています。

💡 「金融セクターを含まない」ことのメリットとデメリット
金融セクターを含まないことで、銀行・保険会社が震源地となる金融危機では相対的に直撃を受けにくい側面があります。一方で、2008年のリーマンショック局面でも、NASDAQ100指数はピーク比で約40%の大幅下落を記録しました(大和アセットマネジメント公式資料より)。「金融セクターがないから安全」という単純な話ではなく、あくまで「金融株由来のリスクが少ない」という特性として理解しておきましょう。

どちらが自分向き?タイプ別の選び方

あなたのタイプ おすすめの方向性
🌱 投資を始めたばかりで、まず安定感を優先したい S&P500から始めるのが安心
🔥 多少の値下がりは覚悟の上で、長期の成長を狙いたい NASDAQ100を主軸に検討できる
⚖️ バランスよく組み合わせたい S&P500を中心にNASDAQ100を一部加える構成も選択肢
🧓 老後資金として10年以内に使う予定がある ボラティリティの低いS&P500や債券の比率を高める方向が無難
📅 20〜30代で運用期間を長く取れる 時間があればNASDAQ100のリスクを吸収しやすい面もある
⚠️ ポートフォリオの偏りに注意
NASDAQ100は高い成長性ゆえに、積立を続けるとポートフォリオ全体に占める比率が意図せず増えることがあります。年1回程度、資産配分を元の比率に戻す「リバランス」(※)を習慣にすることが大切です。
※リバランスとは、値上がりして比率が増えた資産を一部売り、比率が下がった資産を買い増して元の配分に戻すことです。

リスクとデメリット:「やめとけ」と言われる理由

検索していると「NASDAQ100はやめとけ」「おすすめしない」という記事も目にします。投資をためらう気持ちはとても自然です。ここではリスクをしっかりお伝えした上で、それへの対処法も一緒に確認していきましょう。

⚠️ テック集中リスクとボラティリティの高さ

最も大きな懸念点はIT・テクノロジーセクターへの集中です。情報技術・コミュニケーションサービス・一般消費財(Amazonなど)の3セクターを合わせると指数全体の約75〜80%を占めており、テック株全体に逆風が吹いた際のダメージが大きくなりやすい構造です。

  • 上位10銘柄だけで指数全体の約49%を占める(Invesco QQQ公式ファクトシート2026年3月末時点。S&P500は約35〜37%)
  • AI規制・反トラスト法強化・金利上昇などのリスクがハイテク企業に直撃しやすい
  • 2022年のように、わずか1年で約32〜33%下落することもある(QQQベースで約−32.6%)

💱 為替リスク・信託報酬・配当の少なさ

日本円で投資するとき、為替リスクも無視できません。円高になると、ドル建てでどれだけ上昇していても、円換算での利益が目減りすることがあります。

また、NASDAQ100に連動する国内投資信託の多くは分配金を出さない(再投資型)のが一般的です。値上がり益を狙う設計のため、配当収入を定期的に受け取りたい方には向かない面があります。

信託報酬(※)については、S&P500連動ファンドやオルカン(全世界株式)と比べるとやや高めの傾向があります。長期投資では、このコストの差も少しずつ影響してきます。

信託報酬とは、投資信託を保有している間、毎年かかる管理コストのことです。NASDAQ100連動ファンドは年率0.2〜0.5%程度のものが多く、100万円を運用していれば年間2,000〜5,000円程度になります。S&P500やオルカン連動ファンドには0.1%台の低コスト商品も多いため、比較するとやや高めの傾向があります。

🛡️ リスクを抑えるための対策

1
ポートフォリオ全体での比率を意識する
NASDAQ100だけに全額集中するのは避け、S&P500や全世界株式と組み合わせることでリスクを分散させましょう。たとえば「S&P500を6割・NASDAQ100を2割・その他2割」のような形が一例です。

2
長期・積立で時間分散を活用する
一括投資よりも毎月一定額を積み立てる「ドル・コスト平均法」(※)を活用することで、高いときに大量に買ってしまうリスクを和らげることができます。
※毎月決まった金額を購入することで、価格が高いときは少量、低いときは多量を自動的に買う仕組みです。

3
年1回程度、資産配分を見直す
NASDAQ100が大きく値上がりした年は、気づけばポートフォリオ全体に占める比率が増えています。年に1回リバランスを行い、当初設定した配分比率に戻す習慣をつけましょう。

4
「短期で使うお金」は別で確保しておく
投資は「当面使わないお金」で行うのが基本中の基本です。3〜6ヶ月分の生活費は現金や預金として手元に置いておきましょう。そうすれば相場が下がっても慌てて売る必要がなくなります。

日本からの投資方法(ETF・投資信託・新NISA)

「NASDAQ100に投資したい」と思っても、指数そのものは直接買えません。投資信託やETF(上場投資信託)を通じて投資するのが一般的なやり方です。

🇺🇸 米国ETF(QQQ・QQQM)で投資する

NASDAQ100に連動する米国ETFの代表格が、インベスコ社のQQQQQQMです。世界で最も取引量の多いETFのひとつで、流動性が高く売買しやすいのが特徴です。

ティッカー 経費率(年) 1株あたり価格(目安) 特徴
QQQ 0.20% 500ドル前後(変動あり) 歴史が長く流動性が最も高い。機関投資家にも人気
QQQM 0.15%(低い) 200ドル前後(変動あり) 個人投資家向け。QQQより1株の価格が低く始めやすい

両方ともパフォーマンスはほぼ同じで、NASDAQ100指数に連動します。個人投資家が積立・長期保有する場合は、経費率が低く1株の価格が低いQQQMの方が使いやすいかもしれません。

ただし、新NISAのつみたて投資枠では米国ETFは購入できません。成長投資枠であれば購入できます。

🇯🇵 国内ETFで投資する

「日本の証券口座から、日本時間に売買したい」という方には、東京証券取引所に上場している国内ETFが便利です。

証券コード 名称(略称) 為替ヘッジ 運用会社
2568 上場NASDAQ100米国株(ヘッジなし) なし アモーヴァ・アセットマネジメント(旧・日興AM、2025年9月社名変更)
2569 上場NASDAQ100米国株(ヘッジあり) あり アモーヴァ・アセットマネジメント(旧・日興AM、2025年9月社名変更)
2631 MAXISナスダック100上場投信(ヘッジなし) なし 三菱UFJアセットマネジメント(旧・三菱UFJ国際投信、2023年10月社名変更)
2632 MAXISナスダック100上場投信(ヘッジあり) あり 三菱UFJアセットマネジメント(旧・三菱UFJ国際投信、2023年10月社名変更)
2840 iFreeETF NASDAQ100(ヘッジなし) なし 大和アセットマネジメント
💡 為替ヘッジ「あり・なし」どちらを選ぶ?
為替ヘッジとは、円高になっても損失が出ないよう為替変動をある程度打ち消す仕組みです。ただしヘッジコストがかかります。「長期で円安・ドル高が続く可能性も織り込んで投資したい」ならヘッジなし、「為替変動が気になる」ならヘッジありという選び方が一般的です。

💰 投資信託(iFreeNEXT・eMAXIS・ニッセイ等)で積み立てる

毎月100円から自動で積み立てられる投資信託は、手間なく長期投資を続けたい方に人気です。主要なファンドを比較してみましょう。

ファンド名(略称) 信託報酬(年率・税込) 新NISAつみたて枠 特徴
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス(大和AM) 0.495% ✓ 対応 NASDAQ100連動ファンドとして長い運用実績を持つ先駆け的存在。つみたて投資枠・成長投資枠の両方で利用可能
eMAXIS NASDAQ100インデックス(三菱UFJ) 0.2035% ✗ 非対応 2024年6月に0.44%→0.2035%へ引き下げ済み。純資産額が大きく安定感あり。成長投資枠専用
ニッセイNASDAQ100インデックスファンド 0.2035% ✓ 対応 低コストで純資産額も急拡大。つみたて投資枠・成長投資枠の両方で利用可能
楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド 0.1980% ✗ 非対応 2024年1月設定。信託報酬が業界最安水準。楽天証券限定販売。成長投資枠専用
SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックス 0.2388% ✓ 対応 QQQを通じて連動を目指す構造。つみたて投資枠にも対応
💡 つみたて投資枠対応ファンドについて
2026年4月時点で、NASDAQ100連動ファンドのうちつみたて投資枠に対応しているのはiFreeNEXT NASDAQ100インデックス・ニッセイNASDAQ100インデックスファンド・SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックスなどです。eMAXIS NASDAQ100インデックスおよび楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンドは成長投資枠のみの対応となっています。対応状況は変更になる場合があるため、最新情報は各証券会社のサイトでご確認ください。

📋 新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)での活用ステップ

1
証券口座を開設する(まだの方)
SBI証券・楽天証券・マネックス証券などのネット証券が手数料が低くおすすめです。新NISA口座は1人1口座のみ開設できます。

2
新NISA口座(つみたて投資枠・成長投資枠)を使う設定にする
選ぶファンドによって使える枠が異なります。iFreeNEXT・ニッセイ・SBI・インベスコQQQはつみたて投資枠(年間120万円)でも利用可能です。eMAXIS・楽天・プラス・NASDAQ-100や国内ETF・米国ETFは成長投資枠(年間240万円)での購入となります。生涯の非課税保有限度額は合計1,800万円です。

3
ファンドまたはETFを選んで購入・設定する
投資信託なら毎月の積立額と引き落とし日を設定するだけで自動購入されます。ETFは都度注文が必要です。まずは無理のない金額から始めましょう。

4
年1回程度、運用状況を確認する
毎日チェックすると値動きに一喜一憂しがちです。長期投資の基本は「続けること」。年に1〜2回の確認と、必要に応じたリバランスで十分です。

今後の見通しと注目ポイント

「これから先も上がり続けるの?」という気持ちはよくわかります。ただ、将来の株価を正確に予測できる人はいません。ここでは現時点で確認できる構造的な要因を整理します。

AI・半導体ブームとNASDAQ100の関係

2023〜2024年にかけてNASDAQ100が大きく上昇した背景のひとつが、生成AI(人工知能)と半導体関連銘柄の急成長です。

NVIDIAはAI向けGPU(画像処理半導体)の需要急拡大を受けて株価が大幅上昇し、2024年時点でNASDAQ100内でも存在感を増しています。MicrosoftはOpenAIへの大規模投資でAI分野を牽引し、Alphabetもクラウド・AI事業を強化しています。

📊 EPS予想(1株あたり純利益)
野村アセットマネジメントの資料によると、2026年・2027年のEPS(1株あたり純利益)はNASDAQ100・S&P500ともに増加予想とされており、特にNASDAQ100のEPSはS&P500を大きく上回る予想となっています(2026年3月時点のデータ)。ただし予想はあくまで目安で、経済環境の変化により大きく変わることがあります。

金利・規制・景気サイクルとの関係性

NASDAQ100は金利の動向に特に敏感な指数です。金利が上がると、成長企業の将来収益の割引率が上昇し、株価が下がりやすくなる構造があります。2022年の急落もこのメカニズムが主因でした。

  • 金利上昇局面 → ハイテク株に売り圧力がかかりやすい
  • 金利低下局面 → 成長株に資金が戻りやすい
  • 反トラスト法(独占禁止法)強化 → GAFAM規制リスクとして注視が必要
  • 地政学リスク(米中関係など) → 半導体サプライチェーンに影響する可能性

長期で見ると、テクノロジーは現代の経済・社会インフラに深く組み込まれており、需要が消えることは考えにくいという強気の見方もあります。一方で、現在の高いバリュエーション(株価の割高感)がどこまで続くかは不透明な部分もあります。

⚠️ 中立的な姿勢を大切に
「絶対に上がる」とも「絶対に下がる」とも断言できないのが株式投資の宿命です。見通しを参考にしつつ、自分のリスク許容度に合った分量で投資することが最も重要です。

まとめ

NASDAQ100への投資、ポイントをおさらい

  • NASDAQ100はNASDAQ市場の金融除く時価総額上位100社で構成される株価指数。Apple・Microsoft・NVIDIAなどのテック大手が中心。
  • 長期リターンはS&P500を上回る実績がある一方、ボラティリティ(価格変動幅)はS&P500の1.2〜1.4倍と高め。高リターン・高リスクの特性をしっかり理解して活用することが大切。
  • 2022年は約−32〜33%、2023年は約+54〜56%と振れ幅が大きい。「短期で使うお金」は別で確保した上で、余裕資金で長期投資するのが基本。
  • 日本からは投資信託(eMAXIS・ニッセイ等)や国内ETF(2631・2568等)、米国ETF(QQQ・QQQM)を通じて投資できる。新NISAはつみたて投資枠・成長投資枠の両方で活用できるファンドがある(ファンドにより対応枠が異なる)。
  • リスク管理のポイントは「分散・積立・リバランス」の3点。NASDAQ100だけに集中投資せず、S&P500や他の資産と組み合わせることで安定性を高められる。

よくある質問(FAQ)

Q
NASDAQ100とNASDAQは何が違うのですか?

A
NASDAQはアメリカの株式市場(取引所)の名称で、3,000社以上が上場しています。NASDAQ100はその中から、金融業を除いた時価総額上位100社を抽出した「株価指数(インデックス)」です。ニュースで「ナスダックが上昇」と言うときはNASDAQ総合指数のことが多く、投資信託やETFで「NASDAQ100連動」と書いてあるときはこちらの上位100社の指数を指しています。

Q
NASDAQ100とS&P500、どちらに投資した方がいいですか?

A
どちらが優れているという話ではなく、自分の目的・リスク許容度によります。長期の高リターンを狙えるのはNASDAQ100ですが、価格変動が大きいのも事実です。S&P500はセクター分散が効いており、相対的に安定した値動きが期待できます。投資初心者や「老後資金を守りたい方」はS&P500から始め、余裕があればNASDAQ100を一部加えるという順番が無理のない進め方です。

Q
新NISAでNASDAQ100に投資できますか?

A
はい、投資できます。2026年4月時点では、iFreeNEXT NASDAQ100インデックス・ニッセイNASDAQ100インデックスファンド・SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックスなど、つみたて投資枠に対応したファンドも存在します。eMAXIS NASDAQ100インデックス・楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンドは成長投資枠での購入となります。国内ETF(2631など)や米国ETF(QQQ・QQQM)も成長投資枠で購入可能です。対応状況は変更になる場合があるため、最新情報は各証券会社のサイトで必ずご確認ください。

Q
NASDAQ100はいくらから投資できますか?

A
国内の投資信託(eMAXIS・ニッセイなど)であれば、証券会社によっては100円から積み立てることができます。国内ETF(2631など)は1口(数百〜数千円程度、価格は変動)から購入可能です。米国ETF(QQQ)は1株約500ドル前後、QQQMは約200ドル前後からとなります。まずは無理のない金額から始めることをおすすめします。

Q
NASDAQ100の構成銘柄はどうやって確認できますか?

A
Nasdaqの公式サイト(nasdaq.com)や、各証券会社・運用会社のサイトで最新の構成銘柄と比率を確認できます。構成銘柄は毎年12月に定期見直しが行われ、時価総額に応じて入れ替えがあります。

Q
NASDAQ100はなぜ「やめとけ」と言われることがあるのですか?

A
主な理由はボラティリティの高さです。2022年には約32〜33%下落するなど(QQQベースで約−32.6%)、価格の振れ幅がS&P500より大きくなりやすい特性があります。また、情報技術セクターへの集中度が高く、テック株全体が不調な局面で大きな打撃を受けやすい点も懸念されます。「やめとけ」というのは「リスクを理解せずに投資することをやめとけ」という意味合いが強く、リスクを把握した上で長期・分散投資に組み込む分には合理的な選択肢のひとつです。

Q
レバレッジ型のNASDAQ100ファンドはどうですか?

A
大和アセットマネジメントの「iFreeレバレッジ NASDAQ100」(日々の値動きの2倍を目指す・為替ヘッジあり)や、同社が運用する「NASDAQ100 3倍ブル」(3倍を目指す・為替ヘッジあり)など、通常より大きな値動きを目指すファンドも存在します。上昇局面では大きな利益が期待できますが、下落局面でも同様に損失が膨らみます。また、これらは「日次でリセット」される仕組み上、相場が上下に繰り返し振れると元本が徐々に目減りしていく「ボラティリティ・ドラッグ(複利の非対称性)」という特性があり、長期保有には向かないとされています。初めて投資する方にはあまりおすすめできません。

⚠️ 免責事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を勧めるものではありません。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。記載の数値・情報は執筆時点のものであり、最新情報は各公式サイトや金融機関でご確認ください。