カメムシは変わった形と匂いの虫ですよね。
体は六角形で、あの臭い!
刺激されると悪臭を出し、植物や動物の汁を吸うのが夏によく見る害虫です。
肌についたら炎症を起こしたり、植物の汁を吸うと作物にダメージを与えることもあります。
野菜を庭やベランダで育てるとき、困るのが害虫。カメムシは特に、いろんな野菜にダメージを与えます。
カメムシは農作物の実や葉に細い口を突き刺して、栄養を吸い取ったり、農作物の成長を妨げたりします。
カメムシが好きな野菜は、ジャガイモ、ピーマン、パプリカ、トマト、ナス、枝豆、人参、オクラなどです。
カメムシの駆除には以下の方法があります。
・捕獲する
・殺虫剤をまく
・捕獲器を置く
・住む場所をなくす
でも、コーヒーを使った駆除方法も効果があります。
カメムシ捕まえる方法
農作物をたくさん植えている場合は無理かもしれませんが、小さな農場やベランダ、家庭菜園などの場合には、それなりに効果があります。
カメムシを退治するときには、手で掴むと臭い液を出すので、箸でそっとつまんだり、やさしく押してビニール袋や空き瓶などに入れるようにします。
防虫ネットをかける
ネットをかけてカメムシを物理的に農作物から遠ざける方法です。
カメムシは飛んできたり、地面を歩いて農作物に近づいてきたりします。
地面だけでなく、他の部分にも、隙間がないように防虫ネットや寒冷紗(かんれいしゃ)を使うといいです。
カメムシは種類によっては、小さいものもいるので、網目が細かいネットを選びましょう。
他にもカメムシが出たときに使えるのがベニカ水溶剤などの農薬ですが、農薬はなるべく使いたくないという方には、家にあるコーヒーをまく方法があります。
コーヒーでカメムシを退治できる
カメムシを退治するのに使うコーヒーは、普段飲んでいるコーヒーで大丈夫です。
インスタントコーヒーでも、ドリップコーヒーでも、缶コーヒーでも、どんなコーヒーでも使えます。ただし、缶コーヒーは量に対して値段が高いので、あまりお勧めできません。
コーヒーを入れるときには、普通に飲むよりも、少し濃く入れるほうが効果が高いです。
スプレー容器や霧吹きなどにコーヒーを入れます。
コーヒーをまくときには、葉の表面と裏面の両方にかけます。
できれば毎日かけるのがいいですが、2日に1回でも大丈夫です。
2週間ぐらいすると、効果が出てきます。
農薬を使いたくないという方は、試してみてください。
カメムシ駆除にコーヒーが効果的な理由
コーヒーにはカフェインと苦みというカメムシが嫌う成分が入っているので、効果的に駆除できます。
カフェインはカメムシの神経に働きかけて、麻痺や息の根を止めます。
そしてカメムシは苦いものが嫌いなので、コーヒーの苦みがカメムシを遠ざける効果があります。
コーヒーでカメムシを退治する方法
カメムシをコーヒーで退治するには、次の3つの方法があります。
・コーヒー粉をまく
・コーヒーを吹きかける
・コーヒーカスをおく
コーヒー粉をまく
コーヒー粉をカメムシの出没する場所にまきます。
カメムシはコーヒー粉を口にすると、カフェインの作用で動けなくなって死にます。
コーヒーを吹きかける
コーヒーを水で薄めて吹きかけます。
カメムシにコーヒーを吹きかけると、カフェインとコーヒーの苦さで退治できます。
コーヒーをスプレーボトルや霧吹きなどに入れて、カメムシの出没する場所に吹きかけます。
コーヒーをまくときは、葉の上と下の両方にまきましょう。
コーヒーカスを使う
コーヒーカスをカメムシがくる場所におきます。
カメムシはコーヒーカスを口にすると、カフェインの作用で動けなくなって死にます。