「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」は以下の日程で巡回して開催されます。
東京ステーションギャラリー:2025年4月5日(土)~6月15日(日)
兵庫展
市立伊丹ミュージアム:2025年8月1日(金)~10月13日(月・祝)
岐阜展
岐阜県現代陶芸美術館:2025年10月25日(土)~2026年1月12日(月・祝)
混雑状況・待ち時間
待ち時間や混雑状況は「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」公式サイトや
公式インスタグラムに掲載される可能性がありますからチェックしてください。
また、一般の方のTweetで混雑状況や待ち時間をチェックする場合は
「タピオ・ヴィルカラ OR タピオヴィルカラ OR ヴィルカラ 混雑 OR 混み OR 待ち」
などのキーワードでX(ツイッター)検索してください。
検索キーワードを入力するのが面倒な場合は、
以下のリンクで検索結果を表示してください。
リアルタイムのX(ツイッター)検索結果を表示
タピオ・ヴィルカラ展の混み具合が分かるTweetが表示されます。
一部 ヴィルカラ展と無関係のTweetも含まれる場合があります。
Tweetがない場合は、それほど混雑していない可能性があります。
Googleマップでもリアルタイムの混雑状況や交通情報をチェックすることができます。
東京ステーションギャラリーの現在の混雑状況と周辺の渋滞状況はコチラ
曜日ごと(土曜・日曜・平日)の混雑する時間帯もチェックできます。
スマートフォンの場合は
「Google Maps(グーグルマップ)」アプリで表示しないと
混雑状況が確認できないようです。
https://support.google.com/business/answer/6263531?hl=ja
混雑する時間帯、待ち時間、滞在時間は、Google ロケーション履歴を有効にしているユーザーから集計した匿名データをもとに割り出されます。こうしたユーザーからの訪問データが十分に集まっていれば、お客様の店舗の混雑する時間帯、待ち時間、滞在時間が表示されます。これらの情報はビジネス情報に手動で追加することはできず、お客様の店舗の訪問データが十分にある場合のみ表示されます。最新の訪問情報はリアルタイムで更新され、混雑する時間帯のグラフに重ねて表示されます。
Google ロケーション履歴を有効にしているユーザーのみが対象になっているデータですが、ある程度は参考になると思います。
Googleマップの情報はタピオ・ヴィルカラ展だけの混雑状況ではなく、
東京ステーションギャラリー全体の混雑状況です。
混雑予想カレンダーと時間帯別アドバイス
「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」展の会期である2025年4月5日~6月15日の中で、一般的な美術展の傾向から混雑が予想される日と、比較的空いていることが多い日を紹介します。
- 開催初週(4月5日~13日): 新しい展示への注目が集まる時期
- ゴールデンウィーク期間(4月29日~5月6日): 連休中は多くの方が訪れる可能性大
- 土日祝日: 特に好天の日は来場者が増えることが予想されます
- 最終週(6月9日~15日): 最後の機会に訪れる方が増える傾向があります
一般的に、美術館の混雑状況としては平日の開館直後(10:00~11:00)と夕方(16:00~17:00)、夜間開館がある場合は平日の夜間開館時(18:00以降)は比較的空いていることが多いようです。特に火曜日・水曜日の午前中は混雑を避けやすい時間帯とされています。
- 平日(火・水・木)の10:00~11:00: 開館直後は比較的空いていることが多い
- 平日の15:30~17:30: 夕方は鑑賞しやすい傾向がある
- 金曜日の18:00~19:30: 夜間開館時は平日の日中と比べて空いていることがある
効率良く鑑賞するためには、前売りチケットの購入をおすすめします。特に週末や連休中は、整理券や入場制限が行われる可能性もあるため、早めの時間帯の来場がベターかもしれません。
所要時間
「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」で展示されている作品は約300点です。
日によって混み具合が異なり、所要時間に差が出るため、リアルタイムで所要時間など時間に関係するTweetが表示されるリンクを掲載。
X(ツイッター)検索結果を表示
一部 所要時間と無関係のTweetも含まれる場合があります。
また、所要時間に関するツイートが無い場合もあります。
東京ステーションギャラリーで、
タピオ•ヴィルカラの展示をみた。イッタラのガラスがすきなので、
目からあふれるほどの物量、
会期中にちょうどくることができ、
とてもよかった。デッサンや設計図もあり、
映像やお人柄も読みつつ、
気がついたら二時間半……。 pic.twitter.com/YMYIMRQZuJ
タピオ・ヴィルカラ展の所要時間の目安
「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」展を鑑賞するための所要時間は、見学スタイルによって大きく異なります。以下を参考に、ご自身のスケジュールを立ててください。
鑑賞スタイル | 所要時間の目安 | 特徴 |
---|---|---|
サクッと鑑賞 | 約45~60分 | 主要作品と「ウルティマ・ツーレ」インスタレーションを中心に見学 |
じっくり鑑賞 | 約90~120分 | 全セクションをくまなく見て回り、作品解説もしっかり読む |
デザイン研究 | 約150~180分 | スケッチや図面も含めてヴィルカラのデザインプロセスを深く理解する |
ミュージアムショップでのグッズ購入時間も考慮すると、全体で2~3時間の滞在時間を確保するのが理想的です。
グッズ
「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」のグッズには図録などがあります。
タピオ ・ヴィルカラ 世界の果て
購入グッズ等
丸いのはアクリルマグネットARABIA展のポスター欲しかったがサイズが大きすぎて断念
#タピオヴィルカラ pic.twitter.com/IqT1gFCjl1
東京展の開館時間・アクセス・駐車場
会場:東京ステーションギャラリー
展覧会の開催期間:2025年4月5日(土)~6月15日(日)
休館日:月曜日、5月7日(火)
(ただし、5月5日、6月9日は開館)
開館時間:10:00~18:00
※金曜日は20:00まで開館
※最終入館は閉館の30分前まで
東京ステーションギャラリーへのアクセス・地図・駐車場情報
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1
連絡先:03-3212-2485
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/access.html
最寄り駅
・東京駅 丸の内北口 改札前
・東京メトロ丸の内線「東京」駅 M12出口(約3分)
・東京メトロ東西線「大手町」駅 M12出口(約5分)
・東京メトロ千代田線「二重橋前」駅 M12出口(約7分)
楽天市場で買い物をしないという人でも、宿泊施設の他に高速バスや航空券のクーポン割引がありますので、取り敢えずチェックしてみるのもいいでしょう。
楽天トラベルのクーポンを日程・場所から検索ができるページは
https://travel.rakuten.co.jp/coupon/
また、楽天トラベルスーパーSALEが毎年3月、6月、9月、12月に開催されます。
このときは激安価格で国内外旅行ツアーが予約できたり、特別クーポンも発行されます。
大阪に巡回して開催される予定はありません。
東京ステーションギャラリーでの展覧会を快適に楽しむコツ
東京ステーションギャラリーは東京駅丸の内駅舎内にあるため、アクセスは抜群です。しかし、駅構内のため初めての方は迷いやすいという特徴もあります。以下のポイントを押さえて、快適に「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」展を楽しみましょう。
- 東京駅丸の内北口改札を出てすぐの場所に位置しています
- 駅構内にコインロッカーがあるので、大きな荷物はそちらに預けると鑑賞がスムーズ
- 館内は撮影可能エリアと不可のエリアが分かれていることが多いので、案内に従いましょう
- ミュージアムショップでは展覧会関連グッズや書籍が購入できることが一般的です
東京ステーションギャラリーはやや小規模な美術館であるため、混雑時には展示室内の移動がしづらくなることがあります。ゆったりと鑑賞したい方は、前述の混雑しにくい時間帯を選ぶことをおすすめします。
アクセス情報の補足
東京ステーションギャラリーは、東京の中心部に位置する好立地で、多くの交通機関からアクセスできます。東京駅からのアクセスだけでなく、周辺の主要駅からも訪れやすい場所です。
- 有楽町駅から徒歩約10分
- 京橋駅から徒歩約12分
- 大手町駅から徒歩約7分
また、東京駅周辺には多くの飲食店やカフェがあります。タピオ・ヴィルカラ展を鑑賞した後の休憩や食事に便利な施設も充実しています。特に丸の内ビルディング(丸ビル)や新丸の内ビルディング(新丸ビル)には多様なレストランがあり、展覧会の余韻を楽しみながら過ごすことができるでしょう。
チケット
「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」のチケット料金
前売り券
一般 | 1,300円 |
高校・大学生 | 1.100円 |
オンラインチケットで販売
当日券
一般 | 1,500円 |
高校・大学生 | 1,300円 |
※障がい者手帳等持参の方は入館料から200円引き(介添者1名は無料)
※学生の方はご入館の際、生徒手帳・学生証をご提示ください
※サービス券や会員証のご提示で割引をご希望の方は、美術館でチケットをご購入ください。ただし混雑時は入館をお待ちいただく場合があります(割引・キャンペーン)
定価より安くチケットを入手したい場合は、
ラクマやヤフオクなどネットオークションに出品されていることもありますから、
チェックしてみてください。
ヤフオクの過去のデータを見ると東京ステーションギャラリー入館割引券(50%割引券)が90円ぐらいで落札されているようです。
ヤフオクのタピオ・ヴィルカラ展チケット出品状況はコチラ
ラクマのヴィルカラ展チケット出品状況はコチラ
メルカリのタピオヴィルカラ展チケット出品状況はコチラ
金券ショップでもチケットを販売している場合があります。
展覧会のチケットは会期終了間近になると安くなるケースが多いです。
展示概要
日本で初めて開催されるタピオ・ヴィルカラ(1915-1985)の回顧展です。フィンランドのモダンデザイン界において重要な地位を占めるヴィルカラは、1940年代後半から1950年代にかけてイッタラ社のコンペティションで優勝し、ミラノ・トリエンナーレでグランプリを獲得したことで国際的に認められました。彼の創作活動はガラス製品にとどまらず、磁器、銀食器、宝飾品、照明器具、家具、グラフィックデザイン、空間デザインなど多岐にわたります。多数のスケッチやプロトタイプを通じて様々な素材と向き合い、鋭い感覚で生み出された洗練されたフォルムが作品の魅力となっています。
ヴィルカラはセラミック・アーティストの妻ルート・ブリュックと同様に、ラップランドの静けさに深い愛着を持ち、自然界の神秘や活力からインスピレーションを得て「ウルティマ・ツーレ」(ラテン語で「世界の最北端」を意味する)などの傑作を創出しました。神話を題材としたガラスオブジェや、自ら開発した「リズミック・プライウッド」による作品、さらには土や風を取り入れたランドスケープアートには、プロダクトデザイナーとは異なる芸術家としての側面が表れています。
本展覧会では、エスポー近代美術館、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団、コレクション・カッコネンから厳選されたプロダクトやオブジェ約300点に加え、写真や図面(複製)を展示します。デザイナー、彫刻家、造形作家として活躍したヴィルカラの繊細かつダイナミックな世界観をお楽しみいただけます。
展示構成
1. ヴィルカラへの扉
ヘルシンキの仕事場にあった愛用品や、妻ルート・ブリュックの作品を通して、ヴィルカラのデザインの世界へと誘います。
2. プロダクトのすべて
ガラスや磁器の食器、シルバーやステンレスのカトラリー、商品パッケージ、航空機用プラスチック食器、照明、家具、ゴールドアクセサリー、紙幣やグラフィックデザインなど、様々な素材を自在に操り多彩な製品を手がけたヴィルカラの作品約200点を一堂に集め、プロダクトデザイナーとしての軌跡を紹介します。
3. 静寂に耳を澄ます
1960年代にヴィルカラはフィンランド最北端のラップランド地方イナリに小屋を購入し、そこで心身を休めながら創作活動に打ち込みました。静寂と孤独の中で磨かれた感性は、重要な作品創出のきっかけとなりました。この小屋をイメージした空間に、彼の愛用品や写真を展示します。
4. 造形の園
神話的要素を持つガラスオブジェ、積層合板の木目を活かした有機的な造形作品、金属や木で表現された鳥のオブジェなど、プロダクトデザインとは一線を画す自由な表現スタイルをご覧いただけます。繊細さとダイナミズムが融合した造形美をお楽しみください。
5. ヴェネチアの色
ガラス制作の歴史あるヴェネチアのムラーノ島で、ヴィルカラは1960年代半ば以降、ガラス工房ヴェニーニの職人たちと共同制作を行いました。通常は透明感を重視するヴィルカラが、ヴェネチアンガラスの特徴である鮮やかな色彩を取り入れた作品を展示します。
6. 世界の果てへ
ヴィルカラが多くの時間を過ごしたラップランドで、溶け落ちる氷からインスピレーションを得て生まれた「ウルティマ・ツーレ」シリーズ。ラテン語で「世界の最北端」を意味するこの名前の下で、彼が体験した生命の神秘と自然のダイナミズムが表現されています。本セクションでは「ウルティマ・ツーレ」シリーズのガラスによるインスタレーションと、全長9メートルに及ぶ同名の木彫レリーフのデジタル再現を通して、ヴィルカラが追求した世界を視覚化します。
(イッタラの協力により「ウルティマ・ツーレ」シリーズのガラス約400個をインスタレーション展示予定)
タピオ・ヴィルカラ(出典 wikipedia)
タピオ・ヴィルカラ(Tapio Wirkkala, 1915年6月2日 – 1985年5月19日)は、フィンランドを代表するデザイナー、彫刻家。よりフィンランド語に近い表記ではタピオ・ヴィルッカラ。娘のマーリアは現代芸術家。広告代理店に勤務しながら数々のデザインコンペに参加し、人々に知られる。1947年、イッタラ社のデザインコンペに優勝。1951年、ミラノで行われたトリエンナーレで三部門金メダルを受賞し、名声を不動のものとする。彼のデザインは、ガラス食器やカトラリーといったテーブルウェアから、テーブルや椅子、照明といった家具、ケチャップやシャンプー容器などの工業デザイン、紙幣やオリンピックの記念切手にいたるまで、実に多彩である。氷や水、木の葉など、自然の要素を巧みにモチーフに取り入れ、見る者にフィンランドの自然と対峙しているかのような感覚を抱かせる。
1951年から1954年の間は、ヘルシンキ工芸大学の芸術科教授として、後進の指導にも当たっている。
タピオ・ヴィルカラとフィンランドデザインについて
タピオ・ヴィルカラは、アルヴァ・アアルトやイルマリ・タピオヴァーラなどと並ぶフィンランドを代表するデザイナーの一人です。特にガラス製品のデザインで革新的な作品を多く生み出し、現代のフィンランドデザインの礎を築きました。
彼の作品の特徴は、自然からインスピレーションを得た有機的なフォルムと、使いやすさを追求した機能性の両立にあります。特に「ウルティマ・ツーレ」シリーズは、北極の氷をモチーフにした独創的なデザインで、発表から半世紀以上経った今もなお高い評価を得ています。
今回の「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」展は、そんなフィンランドデザインの巨匠の全貌に触れる貴重な機会です。デザイン愛好家だけでなく、機能美や北欧の自然観に興味のある方にもおすすめの展覧会といえるでしょう。