ケーブルボックスは安全性に問題や火事を引き起こす可能性があるのか不安のある人もいるでしょう。
ケーブルボックス内部で熱が蓄積されると、火災を引き起こす可能性があるため、リスクが伴います。
そのため、ケーブルボックスを選ぶ際には、通気性が良いかどうかを確認することが重要です。
熱が蓄積しないように、タコ足配線や消費電力が高い電化製品の電源コードには注意が必要です。
ケーブルボックスの選び方について、注意点は?
スマートデバイスが増えるにつれて、充電器やケーブルも増えてきます。その結果、コンセント周辺がケーブルでごちゃごちゃになることがあります。
そんな時に役立つのがケーブルボックス。これは、散らばったケーブルを整理し、見た目もスッキリさせてくれます。
さらに、場所によってはインテリアとしても機能し、デザイン性の高いものが多いです。
しかし、ケーブルボックスの良さばかりに目が行きがちですが、購入する際には慎重さが求められます。
自分のニーズに合わないものを選んでしまうと、結局使わないままになってしまう可能性があります。
私自身、事前に調査せずにケーブルボックスを購入した経験があり、それが失敗につながりました。
今回は、その失敗を踏まえて、ケーブルボックス選びのポイントをまとめてみました。
ケーブルボックスのメリット
ケーブルボックスの導入を考えている方に向けて、その利点を説明します。
配線が整理される
ケーブルボックスを使用すると、コードやケーブルが乱雑になったコンセント周辺を整理できます。
さらに、ボックスに設けられた配線用の穴からケーブルを引き出すことで、ケーブルが絡まるのを防ぐことができます。
ペットを飼っている家庭では、露出したコンセントや余分なコードを収納することで、ペットのイタズラを防ぐ効果も期待できます。
コンセントのほこりが蓄積するのを防ぐ
ケーブルボックスは、電源タップやその他の電源接続を内部に格納することで、コンセントがほこりで覆われるのを防ぎます。
ほこりが積もったコンセントを使用すると、火災の一因となるトラッキング現象が発生する可能性があります。
トラッキング現象とは、コンセントとプラグの間に蓄積されたほこりが、周囲の湿気を吸収し、発火する現象を指します。
ケーブルボックスを活用することで、トラッキング現象を引き起こす可能性のあるほこりや湿気からコンセントを守ることができます。
トラッキングという現象の進行過程
①電源プラグの接続部に微細な塵や埃が蓄積する。
②これらの塵や埃が周囲の湿度を吸い取る。
③電極の間で微量の電流が生じ始める。
④電流の流れにより発生した熱で、塵や埃の表面が部分的に乾燥する。
⑤特定の部位で微弱な放電が起こり、その放電部位が炭化する。
この一連の流れ(①~⑤)が反復されると、炭化が進み、炭化した導電路(トラック)という電流の通路が形成されます。これにより、電極間でショートが起こり、結果的に発熱や発火の原因となります。
小物を置くスペースができる
ケーブルボックスに電源タップを格納することで、以前は何も置けなかったコンセントの上に新たなスペースが生まれます。
この新たに得られたスペースは、小物を置くのに大変便利です。
さらに、スマートフォンやワイヤレスイヤホン、モバイルWi-Fiの充電ステーションとしても使用することができます。
多くのデバイスを充電する必要がある人々にとって、これは地味ながらも大変便利で喜ばれる特徴となるでしょう。
どのケーブルボックスを避けるべきか?
避けるべきケーブルボックスとは、現在使用中の充電器や電源タップと互換性のないものです。
私は以前、ニトリの製品を手に入れましたが、私のニーズに合わなかったため、購入後一度も使用していません。
私の失敗体験を元に、ケーブルボックス選びのポイントをご紹介します。
内部の高さが不足しているもの
大型USB充電器を電源タップに接続している方は、内部の高さが13センチ以上の収納箱を選択することをお勧めします。
充電器が大きい場合、収納箱の内部が低すぎると、充電器が干渉し、蓋が閉じなくなる可能性があります。
さらに、充電器自体が干渉しなくても、接続されたケーブルの根元が蓋に接触することがあります。
このような状況では、蓋がケーブルに接触している状態で無理に蓋を閉じると、ケーブルの根元が曲がり、ケーブルの寿命を短くする可能性があります。
私が以前に購入した製品では、収納箱の内部の高さが約10センチしかなく、ケーブルの根元が蓋に接触し、蓋が閉じなかった経験があります。
私と同じように使用する方は、収納箱の内部の高さが13センチ以上あるものを選べば、ケーブルが蓋に接触せずに収まるでしょう。
大型のUSB充電器を使用する場合は、電源タップと充電器に接続したケーブルの根元までの高さを正確に測定することを忘れないでください。
電源タップの取り扱いが困難な場合
スイッチ機能が付いている電源タップをお使いの方は、カバーを開けることなくスイッチを操作できるタイプを選択することをお勧めします。
私が手に入れた製品は、本体からカバーが取り外せるタイプです。
このタイプの場合、スイッチを操作するたびにカバーを開ける必要があるため、その動作が煩わしく感じるかもしれません。
一方、ケーブルボックスには、カバーと本体が一体化しているタイプもあります。
この一体型のタイプは、カバーが開閉式になっているため、電源タップのスイッチを頻繁に操作する方でもストレスフリーで使用できます。
ボックスの前面に外部からスイッチを押すことができる窓が設けられている製品もあります。
カバーを開けずに窓から指を入れてスイッチを操作できるため、一見便利に見えますが、操作性はあまり良くありません。
スイッチが側面に配置されている電源タップの場合、窓から指を入れてスイッチを押すと、電源タップが奥に移動してうまく押せないことがあります。
電源タップの使いやすさは、ケーブルボックスのデザインと同様に、スイッチの配置も重要な要素となります。